働く女性 人間関係 悩みやストレスから抜け出す カウンセリングなら /自分関係® 臨床心理士 高橋雅美

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第94話:「あるべきリーダー像」にしばられ窮屈ではありませんか

2016.06.04

自分関係®カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

最近、組織におけるリーダーとは、「課長とその部下」のように権限が
はっきりしている上司がリーダーとなる構造ではなく、プロジェクト
を成功させるためのプロジェクトリーダーという存在も増えています。

例えば、プロジェクトのために様々な部署からメンバーが集められ、
その中にリーダーが存在するという構造に変わってきています。
実際、私自身も会社員時代、プロジェクトリーダーを経験しました。

このプロジェクトリーダーの難しさは、様々な部署から集められた
メンバーと協働することで、メンバーの経験や立場がバラバラで
あるということでしょうか。

プロジェクトリーダーとなったA子さんの悩みは、メンバーを引っ張って
いく「強いリーダー」にはなれないとわかっていたことです。ゴールを共有
してチームとして成果をあげるために自分のやるべきことに悩んでいました。

最近では女性を管理職やリーダー職に抜擢する企業も増えつつある中、
リーダー像に悩む方もいらっしゃいます。特にÁ子さんは、心理的な抵抗
を持っていました。

つまり、出る杭は打たれると思っているというか、積極的になれないのです。
以前、とても厳しい上司のもとで働いたことがあるのですが、なんか萎縮して
しまっていつも緊張していたともおっしゃいます。

強くて厳しいリーダーになることに心理的抵抗があるというわけです。そして
どちらかというと、縁の下の力持ちではないけど、メンバーの能力が活かせるに
環境を調整したり、やる気がおきるようサポートするタイプだと続けます。

A子さんにとっては、それは自分が描いている「あるべきリーダー像」では
ないようです。ですが、あるべき像に囚われることなく、A子さんらしい
「リーダー」になればいいのです。得意なことで勝負するのです。

ところがA子さん、それでは、メンバーに「なめられるんではないか?」
って考えてしまうというのですね。結局、プロジェクトリーダーを任され
た自分にまだ自信が持てずに、まわりの目を気にしすぎているみたいです。

カウンセリングでお伝えしたことは、 「リーダーは強くなければならない、
そしてなめられてはいけない」という考えが強くあるようですね。
でもそれは「自分らしくない」ことにも気が付いているのですよねということ。

さらに実際そのような上司のもとで働いていた時、常に緊張して萎縮していた
当時のことを思い出してもらいました。A子さんにとっては、辛い経験だった
ことを思い出してもらったのです。

カウンセリングを続ける中でA子さんは、リーダーの理想像がありながら、
それが辛いと感じる部下がいるということも自分自身が身を持って体験している。
ならば、力を抜いて自分らしいやり方を貫いた方が良いと気づかれていきます。

メンバーがその気になって頑張ってもらえるようフォローするのがA子さんの
「自分スタイル」なのです。そして実はA子さん、子育ての真っ最中なんです。
職場でも「部下を育む」というスタイルを自分スタイルに決めたのでした。

さて、あなたは自分らしいスタイルで仕事をしていますか。もちろん組織の
中では時には折り合うことも必要です。その中で、それぞれの強みが発揮で
ることが環境を作ることも重要なリーダーの仕事なのです。

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは
異なった形で書いております。何卒ご了承ください。>

まとめ
「○○であるべき」という考えを手放して「自分らしく」始めてみる

第93話:職場の同僚に妬まれた時の処方箋。自分を○○にする方法

2016.05.28

自分関係®カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

女性がリーダー職、管理職を任されるようになり、よく相談でうかがうのは、
同期入社の仲間の態度が、これまでとは違ってきて戸惑ってしまうという話
です。特に、仕事自体はそこそこ上手くいっている時に感じるようです。

「無視されたり、意地悪されているように感じる」。実は40代以降の大人の
女性からの相談で、同じようなお悩みが比較的多いのです。相手に
どんな事情であるにせよ、「妬み」ではないか?と思われる内容です。

管理職に抜擢された女性の仕事が上手くいっている時というのも、なんらか
関係がありそうです。つまり、一人だけが社内で脚光を浴びているように感じ
てしまうのです。これまで同期で足並み揃えて頑張ってきたのですからね。

さらに、アラフォー世代より上の40代以上にもなると、将来、社内でどんな
ポジションに行けるか行けないかそんな可能性が見えてきて、余計複雑な
心境になるのだと思います。

そんな時、相手の態度は気にしないのが一番なのですが、 気にしない、
気にしないと思っても気になってしまうもの。ですからそんな時は、逆に
「気にしていいんだ」って思えばいいのです。

でもその「気に仕方」を変えたいですよね。でないと、気分が良くないです
からね。また残念ながら、そういう方と今、仲良くやっていくのは難しいと
思います。なぜなら、相手にもそうする理由があるからです。

それが嫉妬のようなものである場合はなおさらです。そこは、すっぱり割り
切ってしまいましょう。特にこれまで一緒に頑張ってきた仲間でもありますが、
職場は仲良しの仲間を作るところではありません。

「私は被害者。」という意識も変えましょう。そうでないと、相手が変わらない
限りこの「可愛そうな私」は救われないと思ってしまうからです。実はこれって、
相手が主役になっていることと同じですよね。

なので、そのような場合、「自分は被害者で可愛そうな存在である」という
見方を変える必要があります。それを「リフレーミング」いうのです。ある
出来事について全く別の見方をしてみるということなのです。

例えば、「相手には相手の感じ方、考え方がある。それは自由。でもそのことで
私は傷つかない。」ですとか、「私は今、この仕事にしっかり取り組みたい。
相手の言動に振り回されない。私には他にも味方がいる。」などでしょうか。

その言葉を、毎日取り入れ、例えば朝、鏡に映った自分に「宣言する」など
習慣化すると良いでしょう。自分が主役、相手は脇役という意識改革を毎日
行うのです。

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは
異なった形で書いております。何卒ご了承ください。>

まとめ
被害者意識を捨て「自分が主役である」とリフレーミングで見方を変える

 

第92話:部下にパワハラと言われないか?叱り方に悩んだらコレ!

2016.05.21

自分関係®カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

部下を褒めて育てるという風潮の中、逆に叱るというのが難しく
なってきています。ですが、叱るのは、怒るのとは別。相手の
成長を願って、行動を変えてもらうために指導することなのです。

ですが、上から目線の物言いは「パワハラではないか?」などと
言われることもあり、叱る、指導する時の伝え方に気を使う管理職は
多いと感じています。

もちろん、普段から信頼関係が十分にあれば問題ありませんが、
叱ることを「人格を否定された」と勘違いされてしまっては、
こちらも萎縮してしまいますね。

一方で、言われた方も最近は「あれはパワハラだと思う」という
相談も増えてきているという印象を持っています。何か自分が
ミスをしてしまい、一度上司から注意された・・・・

それがパワハラだというのです。確かに言われた部下の方の
言い分を聞いていると、上司がかなり感情的になり、ビジネス
の場では不適切な発言をしていることもあります。

ですが、本来は、管理職が、部下を叱る、指導する理由は、
先にも書いた通りで「相手に行動を見直し、変えてほしい」から
ですよね。

そのゴールを目指すのであれば、まずあなたがするべきことは、
相手の行動に対して自分がどのように感じているかという「感情」
を伝えることです。

「困っている」「残念に感じている」などの自分の感情です。
次に、具体的な「行動」を伝えます。「だから、○○のようにして
欲しい」と依頼するのです。

最後に、相手が納得し受け入れてくれたら、感謝を伝えます。
「わかってくれて有難う。」と。あるいは、相手を勇気づける言葉でも
良いでしょう。

「あなたのことだから、出来ると信じていますよ。」というような
言葉がけをするのです。この最後の言葉がけが信頼関係構築のため
に必要な言葉がけです。

1. 自分がどのように感じているか「感情」を伝える
2. 具体的にこのように行動を変えてほしいなどと依頼する
3. 感謝を伝える、あるいは勇気づけの言葉がけをする
この3つのステップが大切なのです。

実は、これらは、アサーシションという伝え方に基づき、筆者が
セミナーやカウンセリングでお伝えしている方法です。言いたいことも
言うけど、相手にも配慮するという伝え方です。

逆にNGなのは、頭ごなしに否定する、相手の言い分を全く聞かずに
一方的に命令口調で責めたてる、相手が変わって当然という態度で
伝える、攻撃的な伝え方です。

攻撃的な伝え方は、一時的に部下が言うことをきいたとしても、
信頼関係を築くことは難しいでしょう。そして、いつ、パワハラだ
と言われるかもしれませんので、ご用心を!

まとめ
部下を叱る時に必要なのはゴール設定。上から目線の暴言にご注意!

第91話:非日常を作りストレス対処!○○動作から始めるコツ

2016.05.14

自分関係®カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

忙しいという字は、心を亡くすと書きます。普段、私たちは、この
「忙しい」という言葉を容易に使って日々を送っています。
現代社会においてそれは仕方のないことかもしれません。

確かにするべきことが多いし、情報はどんどん入ってきて目まぐるしく
状況も変わってしまうのです。一日が終わる頃になって、やっと
一息つけるということもあるでしょう。

実は、会社員勤めをしていた頃の私は、いつもワサワサとしていたの
ですね。特に、歩く速度が速い速い!オフィスの廊下で前を歩いて
いる方を追い越してしまうこともしばしば。

なので、そんな私をよく知っていた方は、私が後ろを歩いていると、
サッと脇によけて、道を作ってくれたこともありました(苦笑)
本当に、いつもいつも自分で忙しくしていたんですね。

というのは歩く速度が速いというのは呼吸も早くなっていたということ。
ですから、落ち着いて仕事に取組みというより、席に戻ると、ハーっと
大きなため息!ついて次の仕事に取り掛かる、そんな日々でした。

なので、普段はじっくりと味わう楽しみを忘れてしまっているようでした。
味わうというのは味覚だけではありません。
五感を使って、しみじみ味わうという意味です。

現在、私は急いで歩くこともなくなり、逆に企業研修などで、ストレス対処法に
ついてその必要性と重要性をお伝えしています。その中であえて「ゆっくりと
した動作を行う」ことも、緊張がほぐれストレス対処法になるとお伝えしています。

例えば、朝起きたらコップ一杯の水を飲むですとか、お風呂上りにビールを
飲むような時、その動作をゆっくり行ってみてください。飲んだ水やビールが
喉を通っていく感じや、その味を「どんな感じかな?」と味わってみるのです。

いつも同じことを続けていると、動作も無意識になり、味わうも何もあまり
感じなくなってしまいます。だからこそ、普段無意識にやってしまう動作を
ゆっくり行うのです。そして、五感を使って味わってみるのです。

オフィスでは、なかなか動作をゆっくりすることは難しいかもしれません。
であれば、通勤など毎日歩いている道を、いつもよりかなりスピードを落として
歩いてみてはどうでしょう。

季節の移り変わりが目に入ったり、寒さや暑さを肌で感じることができる
はずです。また、いつもより早めに家を出て、途中、目に入ったカフェで
ゆっくりコーヒーを飲んでから出勤する。

いつもの近道ではなく、ちょっとしたまわり道をしてみるなどもお勧めです。
またはいつもと違う電車に乗って帰ってみる。その時、あなたの五感は何を
どのように感じるでしょうか。

このように考えると、いつもと同じ日常を、ゆっくり動く、五感で味わうという
ほんの少しの工夫で「非日常」にできる工夫はたくさんありますね。たまには
「非日常」を演出してみるのも、ストレス対処には有効なのです。

まとめ
ゆっくり動く、五感で味わうことを取り入れストレス対処を!

第90話:現在の仕事を続ける?辞める?まずは○○から始めよう!

2016.05.07

自分関係®カウンセラー(臨床心理士)、
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

先日、キャリアコンサルティングをさせていただく中で、あらためて
感じたことを綴ってみます。環境が変わって、はりきって仕事をしている方、
あるいは逆に新しい環境に慣れるのに必死で、ココロの余裕がない方。

そんな時はぜひ一度考えてもらいたいことがあります。というのは、
現在の仕事を冷静に考えた時、この仕事をずっと継続していくのか
あるいは、ある時点でキャリアシフトをするのかということ。

これは新人社会人だけではなく、キャリアを積んで管理職を目指している
方、管理職としてのキャリアの先を考えている方、第二の人生を考えて
いる方、全ての方に関わることです。

今関わっている仕事が楽しくてやりがいが感じられる
という方は、その仕事のどんなところが楽しいと感じるのか、
どうしてやりがいを感じるのか、言葉にしてみましょう。

例えば自ら企画を考えるのが楽しい、仲間と共に協力しあうのが楽しい、
この製品を本当に望んでいる人に届けられる仕事にやりがいを感じる。
その仕事のどんな側面にワクワクしているのでしょうね?

いつかキャリアを変えていきたいと考えているあなた。それならば
どんな仕事という業種ではなく自分はどんなことを仕事にしていたら
ワクワクするのかを考えてみましょう。

困っている人にアドバイスができるような仕事につきたい、環境にやさしい
ビジネスに携わりたい、とにかく人と接する仕事がしたい。仕事の業種に
こだわらず、自由に書き出してみましょう。

言葉にしたもの、書き出したもの、それはあなたがワクワクする
リストですね。それを見ながら、もっとワクワクするために、
自分でどんなことができるのか考えてみましょう。

ここで大切なのは、自分でやれること、変えられることに
焦点をあわせていくことです。職場や組織全体に関わるような
ことにエネルギーを注ぐことはこの時点ではお勧めしません。

この時に、自分で制限をつけないことが大切です。
やったことがないから、これからでは無理。
気持ちはあるけど、やろうとしたら時間も人脈もない・・・

私たちって、「ない」「持っていない」ことに目を向けてしまう
ことがありますが、そこにとどまっている限りは何も進みませんね。
時間も人脈もなければ、これから作るのです。

もし、あなたが大きなキャリアシフトを考えているならば、
例えば私のように会社員からメンタルヘルスの専門家になるような
場合、時間をかけることも必要です。

いかに準備を進めるかということですね。だとすれば、その準備を
あきらめずにコツコツと続けるために、余計にワクワクリストが、
重要になってきます。

実は最近30代後半から40代の女性とのキャリアコンサルティングでは、
大きなキャリアシフトのお悩み相談が続きました。彼女たちはこれまで
責任ある仕事をやってきたので、ワクワクを考える時間がなかったのです。

ですが、あらためて、どんなことにワクワクするのかを聞いてみると
どんどんと溢れてくるのです。この時に「どんな仕事をしたいの?」では
なく、「どんなことにワクワクするの?」と聞くのもコツですね。

さて、あなたは、どんなことにワクワクしますか?そのワクワクを仕事に
するために何ができそうですか?すぐにでも作ってみてくださいね。
そしてまわりにワクワクを伝えてみましょう。きっと実現が加速します。

まとめ
あなたのワクワクリストがキャリアを考える基本になります

第89話: 悩みの解決法を他人任せにしない!それが解決への近道

2016.04.30

自分関係®カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

カウンセリングって、メンタルになんらかの不調がある人が受ける
ものなんですよね?という質問、実はわりとあるんですね。
悩みがある時、不調の時に受けるものという誤解です。

実際、あまり不調がある場合はカウンセリングは不適切なんです。
カウンセリングでは、たいてい50分~60分の間、カウンセラー
に対して話をすることになるわけです。

実はそれってかなりのエネルギーが必要なんですね。なので
体調が不安定な方には負担が大きすぎるのです。だから、
体調も比較的安定していることが大切なんです。

さらに、自分の悩みに向き合える準備の整った方、悩み解決の
ための力がある方に向いているんです。といってもカウンセラー
がアドバイスすることはあまりありません。

一緒に解決法を考えたり、悩んだりすることはありますが、一方的に
解決法を示して「こうすれば大丈夫ですよ」とアドバイスをするもの
ではないんですね。

ただ気持ちの切り替えかた、例えば前向きに考えるヒントが欲しい、
とか、モヤモヤの気持ちの整理がしたいという方には、そのお手伝い
をしたりヒントをお伝えすることはあります。

先日のご相談は、職場の人間関係で悩んでいるHさん。彼女は
最初から「どうしたらいいのでしょうか?解決策を教えてほしい。」
という感じてカウンセラーに依存的な態度がある方だったのです。

そのHさんの誰かに頼ってしまう、それが裏切られたと感じると
一転して被害者意識を持ってしまうという考え方や行動のパターン
がそもそも人間関係を難しくしていたのです。

ですが、最初にそれをお伝えしたところで「そうですね、わかりました。」
を受け取れないわけです。なので、最初はいったいどんなことが
起こっているのか丁寧に聞きとりをしていきました。

次にどんなことに困っているのか、悩んでいるのかをうかがって
いくと、今回Hさんに降りかかった出来事は、確かに不運だった
というか残念な体験だったということがわかってきました。

職場のストレスが原因でうつ状態になっていた同僚の方に、一方的に
悪者にされてしまったようなんですね。同僚の方は、治療はしていた
のですが、心の状態が不安定だったのでしょう。

Hさんのことをある時から急に無視しはじめ、会話もしなくなった
とのこと。Hさんをまるで悪者扱いしたそうなんですね。
その結果、Hさんから離れていった同僚もいたそうです。

Hさんは、興奮気味に「どうしたらいいのでしょうか?」と
カウンセリングに来られたのでした。Hさんがどうしたいのか?
を聞いていくと、返ってきた答えは・・

同僚とは今後距離を置き、親しくつきあうつもりはない
離れていった同僚たちにも未練はない
というのです。すでに自分の中で答えが出ていたのですね。

ですが、モヤモヤした気持ち、くやしさ、悲しさという感情を
処理しきれなかったようなのです。確かに自分ひとりで考えて
いても堂々めぐりしてしまうことはありますよね。

カウンセリングを通じて二人で出した答えがこれ。
まずは溢れだす気持ちは否定しないこと。辛い時は信頼できる
誰かに聴いてもらうこと。どうして?という理由や原因探しは
しないこと。

そして、最後に、この出来事から得たことなど、何かポジティブな
ものを見つける努力をしてみることの3つでした。Hさん、
今回は解決法を誰かに依存するのではなく、自分でも考えたのです。

カウンセリングでは、そのHさんの問題解決できる力を信じて
少しだけお手伝いしたのでした。その後のHさんは、これまで
距離があった別の同僚の良さに気づけた様子です。

解決法を他人任せにするのではなく、また起きた出来事をマイナス
の方からだけ受け取るのではなく、何かプラスの方から見てみる
と意識と行動を変えたのが良かったみたいです。

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは
異なった形で書いております。何卒ご了承ください。>

まとめ
カウンセリングは問題解決の力がある人の役に立つ。
出来事をプラスの方からみるという工夫もしてみよう!

第88話: 職場のイライラがお子さんに向いてしまう時の処方箋

2016.04.23

自分関係®カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

働く女性にとって、仕事と子育ての両立というのは永遠のテーマ
なのかもしれません。お子さんが成長するにつれて、親としての
関わりも変わってきますし、個々のお子さんの個性もあります。

Eさんは、最近、職場が異動になり、新しい仕事、新しい人間関係
に慣れるために、これまで以上に仕事に向き合っていました。同時に
小学3年生のお子さんへの関わり方についても悩んでいます。

お子さんは、とても元気なんですが、時に、「何々がしたい!」
という衝動が抑えられなくなることがあります。そのため、学校でも
順番待ちが出来ずに割り込んでしまうのです。

なので、お友達との関係もよくありません。Eさんは、そんな
お子さんにイライラしてしまい、つい大きな声で叱りつけてしまう
のだそうです。

お子さんの態度について詳細をうかがっていくと、確かに普段から
自分の気持ちばかりを優先してしまう、そのためまわりから理解され
ずにますます孤立してしまうということがおこっていました。

このような場合、カウンセリングでは、相談者のEさん、つまり
お母さんだけではなく、お子さんの状態についても聞き取りを
します。

そして学校担任、スクールカウンセラー、あるいは小児科医師など
外部とのサポート資源を探るようなこともいたしますが、Eさんの
心の安定とお子さんへの関わり方を中心に進めることにしました。

さて、Eさん、同時期に職場の異動が重なり、そもそも普段に比べ
自分の心の容量が狭くなってきていました。つまり余裕がなかった
というわけです。

そこにお子さんが問題を持ち込んでくるのですから、ついついイラ
イラして、子どもを責めてしまう。そしてその後、そんな態度を
とった自分自身も責めてしまっていました。

このような時、イライラの気持ちを否定する必要はありません。
逆に、「そういう気持ちにもなるよね」と肯定してしまって良いの
です。いつも完璧で冷静でいられるはずがありません。

Eさんは筆者と話すことで、自分に起こっていること、そして
お子さんの特性についてじっくりと理解することができたのです。
イライラの理由がわかると少しラクになるものです。

次にそのイライラにどう対処するのかを一緒に考えました。
否定する必要はありませんが、そのままお子さんに向けてしまって
もお子さんはますますパニックになるだけです。

では、どうしたらよいのでしょうか。イライラは誰かに向けるので
はなく、他の方法で解消しましょう。方法は個々人違いますが、
気分転換ができるようなことを普段から見つけておくのです。

気持ちが少し落ち着いたら、お子さんに話しかけてみます。
その際、これまでお子さんとの会話が上手くいった状況を思い
出して、同じように話しかけてみるのです。

Eさんの場合は、「その時、お友達はどんな気分だったのだろうね。
○○ちゃんが、そんなことされたらどんな風に感じる?」などと
丁寧に聞いていくのが良いのだとか。

お子さんは、自分の気持ちにも気づいて、Eさんと落ち着いて
会話が出来るのだそうです。親が落ち着いて対処すると、子どもも
だんだんと落ち着いてくるのですね。

さらに、普段からお子さんとの会話では、まずお子さんの良かった
こと、出来ていることを褒めて認めること。その次に、今度は
ここを直してみようねと話しかけることが効果的です。

カウンセリングの後、Eさんはすっかり落ち着きを取り戻し、
必要以上に自分を責めずに、お子さんへの声掛け、関わり方を
工夫してみることにしました。

さて、今回はEさんとお子さんのケースを通じて、イライラ
させられる相手との関わり方、自分のイライラ感情との付き
合い方をお伝えしました。職場でも応用してみてくださいね。

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは
異なった形で書いております。何卒ご了承ください。>

まとめ
イライラさせられる相手には、イライラしたまま関わらない!

第87話: 悩みが重なりすべきことが山積みに!○○から始めよう

2016.04.16

Jさんは3か月間に職場が異動になり、少しずつ新しい職場に慣れて
きてはいるものの、これまで相当頑張ってきたので、少し疲れが
出てきているようです。

そんなJさん。これまではいかに職場に慣れていくか、新しい仕事を
こなしていくかが課題だったのですが、最近のお悩みは夫のこと、子
どものことなど家族のことが増えてきています。

具体的には、今度は夫が出向になってしまったのですね。そして
出向先の人間関係や仕事内容になかなか溶け込めず、最近は気持ちが
落ち込んでいるのだとか。食欲もなく心配です。

お子さんの方は、これまでテニス部で活躍してきたのですが、怪我が
きっかけで試合に出してもらえなくなってしまったのです。そのため、
家でもイライラしがちで時には大声を出したり暴れてしまうのだとか。

話をじっくりと聴けば聴くほど、Jさんの辛さ、大変さが伝わってきます。
自分のほうが一段落ついていたため、Jさんはここ1ヶ月くらい家族を
優先してサポートしてきたのですね。

これが疲れと重なったようです。Jさんの体調はどんどん不安定になり、
眠れない、食べれない、人に会いたくないなどの症状が出てきてしまい
ました。

これはもう立派なストレス反応、つまり不適応の状態ですね。Jさんは
どう対応したらよいのか、何をすべきなのか、まったくわからなくなって
しまったのです。

この何をすればよいのかわからない、優先順位がつけられない・・・と
いうのもJさんの症状のひとつであるとも言えます。それだけいっぱい
いっぱいの状態で、頭もまわらなくなっているのでしょう。

さて、このような場合、Jさんはどうすればいいのでしょうか?
もしあなたがJさんのような方が身近にいて困っているとしたら
なんて答えますか。

夫にはこうしてああして、お子さんのことはこんな風に対処
してみたら?というアドバイスは実はあまり役に立たないのです。
まずすべきことはJさんの心身の安定を図ること。

これがないと、問題に対処するのが難しくなりますよね。そして
或る程度落ち着いていて心身ともに元気になったら、具体的に
アドバイスをしてあげればよいのです。

あなたが自分のこと、家族のことで心身の疲れがたまってしまい、
不調の中、どう対応したらよいのか頭がまわらなくなってしまったら、
まずはご自分を安定させることがカギ!と覚えておいてくださいね。

なんだ、そう言われればそうだよねと思った方もいることでしょう。
ところが不調が重なると、そういうことさえ見失ってしまうもの
なのです。

Jさんはカウンセリングを通じで、ようやく自分の心身の状態を冷静に
把握することができ、優先順位をつけることが出来たのです。

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは
異なった形で書いております。何卒ご了承ください。>

まとめ
優先順位がわからないほど追い詰められたら、まずは自分の心身の安定を!

第86話: ネガティブ感情に囚われない!「事実」と「感情」の分け方

2016.04.09

社会人になり20年近く。40代ともなると、これまでの成功体験から、
自分の仕事のやり方に対する自信もでき、自分なりの仕事の進め方な
ど「個人のスタイル」というのが確立されますよね。

そのスタイルが認められ評価され、リーダー職、管理職として活躍
されている方もいらっしゃると思います。一方で、自分のスタイルと
違う同僚や部下がいることもありますよね。

そんな時、自分とタイプの違う部下に対して、また自分と異なるスタ
イルをもつ部下に対して、あまり好ましくない感情を抱いてしまう
ことはありませんか。

そんな時は、「相手のスタイル」が認められず感情に囚われている状態
なのです。例えば、任された業務を6割ぐらい仕上げた段階で上司に
確認し、残りの4割を仕上げていくという方法が「あなたのスタイル」。

逆にあなたの部下は、とにかく自分で何でも考えて進めていきたいタイプで、
9割ぐらいを締切ぎりぎりまでかけて仕上げてくるタイプだとします。そんな
部下が9割がた仕上げてきた資料を持ってあなたに相談しに来ました。

そんな時、「イライラする」などと感情がフツフツと湧いてきませんか?
なんで9割も仕上げてから相談に来るのだろう?もっと前の段階で相談
して欲しい。資料を見る前に、仕事の仕方に対してイライラ・・・

そんな時にお薦めなのが、「事実」とあなたの心の中に湧き上がってきた
「感情」を分けて捉えること。「自分と仕事の進め方のスタイルの違う部下
がいる」というのが「事実」です。

次に湧き上がってくる「感情」ですが、これは「自分と違うスタイルだから
やりにくくてイライラする」「部下がアドバイスを受け付けないことに腹が
たつ」などですね。

この「感情」の部分はネガティブ感情でもかまいません。自分の感情は
否定せずに受け取りましょう。ネガティブな感情を持ってはいけない、出して
はいけないと思うと、溜まってしまいある時爆発するものです。

なので、「事実」に対して他の「捉え方」ができないかどうか考えてみましょう。
やりにくい、受け付けないという捉え方ではなく、自分で出来るように
精一杯工夫しているようだなどと捉えてみるのです。

少し「感情」が変わってきませんか。相手の性格は変えられませんか、ある
事実に対して、どんな感情を持つか、どう捉えるかはあなたが選択して決める
ことができます。

先ほど、ネガティブ感情は否定しなくてもいいとお伝えしました。ですが、
長い間、ネガティブ感情を持っているというのも、エネルギーを消耗します。
そのために何ができるか。

別の感情になれるような考え方や捉え方がないかどうか吟味してみて
ください。ネガティブ感情に囚われない人になるためにあなたができる
ことの1つです。

そのためにも「事実」と「感情」を分けて考えてみること。そして、変えられ
ない「事実」を変えようとするのではなく、その「事実」のとらえ方を変え
ることで、結果的に「感情」を変えるのです。

まとめ
「事実」と「感情」を分けて考え、変えることができることに集中しよう

第85話: 会社を辞めて起業したい!夢の実現を阻むものの正体とは

2016.04.02

新しい環境、新しい人間関係、新しい生活・・・私たちの生活には
様々な節目があり、その時に変化を求められることもあります。
学生時代は毎年新学年、新学期という節目があったようにです。

ですが、社会人になると、毎年同じ時期に節目を迎えるという
方はあまり多くないのではないでしょうか。そのため、逆に
いよいよ「変化」を迎えることになると、ストレスを感じます。

期待や不安だけではなくプレッシャーなどもあるかもしれません。
特に年齢を重ね、キャリアを積んだアラフォー以上の方の場合は、
これまでのやり方を変えることに相当の抵抗を感じることでしょう。

自ら望んだ「変化」であればまた気持ちの持ち様が変わるかもしれ
ませんが、そうではない時、「変化」を前に緊張や不安、さらには
やる気が出ないなどのお悩みを聞くことが多くなります。

Jさんは、だいぶ前から「起業」することを考えています。
現在お勤めの職場では残念ながらやりたいことが出来ないのだとか。
起業して自分の夢を実現したいという想いを熱く語られます。

Jさんは本気で「変化」を望んでいるように見えました。自ら
望んでいる「変化」なのですから、不安よりも期待の方が大きい
ようにも感じとれました。

こんなことも、あんなこともやってみたい。
自分は今後、こんな生活をしたい、
毎日、こんな気持ちで過ごしたい

と夢は大きく膨らみます。ところが・・・
いざ、その夢に向かって行動計画を作り実践していく段階になると
Jさんは動けなくなってしまうのでした。

やらない理由、できない理由が語られ、言い訳してしまうのですね。
その理由も、自分ができない理由というより、自分以外の人物や
出来事のせいにしてしまう傾向があるのです。

つまり、夢は夢だから美しくワクワクするわけで、Jさんは、その夢
を叶えようという「覚悟」がないのです。だから出来ない理由探しを
し、それを外に求めてしまうのです。

まるでJさんの夢は、Jさん以外の誰かさんが叶えてくれるかのよう
です。本当は、「自分で自分の夢を引き受けられない人に夢の実現は
不可能」なのです。今回Jさんにはそんなことを伝えてみました。

するとするどいJさんは、自分の行動のパターンに気が付いたようです。
そもそも会社を辞めたいと思った理由も、自分以外の誰かさんや出来事の
せいにしていたのでしょう。

次のカウンセリングまで、Jさんに「必ずやってきて欲しいこと」を
お伝えしました。Jさんが、ほんの少しでも起業に向けて「自ら行動」
できたのなら、それがほんの小さな第一歩でも夢の実現に近づくでしょう。

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは
異なった形で書いております。何卒ご了承ください。>

まとめ
本気で「変化」を起こそうする「覚悟」を持っていますか?

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