心を整える意味とは?小さな習慣を続けてストレスに強くなろう

ハッピーハートコンシャス代表カウンセラー、臨床心理士/公認心理師の髙橋雅美です。

職場で細かく口出ししてくる人がいて、ウンザリすることはありませんか。

職場の人間関係にイライラすると、日々、顔を合わせる人だけあって精神的に疲弊してしまいますよね。

大学卒業後、なんとなく現在の会社に就職してしまったMさん。最近、職場の係長に昇進したのですが、課長がとても細かいところにまで口を出してくるので困っています。

最近ではこの会社に就職したのは間違いだった。何も考えずにこの業界を選んだことから失敗だったという気持ちが大きくなっています。

Mさんの勤務先は大変な有名企業です。老舗企業でもあるからか、どちらかというと男性優位の風土で体育会系。Mさんのように女性が活躍するのも、ここ最近のことなのですね。

課長がMさんの仕事に口を出してくるのは、本人の神経質な性格もあるのですが、「女性にはまだまだ任せられない」という課長の本音が見え隠れするのだとか。

仕事がやりにくいと感じているMさん。しかも社内会議も長引く傾向があり、体力的にも精神的にもだいぶストレスを抱えています。

とはいえ、Mさんの会社の保守的な風土もすぐには変わらないでしょうし、課長の性格もMさんが何かすることで変えることは難しいですよね。

そんな時、まず行って欲しいことは、『自分で出来ること』と『自分ではどうにもならないこと』の線引きをするということです。

Mさんの場合は、会社や課長のことは自分でどうにかできることではないので、自分で出来ることの集中した方が精神衛生上、良いのですね。

自分で出来ることというのは、「自分の心を整える」ということです。

日々の生活の中で、「自分の心を整える」ために、何かできることはないでしょうか。

例えば、モーニングルーティーンやナイトルーティーンの中で自分の気持ちが少しでも落ち着く、気分が少しでも上がることを作ってみること。

・ 毎朝、お気に入りのカップでちょっとお高いコーヒーを飲む

・ 夜、寝る前にアロマを焚いて15分間のストレッチを行う

・ 会社に行ったら最初に自分のデスクまわりを綺麗にしてから仕事に取りかかる

何でも良いのです。

少しでも自分の気持ちが前向きになり、嫌な気分がリセットできることを週間として続けてみることがお勧めです。

こんなささやかなことで、自分のストレスは解消しないよ!と思わないでくださいね。

このルーティーンは、自分の心を整えるためにやっているからです。

仕事上のストレスを感じたり、苦手な人と仕事をしなければならなかったり嫌なことを感じながら働くことはこれからもあるでしょう。

そんな時、ストレスに対して無防備に何もしないのではなく、自分の心を整えるルーティーンを日々、こつこつと続けること。

それが大切なのです。

そして、ストレスを受けている時であっても、「私、毎朝、どんなにしんどくとも
これだけは続けているなあ。」と思えることがあると、自信にもなります。

心を乱されるだけではなく、整えるために、日々、ルーティーンをしっかりと続けていくことでストレスに強い心になることも可能です。

ぜひ、自分の心を整えるために何がちょっとしたことで良いのでそれを見つけて実践し続けてみてくださいね。

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは異なった形で書いております。何卒ご了承ください。>

まとめ
職場ストレスに対処するには『自分で出来ること』にだけ注力すること。

40代働く女性のココロを楽にする「しなやか★メンタル」の作り方入門 POPUP