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コミュニケーション

文句ばかりの夫。彼に対して怒りが収まらず辛い貴女へ。

2019.11.23

第216話: 文句ばかりの夫。彼に対して怒りが収まらず辛い貴女へ。

 

自分関係®カウンセラー(臨床心理士)の髙橋雅美です。

 

H子さんは、50代で子どもたちはすでに家を離れています。一人は社会人となり、もう一人は実家から離れた大学に通っています。子育てに一段落したことで、H子さんはホッとしているかと思いきや、今、夫との関係に真剣に悩んでいます。

 

夫とは共に20代で結婚しました。バリバリと仕事に熱心に情熱を傾ける姿に魅力を感じたのです。H子さんは、子どもたちが手のかかる間は、仕事を辞め、専業主婦として家庭を守ってきたのでした。

 

子どもたちが家を離れた今、夫との二人暮らしです。さすがに夫の方も若いころのようなエネルギーはありません。仕事の方も管理職ではありますが、これ以上の昇進を望むのは難しく、このまま定年まで働くことになる・・・と考えています。

 

そんな夫との二人での生活。夫も、会社生活で上手くいかないことも増え、焦りや苛立ちもあるのでしょうが、家庭でも、いつも文句ばかりなのです。

 

そもそも夫は自分にも他人にも厳しく、物ごとを「減点主義」で考えるような人。つまり、出来ていないことにばかり目がいってしまうのですね。会社でも人望がないのはそのせいかもしれません。
H子さんは、日々、夫の言動に怒りを感じ、振り回されているのです。イライラや怒りを感じることが多くなり、最近では眠りも浅くなってきています。

 

そんな時、やってはいけないことは何か、やるべきことは何か、一緒に考えていきたいと思います。

 

やってはいけないこと

まず、やってはいけないことは、相手の怒りを受け取り、こちらも怒りをぶつけ返すということです。怒りを感じることはいけないことではなりませんが、ぶつけてはいけません。ぶつけずに、冷静に表現するのです。

 

やるべきこと2つ

冷静に表現するためには、相手のどんな言動に傷ついたのかを言葉で表現することです。そういう言い方は辞めて欲しいと伝えるのです。

 

言っても変わらない、だから悩んでいるという方も多いのですが、自分の心を守るために、最低限、辞めて欲しいと伝え続けて欲しいのです。もし、相手に対して、少しでも有難いと思えることがあれば、それも伝えましょう。「こんな相手に感謝することなどない。」と思われるかもしれませんが、「元気で仕事に行ってくれている。それだけでも有難い。」と考えてみてください。

 

最後に、相手を客観的に、引いて眺めて見るというクセをつけましょう。

 

なんでこういう言い方をするのだろう。
彼の心の中でどんなことがおこっているのだろう。
どういう育てられ方をしたのだろう。
この人の幸せって何なんだろう。

 

イライラと怒りをぶつけてくる人の中には、相手がその感情に乗ってこないと、より怒りを大きくしてくる人もいますが、それは相手が未熟ということです。

 

幸いH子さんには、友達がたくさんいて、その中の一人から勧められた仕事もあります。夫を客観的に冷静に見る中で、少しずつではありますが、自分の時間、自分の仕事を充実させることも出来つつあり、心にも少し余裕が出てきています。

 

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは異なった形で書いております。何卒ご了承ください。>

 

まとめ
怒りで人をコントロールしようとする相手のやり方には乗らないこと

 

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コミュニケーションがうまくとれない人へ対処 3つのステップ

2019.11.16

第215話:コミュニケーションがうまくとれない人へ対処 3つのステップ

自分関係®カウンセラー(臨床心理士)の髙橋雅美です。

 

お悩み相談で特に多いのが、人間関係がうまく行かない、つまりはコミュニケーションがうまくとれないということです。人間関係の悩みはそのまま、コミュニケーションにあるということでしょう。

 

そのような時、まず伝えることは、聞き上手になりましょうということ。コミュニケーションが上手な人というと、話が面白い、惹きつける、わかりやすい話し方など話し方が上手な人というイメージが多いのですが、実は、人は自分の聞いてくれる人に対して信頼、好感を持つものなのです。

 

なので、話をしよう、しようとせず、まずは聞くという姿勢で関わってみてはどうですか?とアドバイスをさせていただきます。実際は、人の話を聞くことも難しいのですけどね。話を聞きながら、次に自分は何て話そうか・・・なんて考えていることもあるくらいですからね。

 

さて、それでも、中には、どうもこの人とは馬が合わないと感じる人がいるもの。その人と、接触が多い場合は、なおさら苦痛になりますよね。

 

多いのが職場の上梓や同僚、あるいはプライベートでいえば義母など。義母は頻度は多くないかもしれませんが、会えば一緒に居る時間も長かったりします。

 

そのような相手を少しでもラクにつきあうヒントを3つお伝えしますね。

 

相手を観察してみる

まずは相手を観察してみるということです。その時のポイントは、先入観にとらわれずに、とにかく相手を知ろうとすることが第一歩。

 

どんな状況の時にどんな態度、言動をするのかと分析してみるのです。その中で、相手の好きな言葉がわかることがあります。それが、例えば「安心」だったとすれば、相手を安心させるような言動をすると余計な摩擦が少なくなるでしょう。

 

出来ること、出来ないことを分けてみる

その人との関わりで、自分には出来ることと出来ないことがあれば、それを分けてみるということ。上手くやろうとする必要はありません。それでは自分を追い詰めてしまうことになるからです。

 

でも、これだったら出来る、これはどうしても出来そうもないということを分けて、自分で納得するということです。その上で、自分の本心ではないと感じながらも、うまく行くための処世術として出来るかなと思って行うならば、それもOKと考えましょう。自分の心を守るためと割り切ってくださいね。

 

距離を置き、期待しない
最後に、言うまでもありませんが、心の距離を置くことです。心の距離というのは、必要以上にその人に理解してもらいたいと思わないこと。なぜなら、理解してもらいたいというのは期待であり、その期待が裏切られると、怒りになるからです。

 

これは全ての人間関係で起こることなのですが、特にコミュニケーションが難しい相手に対して、過度な期待をすると苦しむのは自分自身です。

 

良い意味で、「あの人ってこういう人だよね。」と潔く認めるということです。

 

まとめ
相手を知り努力をしつつ、「まあまあ心地良い」くらいを目指す。

 

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いつも人から仕事を頼まれNOと言えない人へ伝えたい3つのこと

2019.05.18

第200話:いつも人から仕事を頼まれNOと言えない人へ伝えたい3つのこと

自分関係®カウンセラー(臨床心理士)の髙橋雅美です。

 

ついつい、職場で自分の役割ではない仕事を頼まれ、ノーと言えずに引き受けてしまうことはありませんか。きっと貴女はまわりから、「仕事が出来る人」、「いつも引き受けてくれて頼りになる人」と思われているに違いありません。

 

でも心の中では、「いい加減にして欲しい!」「いつも自分に仕事を押し付けないで!」という、うんざりした気持ちが渦巻いているかもしれませんね。

 

では、はっきりと断ればよいのですが、「そうはいっても、出来ないから悩んでいる。」「相手の期待を裏切りたくない。」という気持ちもあるのではないでしょうか。

 

今回は、なぜ断るのが難しいと感じてしまうのか、そして実際に断るためにはどう行動していったらよいのか、についてお伝えしていきますね。

 

・断ることで相手から嫌われるのが怖いという心理
・ノーと言ったら、関係が修復できないという恐れ
・気分よくノーというために必要な心構え

 

断ることで相手から嫌われるのが怖いという心理
断ることで相手から嫌われるのが怖いという心理

上の一文を読んで、「あ、私にあてはまるかも」と思った貴女。気づいたことはとても良いことです。気づかないと何も変わらないからです。

 

でも、もし貴女が、断ることで相手を傷つけてしまうかも・・・
だったり、本当は嫌なんだけど相手に嫌われたくないからOKしてしまう・・・という気持ちがあるのであれば、要注意です。

 

自分の本心を偽り、自分を犠牲にして相手に尽くしてしまうというパターンになっているからです。実はこのパターンを認めることは辛いことでもあります。

 

というのは、頼んでくる相手が悪いのではなく、断れない自分に問題があるのだと認識することだからです。

 

ノーと言ったら、関係が修復できないという恐れ
でも、そのように感じるのは、いったん断ったら相手との関係が修復できないとか、もう二度と、上司から同僚から認められない、と思い込んでいるせいではないでしょうか。

 

でも本当にそうでしょうか。頼んでくる相手は、「彼女はいつも断らないから。」「言いやすいし、頼みやすいから。」というシンプルな理由だけなのかもしれません。

 

相手にもよりますが、これは対等な関係とは言えませんよね。

 

でも断れないのは、敵をつくらってはいけないとか、相手を喜ばせなければならないという思い込みを、これまで生きてきた生活の中で貴女が学んできたからでしょう。その原因は様々でしょうが、もしそれが辛いと思っているのであれば、やはり思い込みを手放して、行動していくしかありません。自分が変わるという選択をするということです。

 

 

気分よくノーというために必要な心構え
行動を変えるとは、はっきりとノーと伝えるということです。最初から断ることが上手にできるとは思わないで下さいね。少しずつ出来るようになりましょう。

 

心構えは、「相手が困っている気持ちを受け取りつつも、今、私にはできない。」と毅然と伝えること。相手に悪いと感じる気持ちは少しでも封印しましょう。

 

はっきりとした理由があるのであれば、それを伝えましょう。できれば個人的な理由ではなく、職場のルール、時間的な制約、能力などを理由にすると良いですね。

 

もっと具体的な伝え方について学びたいという方は、「アサーション」関連の書籍やセミナーをぜひ参考にしてくださいね。

 

さて、思い切って断ることが出来た場合、簡単で良いので、記録しておくことをお勧めします。自分が「出来たこと」「感じたこと」を記録しておいて、後から振り返ることが出来るからです。ぜひやってみてくださいね。

 

まとめ
思い込みを捨てて、自分の言動を少しずつ変える工夫から始める

 

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職場で悩みを打ち明けられた!あなたがやるべき3つの基本

2019.04.20

第199話:職場で悩みを打ち明けられた!あなたがやるべき3つの基本

 

自分関係®カウンセラー(臨床心理士)の髙橋雅美です。

 

今、多くの企業では、入ってきたばかりの若い社員の方がすぐに辞めてしまう、誰にも相談できずに一人で抱え込み、抱えきれなくなった状態で体調悪化させ仕事に来られなくなってしまいことがあるなど、「人」に関する悩みを抱えています。

 

その対処法として、メンター制度を取り入れ、上手に活用している企業もあります。先輩社員の方になんでも相談できるという制度のことです。上司には言えないことだったり、悩みが上司に関わることだった場合、同じような経験をしたであろう先輩社員のアドバイスは身に染みて受け取ることが出来るのです。

 

今回は、あなたが会社の同僚や部下、後輩から何か相談を受けた場合にどんな対応をしたらよいのか、その基本についてお伝えしますね。
・話を整理しながらじっくりと聴く
・よく理解するために質問する
・アドバイスは聞かれてから答える
・まとめ

 

<話をじっくりと聴く>
話をじっくりと聴くこの場合の「相談」は職場のいわゆる「報連相」ではないため、指示命令をする場合には当てはまりません。逆にいうと、悩み相談に対して、すぐに指示命令をしてはいけないということででもあります。

 

そのため、まず行うべきは、時間をとって、できれば個室などの場所を選んで、じっくりと話を聴くということ。話しにくい話題である場合など、相手の話すペースがゆっくりである場合もよくあります。その場合は、そのペースを乱さず、ゆったりと構えて話を聴きましょう。

 

言うまでもなく、「ええ、うんうん」などの相づちや、「それで?」といううながしを上手に使いながら、相手が話しやすい雰囲気をつくることが大切です。

 

<よく理解するために質問する>
よく理解するために質問する相手が興奮して感情的になっているような場合、マシンガンのように話が続くことがあります。その場合も、まずは話してもらいましょう。

 

相手がひと段落ついたところで、「それはこういう事かな」とか、「ここをもう少し詳しく教えて」など、状況をより深く理解するために質問をしていきます。ここで、尋問のようにならないようにするのが大切です。

 

<アドバイスは聞かれたら答える>
相談の目的が、具体的なアドバイスが欲しい場合もあれば、とにかく話を聴いてもらいすっきりしたい、気持ちの整理をしたいという場合もあります。

 

アドバイスは聞かれたら答えるなので、話を聴きながら、あなたに良いアドバイスが浮かんだとしても、それを相手が望まないタイミングで伝えてはいけません。
そもそも気持ちの整理がしたいだけの場合は、アドバイスを求めていないこともあります。

 

相手から「どう思いますか」「どうしたらよいでしょうか」などの質問を受けた時に、あなたの考えやアドバイスを伝えましょう。
職場で「ちょっと今、よろしいでしょうか。実は相談がありまして・・」と言われた時のあなたの聴く態度についてお伝えしてきました。聴く→訊く→そして答えるという流れになります。

 

また、相手がなんでもかんでもあなたに相談しないと行動できないというのは困りますよね。なので、アドバイスに答えるとき、「あなたの考えは?」「どう思っている?」「どう解決したい?」などと訊いてみるのも効果的です。

 

もちろん信頼関係が前提ですが、「人を育てるのは人である」ので、相談されたら、じっくりと相手に向き合ってあげてくださいね。

 

まとめ

信頼され悩みを相談されたら、聴く→訊く→答えるの姿勢で!

 

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第176話:反論、指摘する時のキモは言い方伝え方にある。Yes, butではなく・・

2018.06.02

自分関係®カウンセラー(臨床心理士)の高橋雅美です。

相手に反論する時はまず、相手の話に「そうだね」と言って一度受け取ってから、「でもね・・・」と続ける、つまりYes, butという形で話をするのが良いというのはよく聞きますよね。

指摘する時も、「この点は良くできているよね」と良いところを見つけてほめてから、「でも、ここを改良したらもっとよくなるよね。」と続けると相手も受け取りやすい。これもYes,butですね。

今日は、Yes, butではなく、あえてYes, so・・・と続けてみましょう、とお伝えしたいと思います。

これは会社員として働いていた当時、私も経験したことですが、ある日上司に呼ばれ、「高橋さん、今度、○○という仕事をあなたにお願いしたいと思っています。」と言うのです。

私とってその仕事は新しい分野の仕事で、実のところあまり興味が持てない仕事でした。というのも、その時私が手掛けていた別のプロジェクトは、社内では私が立ち上げから関わっていた仕事で、本来ならば、そちらに全力投球したかったからです。

ですが、社内の事情もあり、また、私のキャリアという視点からも新しい仕事を任せるという判断をしたのでしょう。そんな時、「はい、わかりました。」と受け取って、「ですが・・・」とYes, butで続けてしまうと、どうしても否定しているというニュアンスが大きくなってしまいます。

ですから、「はい、わかりました。」の次は、「なので、新しい仕事にチャレンジしながら、今、自分が関わっているこれまでのプロジェクトにも力を入れていこうと思います。」と伝えるのです。

私の場合も、新しい仕事を受け入れることも伝えていますが、これまでのプロジェクトも力を入れていきますよという本心も伝えています。

そして実際のところ、私はプロジェクトにこれまで通り精一杯関わりました。新しい仕事の方はというと、試行錯誤しながらもこなしていきました。

その時のシチュエーションによっては、Yes, so・・・で伝えるのが、無理な場合もあるでしょう。それでも、あえてbutは使わない。次回、使ってみませんか?

実は今回のような、Yes, so・・・という伝え方、話し方に限らず、上司や先輩への相談をしなければならないとう場面で、本当に多くの方が、言われた方はどう感じるかを考えずに、感情的に話をしているということに驚かされます。

まあ、私自身も当事者だったころは、あまり考えていなかったかもしれませんが、相談ではなく、交渉という側面があるのであれば尚更、相手がどう感じるのか、どう受け取るのかを考えて、どんな音場で話すべきかを検討すべきだと今は思っています。

その点については、また別の機会にブログでも取り上げていきますね。

まとめ
反論や指摘をする時は、あえてYes, so・・・で伝えてみる!

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第172話:新しい人間関係で信頼づくりに必須!傾聴の極意とは

2018.04.07

自分関係®カウンセラー(臨床心理士)ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

新年度が始まり、仕事内容や、人間関係など、なんらかの環境の変化があった方が多いのではないかと思います。慣れるまでに時間がかかるばかりか、エネルギーも使いますよね。

でも、最初が肝心!とばかりに、自ら積極的に行動してみようと思っていらっしゃる方も多いのではないかと思います。自分から声をかけてみようと、一日でも早く仲間と認められるよう張り切っている方もいるのではないでしょうか。

ところが、そのような時、何か自分から話題をふらなければならないとか、自分が話さなければならないと気負ってしまう方も多いのが事実。自分をアピールするのは良いことなのですが・・・

もちろん、あなたが、新しくその環境に入ってきた当人である場合は、まわりから質問攻めにあうかもしれません。一所懸命、自分のことを話してわかって欲しいと思うのは当然なのですが、自分ばかり話すというのも限界もありますよね。

そんな時は、無理をせずに、相手の話に耳を傾けましょう。質問しつづけた相手も、やはり自分のことは何かと話したいものです。相手も自分を知ってもらいたいと思っているということですよね。

そうであれば、あなたから質問して、話を聴かせていただきましょう。その時、あまり興味のない話題であったとしても、その話をする本人に興味を持ってみましょう。

この人はなんで今、私にこの話をするのかな?
なんでこういうことに興味があるのだろう?
とにかく、マシンガンのように話をする人だな・・・

なんていう風に、その人物に興味を持つことはできるはず。このように話を聴いていると、相手はどんどん心を開いてくれるものです。嬉しくなって、どんどんと話続けてくれるはずです。

へえ~そうなんですねえ。
それからどうなったんですか?

自分のことを話すよりも、相手の話を聴いている方が、すんなりと信頼関係を作ることができるという場合もあるのです。自分から話すのは苦手!という方は、ぜひ、興味をもって相手に耳を傾けましょう。

反対に、あなたが新しいメンバーを迎える側の場合、特に職場に部下や後輩を迎えるという立場の場合は、やはり同じように相手の話を傾聴することが大切。

その際に、もし相手の考えや感情が自分とは違うものであっても、すぐに否定や反論はせずに、「そう考えているんだね。」とまずは受け取ること。これは、同意するということとは違います。

まだ十分な信頼関係が出来ていない時に、正論であっても否定してしまうと、相手は拒絶された、叱責されたと受け取ってしまうこともあります。

残念なことに、最近では、上司からの叱責を苦に自信を喪失し会社に行き渋る、あるいは「パワハラ」だと言い出すなどの例をたくさん見聞きします。それは互いにとっても不幸なことになります。

なので、まずは相手の話を傾聴することで、信頼関係を構築することから、ぜひ初めてくださいね。

まとめ
人脈づくりの基本は相手の話を傾聴することから

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第163話:心地よいコミュニケーションに最も必要な工夫とは?

2018.01.13

自分関係®カウンセラー(臨床心理士)ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

普段から様々なお悩みを伺いますが、対人関係が上手くいかない、コミュニケーションが苦手という人間関係のお悩みが最も多いという印象を持っています。

コミュニケーションが上手ではないと感じ、常に相手からどう思われるかが気になるという方は、相手目線でいるようで、実は自分目線で物事を捉える傾向がある方なのですね。

つまり、「自分は嫌われていないか」「どう思われているか」って自分のことばかり考えてしまうということ。

でも本来のコミュニケーションというのは、相手を理解する、受け入れる、そして自分を伝えるという手段ですよね。だから、苦手という前に、まずは自分を伝える、わかってもらうための工夫を致しましょう。

その時に大切なのが、2つあります。

1つは、自分の感情を伝えるということ。起こった出来事を伝えるだけではなく、その時に自分がどう感じたか、どう思ったかを伝えましょう。感情を伝えるのが苦手な方は特に、まず自分の心の内側に耳を澄ませて、自分がどんな気持ちなのか、悲しいのか怒りなのか、あるいはハッピーなのか、自分の感情にアクセスできるような訓練をしてみてくださいね。

2つ目は、もし要望があるのであれば、それを伝えること。1つ目で自分の感情を伝えましょうと言いましたが、感情的になり、それを相手にぶつけていても関係がまずくなるばかりです。

感情だけではなく、○○して欲しい、○○しないで欲しいという要望を冷静に伝えるのが大切なのです。

そして、よく言われるようにコミュニケーションは相手との言葉のキャッチボールです。だからこそ、相手が受け取りやすいボールを投げるということをキモに銘じましょう。そうでないと、心地よいやり取りは出来ません。

もし、相手があなたからの言葉のボールを受け取れないような状況であるような場合、例えば怒りでいっぱいで興奮状態であるとか、そんな時は、ボールを投げないという選択肢もあるということをお忘れなく。

つまり、もっとも大切なのは、自分を伝えよう、そして相手を理解しようとする意志と気持ちなのです。

まとめ
感情を伝える、要望を伝えることで自分をわかってもらう工夫を!

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第145話:言い返せず我慢ばかり。言い返す時の留意点を忘れずに!

2017.08.05

自分関係®カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

「言いたいことが言えずにいつも我慢してしまう。」
「言えなかったことで後悔し、暗い気持ちを引きずってしまう」
自分の気持ちや考えを伝えられずに悩んでいる方はたくさんいます。

Y子さんもそんな一人でした。Y子さんは、30代半ば。実はつい半年前に新しい職場に異動になりました。そのため、これまではベテラン扱いだったのですが、仕事を一から覚えることに・・

職場の雰囲気がガラリと変わったことにも、なかなか馴染めずにいたのですが、仕事を覚えるのにも思った以上に時間がかかっています。そんな自分に対しても不甲斐なさを感じていました。

ちょうど、その頃、Y子さんは同僚のS男さんに、心ない一言を言われてしまいます。言った方はたいして考えもせずに発した言葉のようでしたが、Y子さんは咄嗟に言い返せなかったとのこと。

そのことが、悲しいやら、悔しいやらで気持ちの整理がつかないでいたのです。カウンセリングでは、「S男さんに言えなかったことを言い返したいのだけど、何ていったらいいのか。」と話されました。

Y子さんのように、普段言いたいことを言えないというタイプの方は、「自分から思い切って言う」ということが、ご自身にとって、非常に大切な場合があります。

ですが、今回の出来ごとをよくよく聴いてみると、言い返すことが果たして将来のために良いのかどうか?私自身は少し疑問に感じていました。

というのも、Y子さんは、新しい職場に出来るだけ早く慣れるようにと願っていたわけです。そのため、勢いにまかせて勇気を出して伝えることが、余計同僚との関係性を悪くするのではないかと感じたのですね。

しかもS男さんは、Y子さんが仕事が出来る事を多少妬んでいるような印象です。S男さんはY子さんのうっかりミスを皆の前で指摘したというのですが、そもそもそれが勘違いだったというのです。

なのでY子さんが言いたいことは、S男さんが間違いだったということ。それは伝えるべきことではありますが、S男さんを全否定してしまうと、相手の反発はより大きくなってしまいます。

Y子さんが自分が正しいという主張することで、S男さんはますますY子さんを疎ましく感じてしまうでしょう。しかも同僚ですから日々顔をあわせる間柄です。

さて、皆さんならどうしますか。

Y子さんは、考えたあげくに、自分がミスをしていないことはきちんと伝えることにしました。ですが、S男さんには、ほんの少し言い訳ができるような逃げ場を作ったのです。S男さんが、「あれ、そうだったんだ。自分が勘違いしていた。」と認めてくれた時には、「そうなんですよ。そう言ってくださり有難う。」と伝えたのでした。

Y子さんは、当初は、S男さんの勘違いに対して、怒りの感情でもって言い返そうとしていたのですが、冷静に伝えることができたのです。それまでには葛藤もありましたが、この件でY子さんの心の容量が大きくなったのは、疑いようもありません。

「言い返すことができなかった」という時こそ、言い返すときのタイミングと言い方は慎重になっていいと思います。相手を追い詰めるだけが正解ではありません。

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは異なった形で書いております。何とぞご了承ください。>

まとめ
言い返す時こそ、一度は相手への配慮を考えよう

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第142話:好かれる、信頼される人間関係をつりたいならまずは○○

2017.07.15

自分関係®カウンセラー(臨床心理士)ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

人間関係を円滑にするコツは、ズバリ、まわりから好かれること。といっても、ご機嫌を伺ったり、顔色を見たり、媚びを売るということではありません。

どちらかというと「信頼される」という言葉の方が正確かもしれませんね。そのためには、相手との豊かなコミュニケーションが必要です。

その際のコミュニケーションの秘訣は、褒め言葉を使うということではないでしょうか。といっても、普段、褒めることをしていないと、言葉が出てい来ない、どうやって褒めたらよいのかわからない、という方もいると思います。

そんな方は、相手の持ち物などで、新しいもの、珍しいものを褒めることから始めてみましょう。それらはお金をかけている場合もあるので、褒められた方はちょっと良い気分になるもの。そこから会話が発展するかもしれません。

「素敵な靴ですね。お似合いですね。」

他にも、相手の手元は案外と目にはいっているものです。持っているペンだったり、手入れが行き届いたネイルだったり。でも心の中で何か感じていても、あまり言葉にはしないもの。そんな時、思い切って伝えてみましょう。

次は、相手の行いや特徴をほめてみましょう。

「きれいな字を書きますね。」

「いつも元気に挨拶されますよね。」

これは褒める内容もそうですが、相手のことを見ていますよ、気づいていますよ、関心を持っていますよというサインにもなります。

そして、あなた自身が心から思ったことを褒めてみましょう。それにはタイミングが重要です。そう思ったら、その時にすかさず褒めるということが大切。

「今日のプレゼン資料はわかりやすく出来ていたね。」

プレゼン資料を受け取った時、プレゼンが終わった時など、タイミングを逃さないことがコツです。

さらに、「他の人があなたのことを○○と褒めていたよ」という褒め方も。「部長が、最近のあなたは、よく後輩の面倒を見ていると褒めていたよ。」という感じです。

褒めるためには、よく観察して関心を持っている必要があります。ですが、それが習慣になると、褒め言葉も上手に出てくるようになります。

他人を褒めることが上手になってきたら、ぜひ自分を褒めるということもやってみてください。寝る前に今日一日を振り返って、自分が頑張ったこと、良く出来たことを3つあげてみるのです。

これは寝る前に行うことで、一日をポジティブな感情で終わることにもなるので、気分よく眠りにつくことができます。

日々褒め言葉を使うことで、人間関係、そして自分関係がグッと良くなります。今日からぜひ意識してやってみてくださいね。

まとめ
日々、相手や自分を褒めるという習慣を持とう!

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第140話:分かって欲しいなら「なんで?」と相手を追いつめない

2017.07.01

アメリカに留学していた頃、現地のアメリカ人の友人やクラスメートと会話していると、よく、Why? とか Why not?と訊かれたものです。「どうして?」とその理由をよく効かれたのです。

外資系企業に勤めしていた時も、この質問をよくされたという記憶が残っています。自分の英語力も問題もちろんありましたが、そもそもこの「どうして?」に理論的に答えるのが苦手でした。

というのも、「○○だからです」と答えると、今度は、「どうして○○と思うのか?」と訊かれるわけで、しどろもどろになってしまうこともあり、この質問にうっすらと恐怖を覚えるほどでした。

なんというか、追い詰められるような感じがしてしまうのですね。
さて、普段、日本語では、はこの「どうして?」というは「なんで?」という言葉に置き換えられていることが多いのではないでしょうか。

先日のご相談では、夫のある行動をどうしても辞めて欲しいので、それを伝えているのですが、何度言っても夫に伝わらないとお悩みのHさんからでした。

Hさんは普段から自分の思いを相手に上手に伝えられない、誤解されてしまうというのがお悩みでカウンセリングを受けている方でした。つまり、イライラや怒りになってしまうというのです。

何度言っても伝わらないというので、実際に何と言っているのか伺ってみました。すると、「なんであなたは○○なの!」と夫を責めてしまうような口調だったのです。夫の方は責められると思い、その場を逃げる、かわすことになり、Hさんの気持ちを受け取る余裕もなかったのです。

実際には責めているつもりではなく、「どうしてあなたは何度言っても同じことをするの?」という言葉であったとしても、これでは理由を訊いているのではなく、やはり責め立てているように感じてしまいます。

この日本語の「なんで?」というのは、とても使い方が難しいのですね。では、どうしたらよいのか?ということですが、出来れば、この「なんで?」は使わないようにすることをおススメします。

代りに、自分の気持ちを話すのですよ。
「あなたが○○してくれたら、私は嬉しい」
という風にです。

実はここでも質問されるのですが、気持ちを伝えるのなら、「あなたが○○してくれないから、私は怒っている」という表現でも良いのですよね?と。ですが、ポジティブな気持ちを伝えた方が相手は受け取りやすくなります。

相手に受け取ってもらい、行動を変えてもらうために伝えるのですから、この場合もポジティブな気持ちを伝える方がよいのです。

さて、Hさんに伝えて、カウンセリングの中で実際にどう伝えるのか考えてもらいました。Hさんの答えは、ネガティブな気持ちもポジティブな気持ちも両方伝えたいということでしたので、こんな感じになりました。

「あなたが○○しないので、私は悲しい。もしあなたの言い分があるのなら教えて欲しいし、もしあなたが○○してくれたら、私はとても嬉しい。」

Hさんにしては、ちょっとしたチャレンジです。こんな風に伝えたことがないとおっしゃるので、伝える前に練習もしてもらいました。このように事前に練習することも大切なので、お忘れなく!

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは異なった形で書いております。何とぞご了承ください。>

まとめ
「なんで?」と相手を追い詰められたと感じる言葉は使わない。相手が受け取りやすい自分の気持ちから伝えよう。

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