働く女性 人間関係 悩みやストレスから抜け出す カウンセリングなら /自分関係® 臨床心理士 高橋雅美

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第111話: 調子が悪そうな部下への声のかけ方は?よくある間違い。

2016.11.19

38歳で課長に抜擢されたHさん。管理職として認められようと日々
頑張っています。Hさんはそもそも人当たりがソフトでありながら、
決断力と実行力もあります。

得意なのは、部下の強みを引き出すことです!とはっきり言えるほ
ど。もちろんそのために、部下との対話をとても大切にしていると
いうわけです。

そのHさんの課に、先月から一人の女性社員が異動になってきま
した。実はその方、Lさんとしましょう。Lさんは、以前所属して
いた部署で、問題を起こしてしまって異動になった方でした。

問題というのは、社内の人間関係でした。Lさんはとてもこだわり
が強く、コミュニケーションにやや問題を抱えていました。そして
上手くいかないと、思考停止状態になってしまうのです。

Hさんは、Lさんの落ち込み具合を見て病気ではないかと疑い、
「最近、落ち込んでいるみたいだから、一度、心療内科に行って病気
ではないか医者に聞いてみたら?」とアドバイスしました。

結果は、このアドバイスが逆にLさんを刺激してしまったのです。
「自分は病気ではありません!病人扱いしないでください。」と
上司のHさんに詰め寄ってきたのです。

Hさんは、つい最近メンタルヘルス研修を受け、良かれと思って
言ったのに・・と悩んでいます。さて、このHさんのどこが間違い
だったのかわかりますか。

精神疾患は早期発見と早期治療が大切だから声をかけたことは
良かったのです。が、果たして、こういう声のかけかたで良かった
のでしょうか。

実は「病気ではないか」という発言が問題なんですね。Hさんは
医師ではありません。なので、厳密にはこの発言はふさわしくない
のです。

ではどう言ったらよかったのでしょうか?それは、上司として、
職場で思考停止になっていること、そして仕事に支障が出ていると
いうことだけをLさんに伝えれば良かったのですね。

病気という言葉を使わずに、「今、思考停止状態になって困って
いるよね。そして仕事にも影響が出ているよね。だったら一度
産業医に相談してみたら?」

などと伝えれば良かったのですね。あくまでも職場の上司として
職場でどんな点に支障が出ているかにだけ、焦点をあてるべき
なのです。病気かどうかは専門医がきちんと診断してくれます。

部下の不安定な様子を見て、医療受診を勧める時は、その声かけ
にも十分注意してくださいね。

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは異なった
形で書いております。何とぞご了承ください。>

まとめ
部下の不調を病気と決めつけない。まず仕事上の支障について
伝えること!

 
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第110話: 対話の主導権を得たければ「相手に○○させる」のが重要

2016.11.12

自分関係®カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

アラフォー世代真っ只中のKさん。女性が多い職場で、実はある専門職
についています。専門職になるために、これまで相当の勉強と経験を
積んできました。職場でもそのキャリアが十分に活かされています。

さて、3ヶ月ほど前に、Kさんの職場に先輩社員が異動になってき
ました。彼女はわりと我が強い性格で、自分の考えをはっきり言う、
仕事にも積極的な人でした。

こう言うと、大変良い人に聞こえますが、先輩はガツガツしていて、
出来ることは何でも自分の手柄にしたいと、普段から虎視眈々と狙
っているような人物だそうです。

Kさんにも当然、先輩風を吹かせ、時にはセクハラともパワハラと
も思える発言をするのだとか。そしてとうとう、Kさんがこれまで
築いてきた仕事を奪い取ろうという行動に出たというのです!

Kさんの上司が「来月から、今、Kさんに依頼している仕事を、彼
女に任してみようと思う。」と言ってきたのだそう。Kさんは、
あっけにとられてしまい、上司に何も言えなかったのだとか。

その後、冷静になったKさん。どうにもこうにも怒りが収まりません。
先輩への激しい憤りと、上司の理不尽な発言に対して、制御不能な
状態になってしまいました。

丁度、その頃、カウンセリングでKさんと話をする機会があったの
ですが、ハラスメントに関しては、以下のようにお伝えしました。

セクハラ発言については、1回であってもKさんが不快な思いをし
たのであれば、本人に言うことはもちろん、それが出来なければ、
職場のハラスメント窓口に伝えるべきでしょう。さもないとエスカ
レートしていく可能性があります。

今、セクハラというは何も異性間だけのことでありません。同性間
でも起こり得ることなのです。先輩はKさんと夫との関係について、
不快と感じる、一方的な決めつけた発言をしていたのでした。

パワハラについては、「仕事を奪おうとしている」というのは、Kさ
んの主観ではないことをわかってもらうために、もっと客観的事実
を積み重ねていく必要があります。

カウンセリングでひとしきり感情を吐き出したKさん。気持ちが軽
くなり、以前より冷静になることができました。そして、まず上司
の真意をはかるため、Kさんは冷静に上司と面談することに。

その時の上司の発言をきちんとメモにすること。さらに、感情に任
せてその上司に怒りをぶつけないことを確認。Kさんが怒りで応酬
してしまうと、「だから君には任せられないんだ。」

と言われてしまうかもしれません。こんな時こそ冷静な態度が最も
重要なんですね。「どうして自分が外されるのか」という判断に対し
て、その理由を冷静に尋ねることにしました。そして、もう一点、
大切なことがあります。

それは、Kさんがこの面談の主導権を握るために、「相手に語らせる」
こと。一見、全く反対に思えるかもしれませんが、ここでKさん
が一方的に自分の不平、不満を伝えるのはNG。

上司に、理由を、気持ちをとことん語ってもらうのです。Kさんは、
同意する必要はありません。「わかりました。」と言うのではなく、
「そう思っているのですね。」と言えばよいのです。

これは同意ではなく、相手がそう思っている、感じているというこ
を聞いていますよ、受け取っていますよというサイン。上司はKさ
んの態度に好意的な印象を持つはずです。

さて上司がなんと言ってくるかわかりませんが、カウンセリングで
今後の対応策について確認したことで、少し自信も取り戻したよう
です。

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは異なった
形で書いております。何とぞご了承ください。>

まとめ
対話の主導権を得たければ「相手に語らせる」のが重要と心得る

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第109話: 不平、不満を感じた時こそ、○○に気づくとラクになる!

2016.11.05

自分関係®カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

アラフォーママのFさん。彼女はフルタイムで仕事をしながら、3
才の娘さんの子育て中です。お子さんは普段は保育園に預けていま
す。

そもそもFさんは、とてもまわりの目や世間体に敏感な方で、自分
や子どもがどう思われているのだろうか、ということが何かと気に
なってしまうのです。

これは、Fさん自身の課題としてカウンセリングでも取り上げてい
ることです。いつもは職場での悩みが多いのですが、今回は保育園
の先生に関することで話をされました。

実はFさんのお子さんは、先生によると、保育園ではとても大人し
く、一人遊びをすることが多いのだそう。外で園児と一緒に遊ぶ
こともあるのですが、気が付くと一人遊びをしているとか。

そのことを先生がとても気にしていて、はっきりと言葉には出さな
くとも、自閉症傾向があるのではないかと考えているのだそうです。
Fさんにも、「いつもこんな感じなのですか?」と聞いてきます。

ところがFさん自身は、娘はとても活発で、土日など遊びにに行く
と何やらリーダーシップを発揮して、お友達と元気に駆け回ってい
るんだとか。つまり先生とは考え方が違うのですね。

ですが、先生の言動が気になってしまい、保育園から帰ると
お子さんに「どうして、お友達と遊ばないの?」などと、イライラ
して詰問してしまうのだそう。

カウンセリングでも、先生への不満、お子さんへの不満ばかりが口
をついて出てきます。そこで一番困っていることは何?と伺うと、
先生から言われたことが気になって子どもにイライラすることだと。

そうなると、これはFさん自身の問題、課題なんですね。先生を
変えるわけにはいきません。そもそも愚痴を言っていても、何も
変わりません。

それを指摘するとFさんは、ハッと気づかれたようです。「あ、
いつもの私のパターンですね。」と話されました。「では、自分の
考えと行動を変えるってことですよね。」と続けます。

そうなんです。Fさんのするべきことは、先生への不満を伝えるこ
とでも、お子さんを詰問することでもなく、自分の自信のない
不安な心と向き合うこと。

確かに保育園の先生は、お子さんのマイナス面ばかりとFさんに伝
える傾向があります。でも、普段の子どもの様子から、この子は大
丈夫!と思っているのなら、子どもを信じること。

もし本当にお子さんのことが気になるなら、専門家に診断してもら
えば良いことです。先生に面と向かって反論する必要もありません
が、心配してくれることに感謝をすることは出来るはず。

そして、お子さんにイライラしてしまうと感じた時は、子どもから
少し離れて一人になった時、深呼吸をするなど、気持ちを変えるこ
と。

たったそれだけのことですが、Fさんが、先生と子どもへの自分の
見方を変えれば良いのだと気づいたことで、スーっと楽になられ
ました。

これは、Fさんの悩みが自分の外、つまり先生や子どもにあるので
はなく、自分が先生の言動に振り回され子どもを信じられないこと
だという自分の内にあるのだと気づいたからこそなんですね。

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは異なった
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まとめ
相手に不平、不満を感じた時こそ、自分の心と向き合ってみよう

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第108話: 慣れない環境や仕事に戸惑った時、やるべき大切なこと!

2016.10.29

自分関係®カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

40代のDさんは、とある金融機関に勤めて20年以上になりました
た。その間、異動もだいぶ経験され、スキルアップも図っていらし
た努力家です。

今回の異動も、「これまでの経験を活かしていけば、きっと大丈夫」
とある意味、自信を持っていらっしゃいました。必要以上に不安に
考えたりせず、前向きなDさん。

事実をどう捉えるかで、気持ちが変わってくるということをカウン
セリングを通じて、すでに学んでいたのです。
ところが、今回の異動では、全くの畑違いの仕事に配属されました。

しかも異動先の支店で、その仕事のエキスパートは、30代になりた
てのKさんという男性社員。Dさんは、持ち前の明るさでKさんに
声をかけ、仕事を覚えようとしますが・・・

実は、このKさん。どちらかというと人付き合いが苦手で、Dさん
のように明るく接してくれる人さえ、脅えてしまうというか、
避けてしまうようなタイプだったのです。

そのため、Dさんは、異動後もなかなか仕事が覚えられず、しかも
これまでのキャリアが活かせないことで自信も失っていました。
いつものように気持ちを切り替えようとしても上手くいきません。

カウンセリングでも、普段のDさんとは思えないような、後ろ向き
の発言が続きました。こちらが対応策をいくつか伝えてみても、
「いえ、それは出来ません。」というネガティブは返答ばかり。

すっかり自信をなくしてしまっています。そこで、Dさんに、異動
前のセルフイメージを思い出してもらいました。自信に溢れ、笑顔
で前向きに行動していた頃を思い出してもらったのです。

これは、Dさんの中の「自分に対するセルフイメージ」の書き換え
です。今のDさんは、「仕事が出来ない、自信がない、若手社員と
コミュニケーションも満足にとれない・・」とナイナイづくし。

そのためDさんは、そんな低くなってしまったセルフイメージで
全ての出来事を見てしまう・・という色眼鏡をかけている状態な
んですね。

だから、その色眼鏡をはずしてもらいました。(もちろん、イメージ
の上ですよ!)本来の自分のイメージを思い出し、その頃の自分
のように物事を見て、行動してもらうようお伝えしました。

Dさんも、以前の自分のことをすっかり忘れていた!とのこと。
目の前に繰り広げられる出来事に、翻弄されていたのでしょうね。
仕事がわからない、若手社員に相手にされない・・・

のではなく、これまでのキャリアに自信を持ちながらも、それを
ひけらかすことなく謙虚に、若手社員に接するベテラン社員として
あえて振る舞ってもらうようにしたのです。

さて、その後のDさん。余裕が感じられたのか、単に慣れてきた
からなのか、仕事もだいぶこなせるようになり、なんといっても
若手男性社員から頼られ、信頼される存在になっていったのです。

相手の方も、そもそも人付き合いが苦手なのですから、「この年上
の先輩にどう話しかければいいのか、わからない。」と困惑していた
のだそう。

環境の変化でセルフイメージが変わってしまっていないか?時々
チェックすることは大切ですね。

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まとめ
ネガティブ言動、行動が続いたらセルフイメージの見直しを!

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第107話: 自信満々なあの人。心の中は○○でいっぱいという事実!

2016.10.22

自分関係®カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

Dさんは、20人以上の部下を持つ部長職です。部下の1人である
20代後半の女性、Eさんが悩みのタネ。実はこのEさん、上司の
助言にほとんど耳を貸さないのだそうです。

つまり上司のアドバイスはほとんどスルー。自分に自信満々で、
仕事にも外見にも自分なりのこだわりがある様子。そのため、助言
をすべて批判と取ってしまうのだそう。

「私はそう思いません。どうして○○しなければならないのですか」
と食ってかかる勢いのある物言いをすることもあるとのこと。
批判は絶対に受け入てない、自分が正しいに決まっている!

というほどの態度です。
さて、このEさんを自信に満ちて素晴らしい人、と思いますか。
いえいえこういう人ほど、本当は自信がない人なんですね。

そのカラクリはこうです。Eさんが助言を全て自分への批判だと
感じてしまうというのは、これまでEさん自身が、これまで過去に
何度も批判されて、否定されてきた過去がある場合があります。

つまり、私たちは、自分と違い考えや価値観、やり方があるのは
あって当然。いろいろ違うよね、とココロのどこかで感じられてい
るはずなんです。

ところが、これまで自分を否定され、批判されてきた人は、自分と
違うことが、大きな脅威となってしまうのですね。言い方を変えれ
ば、攻撃しなければ自分の敗北を認めることになってしまうのです。

実際は敗北でもないのですが、「違い」を認めることが難しい方なの
です。自己肯定感が低い場合もあります。自己肯定感が高い人は、
「そういう考えもあるよね」と思えるのです。

Eさんのような部下を指導する立場である場合、あるいは逆にEさ
んのような上司のもとで働く場合、その相手は「自己肯定感が低い」
人だという認識を持った方が良さそうです。

そのため、攻撃されたら、それに真っ向から向き合わないことです。
批判や非難にあっても、それに乗らないことです。逆にEさんに
対して「あなたはそういう考えなんですね。」と伝えましょう。

そのように一旦受け止めると、相手は安心します。攻撃してこない
と感じるからです。その上で、「あなたの考えはこんなことが素晴ら
しいと思う。だから○○ができるともっと素晴らしくなる。」

などと、相手を肯定していく形で伝えるのが効果的です。
上司の場合も基本は同じです。「そういう考えでおっしゃっているの
ですね。」と受け止めた後に自分の考えを伝えてみましょう。

Eさんのような自己肯定感が低い人が、常に攻撃的になり、モンス
ター化している現状も良く耳にします。相手の理不尽な言動には
真っ向勝負すると、相当なエネルギーを消耗します。

その覚悟があれば良いですが、相手のココロの状況を客観的に把握して、
上手にコミュニケーションを取ってください。具体的には、否定された
と感じないように部分的に肯定することから始めると良いでしょう。

自分を否定されることに常に不安感を抱いているようなEさん。
実は自信満々ではなく、自分に自信がなく常に不安を感じている
ような人だということを忘れずに関わりましょう。

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは異なった
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まとめ
理不尽なほど「正しさ」を訴える人は不安に脅えていると心得よう

第106話: 失ってからでは遅い!頼れる存在に○○し続ける危険とは

2016.10.15

自分関係®カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

自分に自信が持てず、物事を決められない
だからいつも夫に決めてもらっている
ラブラブにも思えるけど、本当にこれで良いのかな?

結婚7年目のCさんのお悩みです。Cさんは、年齢のわりに
少し幼さが残る、少女のような印象の方。でも実際には、子ども
2人も育てつつ、ご自宅でサロンも開催しています。

つまり、なかなかの根性もあり、お仕事では大変信頼されている
のです。ですが、ご自身いわく、「自分は本当の意味で自立して
いない。」とのこと。

よくよく話を伺ってみると、幼少時から、とにかく失敗することが
嫌で怖くて、なんでもお母さんに相談していたのだとか。結婚して
その相手が母親から夫に変わったのだそう。

年の離れた夫は、Cさんの相談に付き合ってくれるけれども、最
近は、さすがに面倒くさそうにしていようにも見えるとのこと。
そんな夫を目の前にして、ますますイライラしてしまうCさん。

でも本当は、夫にとっても頼りがいのある妻でいたいと思っている
のです。だから現在の関係は、自分だけが一方的に頼っているアン
バランスな関係だと悩んでいるのですね。

Cさんとのカウンセリングでは、解決法を二人で考えました。
1つが、夫に聞いてもらいたいことをまずは、自分の中で解決
できるように、ノートに書き出してみること。

書き出したことに対して、夫に言ってもらいたい言葉も書き出
すことにしました。つまり、これまで夫に依存していた態度や
思考回路を、自分のココロの中で出来るようにする訓練です。

「自分で自分を勇気づける」
それでも上手くいかなかった場合、どうしても夫に聞いてもらい
たいことがあれば、我慢せずに話すことにしました。

ここでやりがちなのは、もう明日から夫には話さない、自分で
解決する!と固く決心してしまうこと。これはダイエットと同じで
長続きしません。しかもかなりの高確率でリバウンドします。

だから一回は自分で解決しようと努力してみることにしました。
Cさんは、年相応に自我が育っていないのですね。だから社会的
には成功していたとしても、心が自立できていないのです。

不安が大きいCさんの母親が、Cさんの幼少時から、なんでもCさ
んの代わりに決定してくれていたのです。これではCさんの心は
育ちません。その関係は大学生以降も変わらなかったといいます。

Cさんの母親は、例えCさんが失敗したとしても、間違った選択を
したとしても、ある程度Cさんを信頼して、決断させることをすべ
きだったのです。

これはCさんへの「愛」ではなく、Cさんを信頼できない親の「不
安」なんですね。そのツケが、現在のCさんを苦しめています。C
さんが、自らの選択を信じされるためには時間がかかりそうです。

自分が苦しく、辛い時、信頼できる誰かに助けを求めることは
大変重要です。ですが、それがいつものことであり、自分で決める
ことや乗り越えることを全くしていないのだとしたら・・・

それは「依存」です。自分の足で立っていないということです。
依存することで、大切な存在を失ってしまうこともあります。
なぜなら依存される方は、しだいに重たくなるからです。

重たく感じた方は、しだいに距離を取る、自分を守るという行動を
するでしょう。その点、Cさんは、頼れる存在の夫を有難く感じる
一方で、危機感を持っています。

まずはココロの自立を目指して、自分で考え、判断し、行動する
ことを1つ1つ積み重ねていきましょう。それが全く出来ないほど、
ココロが不安定で不安に満ちている場合は、専門家に相談を!

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは異なった
形で書いております。何とぞご了承ください。>

まとめ
自分を信頼して行動することが自分のココロを育てる、と心得よう

第105話:専門外の仕事への戸惑い。転職のメリット、デメリットは

2016.10.08

自分関係®カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

「キャリア」という言葉を聞いて、皆さんは何を思い浮かべるで
しょうか。「仕事」という答えが圧倒的に多いのではないかでしょ
うか。しかしキャリアとは、仕事だけを意味するのではないのです。

仕事はもちろん、プライベートも含めた生き方そのもの。
それがキャリアなんですね。なので、将来のキャリアを考える
時は、広い視野で「人生をデザインする」発想が必要なのです。

比較的若い方の中には、学生時代に自分が学んできたことに自信
を持ち、それは良いことではありますが、その専門性が活かされ
ないことに不満があり、すぐに転職を考える方もいます。

大学院を卒業してIT関連の会社に勤めたSさんもそんな一人。
社会人となり、専門外の仕事を任され、うまく出来ないことに
自信をなくしてしまいました。

自信をなくした自分自身にもふがいなさを感じ、自分で自分を
許せなくなっています。こんな自分でいるくらいだったら、
いっそのこと転職しようかというお悩みです。

でも、一方では、すぐに投げ出しているのではないかという
思いもあり踏みとどまっています。このような時、キャリア
カウンセリングで、Sさんの思いを整理する機会がありました。

話を聴いていくと、現在のSさんの所属は、確かに学生時代の
専門分野ではなさそうです。しかも本来自分が描いていた分野
でもなさそうです。

つまり、この会社でこんなことが出来たらいいなあ・・という
花形の分野とはちょっと違う、少し特殊な仕事なのですね。
実はその点にもSさんは不満があったのです。

「この仕事をこのまま続けていって良いのだろうか。」
「自分にとって、この仕事は価値があるのだろうか」
そんな言葉が出てきます。

Sさんが30代後半から40代であれば、転職というのは前向き
な選択肢だと考えます。ですが、Sさんはまだ20代後半です。
私自身は転職は少し早まった考え方だと感じました。

というのは、長いキャリアを考えた時、学生時代の専門性を持った
Sさんに、現在のやや特殊な分野の知識を経験という新しいキャリ
アがあれば、将来きっと強みになるのではないかと考えたからです。

それを率直に伝えると、Sさんも「うーん」と悩んでいます。
本当は、自信がない自分を持て余していた、仕事がきちんと
出来ない自分を恥じていたという本音を語ってくれました。

そうであれば、今Sさんに必要なのは、転職活動をすることでは
ありません。社会人としての「基礎力」をつけ、今、与えられた
仕事がきちんとできるようになることです。

もちろん転職することを否定はしませんが、すぐ決断しなくても
良いのです。キャリアに深みを持たせてから、より良い条件で
転職を考えた方がSさんにとってメリットは大きいようです。

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まとめ
専門外の仕事もキャリアの深みになると捉え、将来に活かす発想を

第104話:カウンセリングへの誤解 友人への相談とどう違う?

2016.09.24

自分関係®カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

日本ではまだまだカウンリングが根付いていないと感じています
が、友人への相談とカウンセラーとの面接との違いは何であるか
ご存知でしょうか。

カウンセリングでは、カウンセラーがあなたの話にじっくりと耳を
傾けて聴いてくれます。否定もせず、ただただあなたが話しやすい
ように話して良い安全な場所なんです。

おそらくこのような体験は日常生活ではほとんどないと思います。
普段の家庭や職場での会話というのは、対話ですよね。親しい友
人、知人への相談も実は対話になりがちです。

だから一方的に話を聴いてもらうというより、相手も自分の考えを
話してくるわけです。あなたへの同意であることもあるでしょうが、
反対の意見である場合もあります。

カウンセリングで、ただ話を聴いてもらえる、安心して話ができる
という体験を通じて、あなたは今、自分が抱えている問題や感情に
ついて静かに向き合えるようになるんです。

また、カウンセラーに質問されることもあるでしょう。「どうしたい
のですか?」「本当はどう思っているのでしょうね?」などと問われ
ることで、普段フタをしていた感情に気づくこともあるでしょう。

また、あらためて問われて初めて考えることもあるかもしれません。
そんな体験を通じて、自分のココロに向きあうことができるように
なるのです。

もちろん、家族や友人など、信頼できる人がいて、相談できるとい
うのは、とても大切なことです。心配して暖かい言葉をかけてくれ
たり、あるいはじっと見守ってくれたりと大切な存在です。

仕事の相談ならあの人、お金に関してはあの人、恋愛関係はあの人・・
などというように、あなたのまわりに様々なサポーターがいると心
強いですよね。

ただ、そのような方はあなたと近い方々なので、あなたの深いとこ
ろの悩みや相談を聞いた時に動揺することもあれば、出来るだけ早
く立ち直ってもらいたいとに励ましてしまうこともあるのです。

また、相手の方がご自分の体験や価値観からアドバイスをしてくれ
ることもあるでしょう。でも、そのアドバイスを受け入れられなけ
れば、逆に混乱したり、否定された気持ちがしてしまうのではない
でしょうか。

これまでと違う考えで行動してみる時、カウンセリングという限ら
れた時間と空間の中で、寄り添い、支えてくれるのがカウンセラー
という存在なのです。

また、話すということも大きな意味があります。つまり自分で話し
た内容を、自分の耳から聴いているからです。そのため、話すこと
で気持ちがはっきりしたり整理がついたりもします。

辛い気持ち、悔しい気持ちなど、自分のココロの中に持っているの
がしんどいものもありますよね。それはカウンセリングで話す、つ
まり放す、手放すことにもなるのです。

まとめ
カウンセリングは自分のココロと向き合う場所

 

 

第103話:幸せが舞い込む魔法の言葉!たった○○がココロを変える

2016.09.17

自分関係®カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。                            

私はカウンセリングと同時に、「自律訓練法」のクラスに1年
以上に渡り、通っていたことがあります。自律訓練法とは、簡
単な瞑想法のようなものと思ってくださいね。

そのセミナーでは、ココロを落ち着かせ、「今、自分がここで生か
されていることに感謝しましょう」のようなことが盛んに言われて
いました。

実際、長い間続けている方々は自律訓練法を日常生活に取り入れる
ことで、ココロの容量が大きくなり、以前よりイライラしなくなっ
た、クヨクヨもしなくなったと発言されていました。

そうなるとココロにゆとりもでるからか、まわりに感謝、あの人に
も感謝、ここにいる事にも感謝などと、当時の私にはどうもピンと
こないことを話されていました。

なので、まわりの発言に、正直少しイライラしていました。「感
謝、感謝って言うけれど、私にはよくわかりません!」と発言し、
講師の方にかみついたこともあります。

当時の私といえば、自律訓練法をやればやるほど頭が痛くなるよう
な感じもありました。カラダが拒否しているような感覚もありまし
た。

いつも頭で考えて行動していたので、逆に頭の中をカラッポにする
ことが難しかったのですね。無理せず、とにかく通い続けていたあ
る時、「感謝」ついて腑に落ちる体験がありました。

外資系企業で働いていた私は、有給休暇を取って遊びに行く、しっ
かり休養するのは当たり前の権利と思っていました。休み前にやる
べきことやっていくのだから、文句ないでしょう?と

ですが、自律訓練法で、意識がぼんやりとしている時、「私が休暇
を取って楽しめるのは、自分が休んでいる時、私の代わりにサポー
トしてくれる人がいるからなんだ。」と・・・

そんな考えが頭に浮かんできたのです。そうしたら、ココロの底か
らしみじみと「あ~有難いなあ」と感じることが出来たんですね。
しかも有難くて涙が出てきてしまいました。

自分は何も1人で生きていて1人で頑張っているだけではない。必
ずだれかに助けてもらっているんだなと素直に思えたのです。

それを権利だとか、当たり前だとか、そんな風にだけ思っていたの
ですが、当たり前のことなんか1つもない。当たり前ではなく、有
りがたいこと。だから「有難う」感謝なんだなと。

これまでは、1人で肩に力を入れてとにかく頑張ってきたけれど、
もっとラクに生きてもいいのかな。頑張るだけではなく、必要な時
は他の人に少し頼んでも頼ってもいいのかなと・・・

そんな風に感じたのです。そしてサポートしてくれた時は、素直に
「有難う」を伝えよう。また私自身も誰かに「有難う」をお返しし
ていきたいなと思えたのです。

さて、今の私は「感謝」を忘れずに生きているかなと振り返ってみ
ました。以前よりは「感謝」を口に出し、伝えていると思いまし
た。

○○さんはいかがでしょうか。もし、相手に素直に「感謝」するの
が難しいと感じるなら、気持ちがこもっていなくても最初は良いと
思います。

また、自分への「感謝」から始めてもいいかもしれませんね。今日
も元気で仕事が出来た。自分のカラダとココロに感謝!という感じ
ですね。

まとめ
相手にも自分にも、感謝を口に出す習慣を持とう!

第102話:ストレスに強い人になる秘訣。○○○をたくさん持とう。

2016.09.10

自分関係®カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

最近、遅ればせながらヨガを始めました。呼吸やカラダに意識を向
けて、静かな時間を過ごす贅沢さにはまっております。私自身はカ
ラダが固いので、ポーズは上手く決まらないのですが・・・

とにかく気持ちが良い。普段は、常に外から何らかの刺激を受けて
いる私たち。人と比べたり、人の目を気にしたりと意識が外に向き
がちです。

ですが、ヨがの時間は自分のカラダに意識を向けていく時間。しか
も隣の人と比べることもなく、ひたすら自分が出来ることをゆっく
りとした時間の中で行っていく。

というわけで、私のストレスコーピングの1つに加わりました。
さて、皆さんはご自分のストレスコーピング、所謂ストレス対処法
をどのくらい持っていますか?

ストレス対処法は、たくさん種類があった方が良いのです。ストレ
スを感じた時、その時の体力や気分、時間にあったストレス対処が
選べるからですね。

お金がかかならないこと、どこでも出来る、そして一人でもでき
るストレス対処法を持っておくことはとても大切。睡眠を多くとる、
好きな音楽を聴く、アロマやお香をたく。

簡単なもので良いのです。気持ちが明るくなる、スッキリする、気
分転換が出来るようなものだと良いですね。そして、今回、私が
ヨガをストレス対処法に入れたようにアップデートも必要!

新しいストレス対処法が見つかったらどんどん加えていきましょ
う。それから、やる気がおきない時、ココロの余裕が持てないよ
うな時は、無理しないことがお勧め。

普段、自分が苦手なことは少しの間先延ばししても良いですし、い
つもだったら100やっていることを、70くらいで辞めてしまって
も良いのです。それもまたストレス対処法なのです。

皆さんも、ご自分のストレス対処法を一度、書き出してみると良い
と思います。そして普段から眺めてみること。しばらく○○やって
いないなあ~と思ったら、すぐに取り掛かってみましょう。

そうやって、ストレスを受けた時は早めに対処するのが肝心です。
ストレスを感じていなくても、自分のココロやカラダの声に耳を
澄ませて、ゆったりとした時間を取ってみましょう。

まとめ
ストレスコーピングはたくさんの種類を持つのがお勧め!

 

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