ハッピーハートコンシャス代表カウンセラー、臨床心理士/公認心理師の髙橋雅美です。
最近、感じている職場の悩み。職場の人には話せないし・・・とモンモンと悩んでいませんか。
これまでマイペースで頑張ってきた40代営業職のLさんもそうでした。最近は、上司からの評価に悩んでいます。
「中途採用で入ってきたばかりの30代の後輩が、仕事は出来るし、実際に売り上げを出しているんです。
そのせいか、部長も気に入っているようで、彼女の育成には力を入れていると感じるんですよね。
例えば、彼女に有力な顧客を任せたりするなど、期待をしているって思うのです。
一方で、リーダーである私に対する部長の態度は明らかに違っていて、もっと頑張って欲しいという言葉が多いんです。
後輩への嫉妬もあり、最近、イライラしてしまうのです。」
自分に対する不甲斐なさや、イライラしてしまう自分への情けなさもあり、最近、気分が晴れない日々が続いています。
Lさんは、おっとりしたところがあり、ガツガツしていない分、もっと頑張って欲しい・・・と周りから見えてしまうこともあるのですね。
リーダーという立場上、職場で誰かに相談することも難しく、消化できない気持ちを抱えたまま、モンモンと過ごしているのです。
悩みを誰にも話せない・・・頑張っていることを理解してもらえない・・これって、辛さが倍増してしまいますよね。
そして、孤独や心細さを感じてしまうこともあります。なんとかしなくては!という焦りもあります。
このように、Lさんは日々の困りごとを相談できる人がいなくて、いつも1人で抱え込んでしまうのですね。
でも、本当に相談できる人がいないのでしょうか。
確かに職場内では難しいかもしれません。そして、職場が一緒の人でなければ、わかってもらえないという気持ちもあるかもしれません。
でも、そんな時こそ、自分を支えてくれる人、励ましてくれる人、助けてくれる人を思い出してほしいのです。例えば、家族、もと同級生、趣味の仲間など。
最近、疎遠だしなあ・・などと思わずに思い出してみましょう。そして、思い出したら、その人たちの名前を書き出してみて欲しいのです。
その書き出した名前の中に、話を聞いてもらえそうだなとか、気分転換につきあってくれそうだなと思う方がいれば思い切って連絡してみるのです。
連絡して、会って話をすることが出来ても、直接、貴女の悩みを解決してくれるわけではないでしょう。でも、少し気持ちが楽になりませんか。ほんのちょっとでも、笑顔になれる瞬間がありませんでしたか。
そうであれば、その方は、あなたの「サポーター」と言える人です。
辛いことが続いてしまい、自分で考えても何も解決策が思い浮かばない時、ぜひサポーターのことを思い出してください。
以前、相談に来られた方から、「自分は、1人ぼっちで孤独だと思っていたけれど、サポーターを書き出してみたら、思いのほか、たくさんの方が思い出されたんです。私は1人じゃない!って思えただけで、ちょっと気持ちが楽になりました。」と言われたことがあります。
そうなんですね。
辛いときに、相談に乗ってくれる人がいる、助けてくれる人がいるって心の中で感じるだけでも、勇気や喜びをもらえるものなのです。
そんなサポーターをぜひたくさん作って欲しいし、大事にして欲しいです。そして、まずは思い出してほしいのです。
もし、貴女が、「私にはサポーターと言える人が少ないなあ。」と感じたのであれば、まずは、貴女が誰かのサポーターになれないかどうか考えて行動してみましょう!
サポーターの中には、カウンセラーという専門家も入ります。モヤモヤを抱えることがしんどくなったら、専門家に相談することを考えてみてくださいね。その方がはやく解決する場合があります。
<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは異なった形で書いております。何卒ご了承ください。>
まとめ
悩みは一人で抱え込まずにサポーターに相談しよう。まずはあなたのサポーターを思い出すことから始めてみて!