ハッピーハートコンシャス代表カウンセラー、臨床心理士/公認心理師の髙橋雅美です。
40代になり、これからこの仕事をずっと続けていくべきなのか迷うことはありませんか。
といっても、自分が何をしたいのか、将来どうしたいのか夢を描けずにモヤモヤしてしまいますよね。
「職場の女性の先輩が抜擢されて、大きな部門の責任者になったんです。すごいなあと思う反面、自分には無理だと思ってしまいます。」
そう話してくれたのはMさん(40代)。
Mさんは、先輩にとても可愛がられ、仕事もたくさん教えてもらったとのこと。ですが、先輩ほどのバイタリティーは自分にはないと感じています。
「それに、先輩にみたいにバリキャリっていう生活は、自分が本当に望んでいるものではないと思うんですよね。」と話してくれました。
一方で、先輩のように何か打ち込める人生には憧れがあり、子育てしながら仕事を頑張っているMさんは、最近、自分の人生はなんとなくこのまま終わってしまうのではないかと感じているのだそう。
かなりネガティブ思考になっているようです・・・
では、「どんな生活や仕事を望んでいるのですか?」と聞いてみると、なかなか言葉が出てこないMさん。
先輩のようになるのは違うけど、では、自分はどうなりたいのかはわからない・・・というわけです。
日々、仕事と子育ての両立で時間に追われているのですから、じっくり自分の将来について考えるのは難しいことは承知の上で、
「なりたい自分の姿が描けていなければ、何をしたらよいか、どんな仕事、ライフスタイルだったら自分が幸せに感じるのかわからないですよね。」と伝えて見ました。
それをせずに、「子育てとの両立で忙しいから」と先延ばしにするのは実にもったいないことだと思います。
というのは、Mさんはすでにキャリアに関する相談を受けており、自分の将来のキャリアについて時間とお金をかけて考えてようとしているからです。
「自分がどんな仕事をしたいのかわからない」
「自分が望んでいる生活についてあまり考えたことがない・・・」という方にお勧めなのが、少し時間をとって、自分の「なりたい姿」を言語化してみること!
言語化するってとても大切なのです。
頭の中が整理されるし、言語化されたものをあらためて自分の心の中で味わうことが重要だからです。
といっても、なかなか言語化するのも難しい!という方は、6つの方向から考えてみること
をお勧めします。
それは、
- 仕事
- 経済
- 健康
- 家族
- プライベート
- 自己投資の6つです。
それぞれに1年後、5年後ぐらいに「こうなっていたいな」ということをイメージしてみましょう!
頭に浮かんだら、必ず言葉にしてみてください。
誰かに話すのも良いのですが、ちょっと恥ずかしいですよね。だから、書き出してみることがお勧めです。
そうすることで、自分が何を望んでいるのか、あるいは望んでいないのかがわかるし、もし、望んでいるのに叶えられていないことがある場合は、どこをどう頑張れば良いのか、何が必要なのか、足りないのかが見えてきます。
1年度の「なりたい姿」を実現するために、今、出来ることはなんでしょうか?
それがわかれば、今から夢に向かって少しずつ歩み始めることができますよね。
まずは、なりたい姿を言語化。そして、今日からできることをやってみる。
そこからスタートしていきましょう!
<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは異なった形で書いております。何卒ご了承ください。>
まとめ
将来なりたい姿を思い浮かべ、言語化してみよう!!