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コミュニケーション

令和時代のリーダーに欠かせない「傾聴」の極意3つ

2021.01.16

第254話:令和時代のリーダーに欠かせない「傾聴」の極意3つ

自分関係®カウンセラー(臨床心理士 / 公認心理師)の髙橋雅美です。

 

ハッピーハートコンシャスにお越しになるのは、30代後半から40代の働く女性が多いのですが、職場ではリーダー的な仕事を任される立場の方も増えてきています。管理職という方もいるのですから、自分だけではなく部下をマネジメントしなければならないというわけですね。

 

BlogAリーダーというと、仕事が出来て自信満々で、皆を引っ張っていくというイメージを持っている方もいると思います。ですが、令和の時代、そのようなリーダーだけではやっていけないのが実情なのです。

 

なぜかというと、ひとつには働く人の価値観が多様化したからです。価値観だけではありません。正社員で働く人、契約社員の人、派遣の人など立場も様々です。他にも、仕事に何も求めるかもそれぞれです。

 

そんな多様な人たちをまとめて成果を出すには、その「多様性」を理解し、耳を傾けるという姿勢が大切なんですね。

 

だから、リーダー像も、「チームメンバーの話をよく聞きやる気を引き出す人、一体感を作りチーム一丸となって成果に導く人」など変化しているというわけです。

 

特にメンバー、部下の話をよく聴くというのはリーダーとして欠かせない、とても重要な仕事です。今回は、これからの時代、リーダーシップを発揮するために欠かせない「傾聴」について、その重要点を3つお伝えしたいと思います。

 

その重要点をお伝えする前に、貴女は「傾聴する」と聞いて、どんなことを思い浮かべるでしょうか。

 

・うんうん、なるほど~ とあいづちをする

・それで? と話を引き出す

・そうか、○○なんだね  と、相手の言ったことをオウム返しにする

 

いろいろと頭に浮かんだのではないでしょうか。どれも間違いではありません。正解です。

 

ですが、これらはみな「スキル」ですよね。
実は、このスキルに頼ってしまってはいけないのです。本当に大事なことは他にあるからです。

 

相手を理解しようとする姿勢、向き合い方

それは、「相手を理解しようとする姿勢」です。

 

Aさんは几帳面だから。Bさんは仕事が遅いから。Cさんは・・・と相手を一方的に決めつけてはいませんか。

 

BlogBそうではなく、「相手のことはわからない」という前提で話を聴くということです。だからこそ、わかろうと努力する、工夫することが大事なんですね。大切なことの1つ目は、「わからない相手をわかろうとする姿勢」、向き合い方ということです。先入観を持たずに素直に話に耳を傾けましょう。

 

リーダーの配慮

2目は、リーダー側の配慮です。

 

例えば、部下の話を傾聴する時は、真向かいに座るのではなく、横90度の位置に座ると良いでしょう。真向かいというのは、「対立」という位置なので、相手も緊張してしまうものなのですね。横90度であれば、相手の表情は見えますね。しかも近すぎない距離です。

 

他にも声の大きさやトーンも重要なんですね。部下が真剣に、かつしんみりと話をする場合、貴女があまりにも大きな声で明るく答えていたら、その場面はとてもチグハグに見えると思います。

 

つまり、相手に寄り添い、相手の声の大きさやトーンに出来るだけ合わせるということです。それだけでも、チグハグな印象は少なくなり、「貴女に理解してもらえた」と感じてもらえること確率がぐーんと高まるでしょう。

 

感情をフィードバックする

最後は、難しいことではありますが、「感情をフィードバックする」ということです。

 

相手が語る話、つまり事実だけではなく、その時感じたであろう気持ちを伝え返すということですね。

 

「それは大変でしたね。でも粘り強く頑張ったね。ですとか、
「自信が持てずに一時は不安になったかもしれないけど、負けずによく乗り切ったね。」など、相手が感じたであろう「感情」を返すのです。

 

返した言葉に、部下が「そうなんですよ!」と返事をくれたら、それは「わかってもらえている」「自分の話は伝わっているし、ちゃんと聞いてもらえてる」と実感してくれているはずなのです。

 

「傾聴」は奥が深く、大変難しいことではありますが、この3つを少しでも頭の中に持ちつつ、部下の話をしっかりと聞いて下さいね。信頼関係が生まれ、チームメンバーとして、やるべきことをしっかり行い、立派に結果を出すチームになります。

 

貴女が強く、ぐんぐんと前に出るリーダーシップを発揮するのが苦手であるなら尚更、しっかりと「傾聴」する姿勢や配慮を大事にしてくださいね。

 

まとめ
先入観を持たずに聴く。感情をフィードバックする。

 

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リーダーに必要なオンラインコミュニケーションの工夫3つ

2021.01.09

第253話:リーダーに必要なオンラインコミュニケーションの工夫3つ

 

自分関係®カウンセラー(臨床心理士 / 公認心理師)の髙橋雅美です。

 

今年初めてのブログです。今年もどうぞよろしくお願いします!!

 

BlogBあっという間の年末年始でした。でも今回は、いつもと見える景色が違った・・・。今年はそんな幕開けでしたね。でも、こんなこともそうそうないことだと思います。だから、あえて「貴重な経験だった」と前を向きたいものです。

 

さて、すでにいつも通りにお仕事を開始されて1週間という方もいらっしゃいますよね。
昨年に続き、オンラインで在宅勤務をしている方が増えています。今年は東京オリンピックも控え、ますます在宅勤務が増加、そして定着していくのでしょう。

 

ハッピーハートコンシャスでは、30-40代の働く女性の方が多くカウンセリングをお受けになっていらっしゃるのですが、職場ではリーダーや管理職を任させていることも多く、オンライン上での「コミュニケーション」のやり方に戸惑っているという声も聞こえてきます。

 

オンラインで仕事をするにあたり、今、最も嘆かれているのは、コミュニケーションの量が減り、質が悪くなったことでしょうか。

 

これまで当たり前に毎日のように顔を合わせ、隣で仕事をしていた同僚や部下とのやりとりが、ほぼ画面上になったわけですから戸惑いを感じるのは仕方ありませんよね。

 

とはいえ、チームメンバーが心身ともに健康でイキイキと働いてもらうために、管理職として、リーダー職として配慮も求められるわけです。

 

では、オンライン上で、良質なコミュニケーションを取るためにどんな工夫が出来るでしょうか。

 

オーバーリアクション
頻回な雑談
ルールを作る
まとめ

 

オーバーリアクション

BlogAまず、画面上でのやりとりは、対面と比べて相手に伝わる情報がとても少なくなります。画面上では、上半身、ほぼ顔しか見えません。なんとなくのニュアンスが伝わりにくくなります。

 

また、実際の会話でも、画面をじっと見つめることはあっても、表情が大きく変化することも少ないのです。笑ったり、うなずいたり、相手のリアクションがわかりにくいのですね。

 

だからこそ、オーバーリアクションを心がけましょう。手を大きく動かす、思いっきり笑う(口角を上げるという感じ)、何度もうなづく。いつもの貴女より、「大きく、頻繁に」を意識して、リアクションを取るのです。特に真顔は、画面上では、「怖い顔」に見えることもあるので要注意ですね。

 

頻回な雑談

これまでは、いわゆる「おしゃべり」「雑談」は職場では控えめにしてきたはずです。ですが、オンラインではこの「雑談」が皆無になってしまいがちなのですね。業務連絡や報告など全てが仕事に関することになり効率は良いかもしれませんが、仲間との一体感を感じることが出来ずに孤独や不安を募らせてしまう方もいるのです。

 

BlogCチャットルールなどを上手に利用し、ちょっとした気持ちのやりとりを交わしてみてはどうでしょうか。今日一日に感じたことや、出来事、あるいは仲間が頑張ったことについて、「頑張ったね」「素晴らしい」など、気持ちを伝えることなど。仕事と直接関係ないことをつぶやいたり、報告ではなく「感情のやりとり」をすること。とても重要なのでぜひやってみてくださいね。

 

ルールを作る

在宅勤務と一口に言っても、家の環境は人それぞれです。なので、在宅勤務時のルールを作ることをお勧めします。始業時と終業時にはチャット上で必ず挨拶をするとか、1か月に1度、オンラインランチを実施するとか、毎週月曜日の朝に心と体の調子について報告するですとか。そんな感じです。

 

貴女のチームメンバーと一緒にルール作りをしてみては?一度決めたことでも、もっと良いアイディアが出ればその度にアップデートすれば良いのです。

 

まとめ
オンラインでのコミュンニケーションは頻繁に。そして気持ちを伝えあうこと。

 

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トラブルが多い後輩の教育や指導。「傾聴」するだけで良いの?

2020.12.12

第250話:トラブルが多い後輩の教育や指導。「傾聴」するだけで良いの?

 

自分関係®カウンセラー(臨床心理士 / 公認心理師)の髙橋雅美です。

 

ハッピーハートコンシャスにお越しになる30代後半から40代の働く女性の多くが、職場でのコミュニケーションに悩んでいます。

 

というのも、チームリーダーや管理職になり部下を指導しなければならない立場の方や、管理職ではなくとも、部署の後輩の教育を任命されていている立場の方が多いからです。

 

「管理職になったものの、年上の男性社員が部下になってやりにくい。」

「20代後半の女性社員が、ミスが多くて困っている。」

 

悩みながらもご自分で勉強されていらっしゃるのでしょう。相手を理解しようとしたり、信頼関係を作ろうとして、相手の話をしっかりと「傾聴」しようと頑張っています。そこで、もっと「傾聴の仕方について教えてください。」というご相談を受けることも度々あります。

 

確かに「相手の話を共感的に傾聴する」姿勢というのは、今やビジネスの場面においても大変重要になっています。以前のように、指示、命令をするコミュニケーションだけでは、しっかりとマネジメントが出来なくなっているからです。

 

とはいえ、傾聴しているだけでは問題解決にならない場合もありますよね。あるタイミングで、しっかりと解決策を提示しなければならないこともあります。

 

BlogAさて、H美さんは、つい最近、同じ部署に入ってきた後輩の女性社員への指導に悩んでいます。傾聴を学んだばかりのH美さんですが、あいづち、繰り返しなどの学んだスキルを使って、懸命に相手に共感的に関わろうとしています。彼女曰く、それは少しずつ上手になってきているのだとか。

 

こんなH美さんが今、困っているのは、どうやって「解決策を提示していったらよいのか」ということなんですね。H美さんと後輩の女性は、上司と部下という関係ではないため、H美さんは、解決先を自分から提示することが「上から目線で相手に指示している」と捉えられてはいないかと気になっているのです。

 

というのもその後輩の女性は、以前の部署で、人間関係のちょっとしたトラブルがあったと知っていたから。彼女への伝え方については、相当気を使っているのです。

 

H美さんは、「彼女の話を聴くだけではなく、○○してくださいとはっきり解決策を伝えなければならないと思っているのですが、なかなか言い出せなくて。やはりしっかりと傾聴すべきなんでしょうか。」と、どうすべきか悩んでいます。

 

そんなH美さんへの私の回答はというと・・・

 

信頼関係を作ることが最優先

マニュアルがあるわけではないので、これが「100%正解」という回答はないのですが、まずは、しっかりと共感しつつ傾聴するというプロセスが重要です。その中で「信頼関係をしっかり構築する」ことを第一に考えましょう。

 

「傾聴」というと、相手に会話の主導権があり、聴いている方はただただ受け身になってしまうと感じる方もいるのですが、「傾聴」することで貴女が得られるのは、信頼関係です。

 

「この人は私の話を聴いてくれる。」「わかってくれる人だ。」といかに相手に感じてもらうことが出来るか。これが最重要ポイントなんですね。

 

解決策のすり合わせ

また、解決策は提示するだけではなく、様々な方法があると思います。

 

例えば、
「あなたはどう思っているの?どんな解決策があると思っている?」と考えを促したり、

あるいは、
「解決策を一緒に考えようか」と提案したり、

「自分は○○と思うけど、あなたは私の考えに対してどう思う?」と投げかけてみる
などです。

 

これは対話の中で、解決策を互いに「すり合わせていく」という感じでしょうか。ですが、これはとても難しいことなので、まずは、ここを目指すのではなく、じっくりと傾聴をすることで相手との良好な関係をつくることを優先してみてください。

 

「誰から言われたか」で心が動く

BlogC良い関係性が出来た上で解決策を提示した場合は、相手はそれを「命令」ではなく、「有難いアドバイス」として受け取ってくれることもあります。つまり、「何を言われたか」ではなく、「誰に言われたか」が大きく影響するということです。

 

言われたのが「信頼できる人」、「自分を理解してくれている人」だった場合、相手の受け取り方が変わることがあるということですね。

 

最後に、このブログを読んでくれた貴女に一言。

「傾聴」することは、スキルが大事なのではなく、相手を理解しようとする姿勢です。しかも簡単に出来ることではありません。少しずつ出来るようになることを目指していきましょう!

 

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは異なった形で書いております。何卒ご了承ください。>

 

まとめ
しっかり傾聴。時にすり合わせ。相手との信頼関係を作ることから始めよう。

 

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職場で「言いにくいこと」ラクに伝える方法。配慮すべき点はコレ。

2020.11.21

第247話: 職場で「言いにくいこと」ラクに伝える方法。配慮すべき点はコレ。

 

自分関係®カウンセラー(臨床心理士 / 公認心理師)の高橋雅美です。

 

最近、つくづく、心の底から、ひしひしと、あらためて、コロナ渦においてコミュニケーションの重要性を感じています。

BlogAその理由は3つ。

 

1つ目は、多くの人が将来への不安や現在の不満やイライラを感じているからです。

 

だから、コミュニケーションもトゲがあることが多いというわけです。また、手洗いやうがい、マスク着用など、慣れてきたとはいえ、「面倒だな」と感じる時もあるはずです。

 

つまり、心に余裕がなくなってきているのですね。だから、コミュニケーションもギスギスなりがちというわけです。

 

2つ目は、そもそもコミュニケーションの量が減っているということ。

 

これはオンラインで仕事をするとよくわかります。会議など、対面と同じようにやりとりしているつもりでも、自然と、うなづきや身振り手振りなどが少なくなっているのですね。

 

BlogBだから、オンラインで自分が発する情報量も相手から受け取る情報量も格段に少なくなっていると言われています。だからこそ、あえてコミュニケーションを多くすることが重要なんですね。

 

最後に3つ目。コロナ渦の現状をどう捉えているのか・・・それは人それぞれに違いますよね。

 

この連休に外出を控える人もいれば、感染対策をきちっとしていれば大丈夫!とあまり気にせず出かける人もいる。旅行や外食に対する考え方も人それぞれ。

 

つまり、自分と価値観が違っている人がまわりにたくさんいるということです。これまではあまり気づかなかったのではないでしょうか。

 

だからこその冒頭の言葉になるのです。

 

良質なコミュニケーション

もちろん、コミュニケーションの量を増やすことが出来れば良いのですが、今回はあえて「コミュニケーションの質」について感じていることをお伝えしたいと思います。

 

特に、ハッピーハートコンシャスには、30代後半から40代の働く女性が多く訪れてくださっているので、職場における「良質なコミュニケーション」を考えてみましょう。

 

「相手に伝わることが重要」であることは言うまでもありませんが、コミュニケーションの質を考えた時、気持ちよく相手が受け取れるやりとりをすることが大事ではないでしょうか。

 

心に余裕がなく、コミュニケーションの機会が減っている、そして相手と価値観が違うという場合などは、「どう伝えるか」「どう表現するか」って、とっても大事だと思うのです。

 

言いにくいことを伝える時

特に気を使うのが、言いにくいことを伝える時。「間違いを指摘する」、「不注意を指導する」、「言動を注意する」など、相手がどう反応するかも考えすぎてしまい、はっきり言うことが出来ずにモヤモヤしている方がとても多いのです。

 

そんな時は、まず、大きく深呼吸。そして、言いにくいこと(ネガティブなこと)を最初に言うのではなく、ポジティブなこと、つまり少しでも出来ていることや頑張っていることを伝えるのです。労いでも良いでしょう。

 

BlogCそして、もっとよくなるためには、「○○して欲しい」と伝えます。貴女が相手に伝えなければならないことここで伝えるのです。

 

最後に、「そうすればもっと良くなる」と伝えるのです。

 

例えばこんな感じです。

 

貴女が伝えたいことが、「プレゼンの準備はもっと時間をかけて欲しい。自分には必ず事前に相談して欲しい。」だとします。

 

「昨日のお客様へのプレゼン資料は良く出来ていたよね。頑張ったよね。」
「でも、ちょっと声が小さかったかな。自信がないように聞こえた箇所があったよ。」
「次回、プレゼンの発表は、もっと時間をかけて準備するとさらに良くなると思うよ。また、事前に私に相談して欲しいな。自信をもって伝える方法をアドバイスするからね。」

 

なんか、まわりくどい言い方・・と感じた方もいらっしゃるかもしれません。

 

でも貴女が望んでいることは、相手が行動を変えてくれることですよね。だったら、受け取りやすいボールを投げないと、良質なキャッチボールは出来ないということです。良質なキャッチボールが出来るからこそ、相手は貴女のアドバイスを受け取り、実行するのです。

 

今、この時期だからこそ、良質なコミュニケーションにこれまで以上に配慮してみてくださいね。

 

まとめ
ポジティブ→ネガティブ→ポジティブで伝えよう

 

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言い訳ばかりする部下とのコミュニケーション 傾聴の基本のキ

2020.09.05

第241話: 言い訳ばかりする部下とのコミュニケーション 傾聴の基本のキ

 

自分関係®カウンセラー(臨床心理士 / 公認心理師)の高橋雅美です。

 

「チームメンバーの中に、いつも「でも、だって」と平気で堂々と言い訳をする20代後半の男性社員がいるんですね。今までも彼に対して、話を聞いてフォローしてきたつもりなんですけど、全く進歩がないんです。それで自分の「傾聴」の仕方にもっと工夫ができるのではないかと思っているんです。」A子さんのお悩みです。

 

さて、こんな時、貴女ならどうしますか。

 

ハッピーハートコンシャスでは、30-40代の働く女性の方が多くカウンセリングをお受けになっていらっしゃいます。この世代の方々は、職場ではリーダーや管理職を任させていることも多く、お悩みとして多いのが部下との「コミュニケーション」なんですね。

 

家族や友人や知人などの親しい間柄ではなく、社会人として、ある程度の距離を保ちながら、しかも、言いにくいこともしっかり、はっきり伝えなければなりません。それが上手く出来ずに自信をなくしてしまうという方もいらっしゃるくらいです。

 

BlogB一方で、今、コミュニケーションは「伝える」ことだけではなく「聴く」という力も求められています。つまり、傾聴です。その大切さがクローズアップされているのですが、これが「理解するのと出来るのとは違う」わけで、大変難しいのですね。

 

今回のコラムでは、この「傾聴」と「コミュニケーション」についてお伝えしていたいと思います。

 

 

傾聴とは何?基本姿勢は?

相手が話す「内容」にすぐに反応しない

聴いている自分の「感情」にも気づいていく。

 

傾聴とは何?基本姿勢は?

 

傾聴って何ですか?と言われたら、どう答えますか。一言で表すのは難しいですが、

・さえぎらずに話を聴く

・共感と同意は異なる

・意見やアドバイスはしない

といったところでしょうか。

 

ここで大切なことは、相手のことをすぐに「わかったつもりにならない」ということです。その姿勢を持ちながら、相手の話に耳を傾けることが大切なのです。

 

では、ここで冒頭の場面を思い出してください。その男性社員の方をB君としましょうか。B君に対して、「またいつも同じ言い訳している。」とわかったつもりにならないこと。そして「だから、○○したらいいよ。頑張ってみて。」と結論をこちらから言わないことが大切なのです。

 

相手が話す「内容」にすぐに反応しない

BlogAそのためには、相手が話す「内容」について、すぐに反応しないこと。つまり、評価しないということ。話の内容ではなく、それを話す相手の「感情」に焦点を当てることが重要なんですね。

 

ですが、A子さんとしては、「言い訳」を聞き続けるのはしんどいですよね。でもB君が「何を言っているか」だけに注意を向けてしまうと、イライラしたりアドバイスしたくなってしまいます。

 

だから、ここは一旦、視点を変えて、このようにいつも言い訳してしまうB君はどんな「感情」なのだろうと考えてみること。もしかしたら常に自信がないのかもしれないですよね。だけどそれを見破られたくないから「言い訳」してその場を取り繕うとしているのかもしれません。

 

A子さんによると、20代でこのプロジェクトに関わるのは、かなりのチャレンジだとのこと。そう考えると、B君は、背伸びしているのかもしれない。でもそれを他のメンバーには知られたくない気持ちがあるのかもしれないと言います。

 

そうであれば、B君は弱みを見せたら、何を言われるかと怯えているのかもしれません。「平気で堂々と」しているというのも、精一杯虚勢をはっているのかもしれないですよね。でもそれをA子さんはB君に言う必要はないものの、「もしかしたらそうかもしれない」と思って聴くと相手に対する見方が少し変わってくるのではないでしょうか。

 

聴いている自分の「感情」にも気づいていく。

とは言っても、言い訳ばかりするB君を目の前にして、A子さんにも様々な感情が沸き起こりますよね。怒りを感じるかもしれません。ですが、ここでA子さんは自分の感情は否定する必要はないのです。やるべきことは、どうして怒りを感じるのかな?と今度は自分の心に訊いていくことなのです。

 

実はA子さん、「もういい加減して!」という感情が湧いてくると話してくれました。つまり、B君がいつもそんな態度なので、Aさん自身がリーダーとして無能であることをつきつけられているように感じるからというのですね。そうなると、これはA子さんの課題ということになりますね。

 

「傾聴」ってハードルが高いのです。A子さんは、相手の話を聴いて解決しようとしない、まずは相手をわかろうとすることの大切さに気付いてくれました。私たちカウンセラーは「傾聴する」ことの難しさを身をもって知っています。だから、すぐに出来るようになることを目指すのではなく、出来ることからやってみて欲しいです。そして、すぐに出来なくても良いので、わかったつもりにならないという基本的な姿勢をどうぞ忘れないでくださいね。

 

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは異なった形で書いております。何卒ご了承ください。>

 

まとめ

傾聴の基本姿勢は「わかったつもりにならない」こと

 

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在宅勤務時の部下へのサポート 3つのポイント

2020.05.16

第234話:在宅勤務時の部下へのサポート 3つのポイント

 

自分関係®カウンセラー(臨床心理士 / 公認心理師)の高橋雅美です。

 

緊急事態宣言が一部解除されましたね。ですが、以前のような生活に戻るとはいえないようです。

 

BlogBしばらくは在宅勤務も継続されるでしょう。このブログは管理職やリーダー職の方も多く読まれているので、今回は、在宅勤務中の部下が心身ともに健康で働けるよう、上司としてどんなサポートが望ましいのか、どんな点に留意して心のサポートを実践すればよいのか、そのポイントをまとめました。

 

ポイント1 定期的に状況や体調をヒアリングする

 

これまでの働き方とは異なる状況が続いている中で、誰しも相当なストレスを抱えているはずです。その中で、しっかりと仕事をこなし、しかも成果を出すことがさらなるプレッシャーとなっているとも言えるでしょう。

 

まず行うことは、定期的なヒアリングです。ヒアリングする内容は、主に以下の3つ。

1. 仕事の状況、進み具合について
2. 自宅での生活について
3. 心身の状態について

 

1については、言うまでもありませんね。ただし、仕事の進み具合だけをヒアリングするのは、上司として部下の心身の健康への配慮が足りないとも言えます。業務を進めるにあたり、困っていることや不安に思っていることについても必ずヒアリングしましょう。

 

また、部下が頑張っている点については、言葉にして「頑張っているね」と伝え労いましょう。改善して欲しい点を伝える際は、まず、「出来ている点を伝える」→「改善点を伝える」という順番で伝えます。

 

2の自宅での生活については、規則正しい生活が送られているか、食事や睡眠が十分に取られているかなどを確認してください。

 

3の心身の状態へのヒアリングは、やる気が起きない、不安が拭えないなどの心の症状、また頭痛や腹痛など何等かの身体症状が出ていないかをヒアリングしてください。

 

この3の聞き取りは大変デリケートな内容でもあります。部下があまり話したがらないようなら、根掘り葉掘り聞かず、「何かこれまでとは違うと感じることがあったら教えて欲しい」「今はストレスがかかる状況なのだから、不調になることもあり得る。だから一人で抱えないで話して欲しい」と伝えましょう。

 

ポイント2 質問して悩みを引き出す

BlogA実は、在宅勤務時においても、様々な人間関係の悩みが隠れています。部下が一人暮らしの場合は、「孤独」という悩みもあります。

 

あるいは、オンライン会議をする中で、ある特定の人や特定の業務に関する不満などを抱えることもあります。それを職場で同僚に話したり、相談したりできない環境なわけですから、あえて、チームや人間関係について質問してみてください。

 

1.「チームについて」「人間関係について」困っていることはないか
2.「チームについて」「人間関係について」不満に思っていることはないか
3.「チームについて」「人間関係について」改善できることはないか

 

あなた自身も上司として、この非常時を初めて体験されているわけですから、ご自分の「心境」や「困っていること」なども上手に自己開示しつつ、「安心して相談して良いんだよ、話していいんだよ」という雰囲気を作ることは非常に大切です。いろいろ工夫しながら質問してみてください。

 

改善策はすでにその答えを部下がもっている場合もあります。「どうやったら改善できるかと思うか」と部下に、質問してみましょう。その考えをすぐには否定せずに、「そうか、そう思っているんだね」「そういう考えもあるよね」とまずは受け取り、上司として出来る改善を行ってください。

 

ポイント3 気を付ける点について

繰り返しになりますが、以下のことには十分に留意してください。BlogC

 

1.部下が話したがらないことを、根掘り葉掘り聞かないこと
2.部下のことを「気にかけている」、「心配している」ことを伝えること
3.「一人で抱え込まないようにして欲しい」と伝えること

 

聞き取った情報、特にプライベートな、デリケートな情報に関して、個人情報の扱いにはくれぐれも注意しましょう。事前に、社内で情報を誰と共有するのかを決めておくことをお勧めいたします。

 

本人の許可なく、チームメンバーに公表することのないようにしてください。

 

ここまで、3つのポイントについてお伝えしてきました。これらを、部下の自宅の環境にも配慮しつつ、オンライン会議、電話、メールなど状況に応じて行ってください。

 

もし、気になる部下がいる場合は、出来るだけ、顔が見られるオンライン会議、話口調がわかる電話を利用することが良いと思います。

 

上司自身のケアについて

さらに上司であるあなた自身のケアとして大切なことを2つお伝えします。

 

1.あなた自身が「一人で抱え込まないこと」

部下の話を聞いて、自分ひとりで対応するのが難しいと判断した場合は、やはり一人で抱え込まないでください。上司や会社の人事や総務などの担当部署に相談してサポートを受けてください。

 

もしあなたの会社で産業医や保健師、心理士などがいれば、彼らのような産業保健スタッフに相談するか、あるいは部下が直接、産業保健スタッフに相談するように促しましょう。

 

また、可能であれば、部下同士が緩くつながれるようなオンラインでのチャットなどを活用しても良いと思います。仕事上、必要なやりとりだけではなく、日々のちょっとした雑談ができるような「息抜きの場」を作ってみてはいかがでしょうか。

 

2. 部下のプライベートな悩みを聞く時は慎重に

業務上のことではなく、家庭のことやプライベートな悩みを聞く時は慎重になってください。あなた自身はカウンセラーではありません。あまり深入りしてしまうとご自分が苦しくなります。

 

部下の辛い気持ちに寄り添いつつも、少しでも気持ちが楽になるように、上司として「業務上、何かサポートできることはないか」と尋ね、あくまでも仕事上のサポートをしてあげてください。

 

まとめ
定期的に状況や体調をヒアリングする。チームや人間関係について質問する。個人情報の扱いには十分注意する。

 

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文句ばかりの夫。彼に対して怒りが収まらず辛い貴女へ。

2019.11.23

第216話: 文句ばかりの夫。彼に対して怒りが収まらず辛い貴女へ。

 

自分関係®カウンセラー(臨床心理士)の髙橋雅美です。

 

H子さんは、50代で子どもたちはすでに家を離れています。一人は社会人となり、もう一人は実家から離れた大学に通っています。子育てに一段落したことで、H子さんはホッとしているかと思いきや、今、夫との関係に真剣に悩んでいます。

 

夫とは共に20代で結婚しました。バリバリと仕事に熱心に情熱を傾ける姿に魅力を感じたのです。H子さんは、子どもたちが手のかかる間は、仕事を辞め、専業主婦として家庭を守ってきたのでした。

 

子どもたちが家を離れた今、夫との二人暮らしです。さすがに夫の方も若いころのようなエネルギーはありません。仕事の方も管理職ではありますが、これ以上の昇進を望むのは難しく、このまま定年まで働くことになる・・・と考えています。

 

そんな夫との二人での生活。夫も、会社生活で上手くいかないことも増え、焦りや苛立ちもあるのでしょうが、家庭でも、いつも文句ばかりなのです。

 

そもそも夫は自分にも他人にも厳しく、物ごとを「減点主義」で考えるような人。つまり、出来ていないことにばかり目がいってしまうのですね。会社でも人望がないのはそのせいかもしれません。
H子さんは、日々、夫の言動に怒りを感じ、振り回されているのです。イライラや怒りを感じることが多くなり、最近では眠りも浅くなってきています。

 

そんな時、やってはいけないことは何か、やるべきことは何か、一緒に考えていきたいと思います。

 

やってはいけないこと

まず、やってはいけないことは、相手の怒りを受け取り、こちらも怒りをぶつけ返すということです。怒りを感じることはいけないことではなりませんが、ぶつけてはいけません。ぶつけずに、冷静に表現するのです。

 

やるべきこと2つ

冷静に表現するためには、相手のどんな言動に傷ついたのかを言葉で表現することです。そういう言い方は辞めて欲しいと伝えるのです。

 

言っても変わらない、だから悩んでいるという方も多いのですが、自分の心を守るために、最低限、辞めて欲しいと伝え続けて欲しいのです。もし、相手に対して、少しでも有難いと思えることがあれば、それも伝えましょう。「こんな相手に感謝することなどない。」と思われるかもしれませんが、「元気で仕事に行ってくれている。それだけでも有難い。」と考えてみてください。

 

最後に、相手を客観的に、引いて眺めて見るというクセをつけましょう。

 

なんでこういう言い方をするのだろう。
彼の心の中でどんなことがおこっているのだろう。
どういう育てられ方をしたのだろう。
この人の幸せって何なんだろう。

 

イライラと怒りをぶつけてくる人の中には、相手がその感情に乗ってこないと、より怒りを大きくしてくる人もいますが、それは相手が未熟ということです。

 

幸いH子さんには、友達がたくさんいて、その中の一人から勧められた仕事もあります。夫を客観的に冷静に見る中で、少しずつではありますが、自分の時間、自分の仕事を充実させることも出来つつあり、心にも少し余裕が出てきています。

 

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは異なった形で書いております。何卒ご了承ください。>

 

まとめ
怒りで人をコントロールしようとする相手のやり方には乗らないこと

 

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コミュニケーションがうまくとれない人へ対処 3つのステップ

2019.11.16

第215話:コミュニケーションがうまくとれない人へ対処 3つのステップ

自分関係®カウンセラー(臨床心理士)の髙橋雅美です。

 

お悩み相談で特に多いのが、人間関係がうまく行かない、つまりはコミュニケーションがうまくとれないということです。人間関係の悩みはそのまま、コミュニケーションにあるということでしょう。

 

そのような時、まず伝えることは、聞き上手になりましょうということ。コミュニケーションが上手な人というと、話が面白い、惹きつける、わかりやすい話し方など話し方が上手な人というイメージが多いのですが、実は、人は自分の聞いてくれる人に対して信頼、好感を持つものなのです。

 

なので、話をしよう、しようとせず、まずは聞くという姿勢で関わってみてはどうですか?とアドバイスをさせていただきます。実際は、人の話を聞くことも難しいのですけどね。話を聞きながら、次に自分は何て話そうか・・・なんて考えていることもあるくらいですからね。

 

さて、それでも、中には、どうもこの人とは馬が合わないと感じる人がいるもの。その人と、接触が多い場合は、なおさら苦痛になりますよね。

 

多いのが職場の上梓や同僚、あるいはプライベートでいえば義母など。義母は頻度は多くないかもしれませんが、会えば一緒に居る時間も長かったりします。

 

そのような相手を少しでもラクにつきあうヒントを3つお伝えしますね。

 

相手を観察してみる

まずは相手を観察してみるということです。その時のポイントは、先入観にとらわれずに、とにかく相手を知ろうとすることが第一歩。

 

どんな状況の時にどんな態度、言動をするのかと分析してみるのです。その中で、相手の好きな言葉がわかることがあります。それが、例えば「安心」だったとすれば、相手を安心させるような言動をすると余計な摩擦が少なくなるでしょう。

 

出来ること、出来ないことを分けてみる

その人との関わりで、自分には出来ることと出来ないことがあれば、それを分けてみるということ。上手くやろうとする必要はありません。それでは自分を追い詰めてしまうことになるからです。

 

でも、これだったら出来る、これはどうしても出来そうもないということを分けて、自分で納得するということです。その上で、自分の本心ではないと感じながらも、うまく行くための処世術として出来るかなと思って行うならば、それもOKと考えましょう。自分の心を守るためと割り切ってくださいね。

 

距離を置き、期待しない
最後に、言うまでもありませんが、心の距離を置くことです。心の距離というのは、必要以上にその人に理解してもらいたいと思わないこと。なぜなら、理解してもらいたいというのは期待であり、その期待が裏切られると、怒りになるからです。

 

これは全ての人間関係で起こることなのですが、特にコミュニケーションが難しい相手に対して、過度な期待をすると苦しむのは自分自身です。

 

良い意味で、「あの人ってこういう人だよね。」と潔く認めるということです。

 

まとめ
相手を知り努力をしつつ、「まあまあ心地良い」くらいを目指す。

 

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いつも人から仕事を頼まれNOと言えない人へ伝えたい3つのこと

2019.05.18

第200話:いつも人から仕事を頼まれNOと言えない人へ伝えたい3つのこと

自分関係®カウンセラー(臨床心理士)の髙橋雅美です。

 

ついつい、職場で自分の役割ではない仕事を頼まれ、ノーと言えずに引き受けてしまうことはありませんか。きっと貴女はまわりから、「仕事が出来る人」、「いつも引き受けてくれて頼りになる人」と思われているに違いありません。

 

でも心の中では、「いい加減にして欲しい!」「いつも自分に仕事を押し付けないで!」という、うんざりした気持ちが渦巻いているかもしれませんね。

 

では、はっきりと断ればよいのですが、「そうはいっても、出来ないから悩んでいる。」「相手の期待を裏切りたくない。」という気持ちもあるのではないでしょうか。

 

今回は、なぜ断るのが難しいと感じてしまうのか、そして実際に断るためにはどう行動していったらよいのか、についてお伝えしていきますね。

 

・断ることで相手から嫌われるのが怖いという心理
・ノーと言ったら、関係が修復できないという恐れ
・気分よくノーというために必要な心構え

 

断ることで相手から嫌われるのが怖いという心理
断ることで相手から嫌われるのが怖いという心理

上の一文を読んで、「あ、私にあてはまるかも」と思った貴女。気づいたことはとても良いことです。気づかないと何も変わらないからです。

 

でも、もし貴女が、断ることで相手を傷つけてしまうかも・・・
だったり、本当は嫌なんだけど相手に嫌われたくないからOKしてしまう・・・という気持ちがあるのであれば、要注意です。

 

自分の本心を偽り、自分を犠牲にして相手に尽くしてしまうというパターンになっているからです。実はこのパターンを認めることは辛いことでもあります。

 

というのは、頼んでくる相手が悪いのではなく、断れない自分に問題があるのだと認識することだからです。

 

ノーと言ったら、関係が修復できないという恐れ
でも、そのように感じるのは、いったん断ったら相手との関係が修復できないとか、もう二度と、上司から同僚から認められない、と思い込んでいるせいではないでしょうか。

 

でも本当にそうでしょうか。頼んでくる相手は、「彼女はいつも断らないから。」「言いやすいし、頼みやすいから。」というシンプルな理由だけなのかもしれません。

 

相手にもよりますが、これは対等な関係とは言えませんよね。

 

でも断れないのは、敵をつくらってはいけないとか、相手を喜ばせなければならないという思い込みを、これまで生きてきた生活の中で貴女が学んできたからでしょう。その原因は様々でしょうが、もしそれが辛いと思っているのであれば、やはり思い込みを手放して、行動していくしかありません。自分が変わるという選択をするということです。

 

 

気分よくノーというために必要な心構え
行動を変えるとは、はっきりとノーと伝えるということです。最初から断ることが上手にできるとは思わないで下さいね。少しずつ出来るようになりましょう。

 

心構えは、「相手が困っている気持ちを受け取りつつも、今、私にはできない。」と毅然と伝えること。相手に悪いと感じる気持ちは少しでも封印しましょう。

 

はっきりとした理由があるのであれば、それを伝えましょう。できれば個人的な理由ではなく、職場のルール、時間的な制約、能力などを理由にすると良いですね。

 

もっと具体的な伝え方について学びたいという方は、「アサーション」関連の書籍やセミナーをぜひ参考にしてくださいね。

 

さて、思い切って断ることが出来た場合、簡単で良いので、記録しておくことをお勧めします。自分が「出来たこと」「感じたこと」を記録しておいて、後から振り返ることが出来るからです。ぜひやってみてくださいね。

 

まとめ
思い込みを捨てて、自分の言動を少しずつ変える工夫から始める

 

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職場で悩みを打ち明けられた!あなたがやるべき3つの基本

2019.04.20

第199話:職場で悩みを打ち明けられた!あなたがやるべき3つの基本

 

自分関係®カウンセラー(臨床心理士)の髙橋雅美です。

 

今、多くの企業では、入ってきたばかりの若い社員の方がすぐに辞めてしまう、誰にも相談できずに一人で抱え込み、抱えきれなくなった状態で体調悪化させ仕事に来られなくなってしまいことがあるなど、「人」に関する悩みを抱えています。

 

その対処法として、メンター制度を取り入れ、上手に活用している企業もあります。先輩社員の方になんでも相談できるという制度のことです。上司には言えないことだったり、悩みが上司に関わることだった場合、同じような経験をしたであろう先輩社員のアドバイスは身に染みて受け取ることが出来るのです。

 

今回は、あなたが会社の同僚や部下、後輩から何か相談を受けた場合にどんな対応をしたらよいのか、その基本についてお伝えしますね。
・話を整理しながらじっくりと聴く
・よく理解するために質問する
・アドバイスは聞かれてから答える
・まとめ

 

<話をじっくりと聴く>
話をじっくりと聴くこの場合の「相談」は職場のいわゆる「報連相」ではないため、指示命令をする場合には当てはまりません。逆にいうと、悩み相談に対して、すぐに指示命令をしてはいけないということででもあります。

 

そのため、まず行うべきは、時間をとって、できれば個室などの場所を選んで、じっくりと話を聴くということ。話しにくい話題である場合など、相手の話すペースがゆっくりである場合もよくあります。その場合は、そのペースを乱さず、ゆったりと構えて話を聴きましょう。

 

言うまでもなく、「ええ、うんうん」などの相づちや、「それで?」といううながしを上手に使いながら、相手が話しやすい雰囲気をつくることが大切です。

 

<よく理解するために質問する>
よく理解するために質問する相手が興奮して感情的になっているような場合、マシンガンのように話が続くことがあります。その場合も、まずは話してもらいましょう。

 

相手がひと段落ついたところで、「それはこういう事かな」とか、「ここをもう少し詳しく教えて」など、状況をより深く理解するために質問をしていきます。ここで、尋問のようにならないようにするのが大切です。

 

<アドバイスは聞かれたら答える>
相談の目的が、具体的なアドバイスが欲しい場合もあれば、とにかく話を聴いてもらいすっきりしたい、気持ちの整理をしたいという場合もあります。

 

アドバイスは聞かれたら答えるなので、話を聴きながら、あなたに良いアドバイスが浮かんだとしても、それを相手が望まないタイミングで伝えてはいけません。
そもそも気持ちの整理がしたいだけの場合は、アドバイスを求めていないこともあります。

 

相手から「どう思いますか」「どうしたらよいでしょうか」などの質問を受けた時に、あなたの考えやアドバイスを伝えましょう。
職場で「ちょっと今、よろしいでしょうか。実は相談がありまして・・」と言われた時のあなたの聴く態度についてお伝えしてきました。聴く→訊く→そして答えるという流れになります。

 

また、相手がなんでもかんでもあなたに相談しないと行動できないというのは困りますよね。なので、アドバイスに答えるとき、「あなたの考えは?」「どう思っている?」「どう解決したい?」などと訊いてみるのも効果的です。

 

もちろん信頼関係が前提ですが、「人を育てるのは人である」ので、相談されたら、じっくりと相手に向き合ってあげてくださいね。

 

まとめ

信頼され悩みを相談されたら、聴く→訊く→答えるの姿勢で!

 

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