部下が言うことを聞かない時、貴女がすべきこと、してはいけないこと

第261話:部下が言うことを聞かない時、貴女がすべきこと、してはいけないこと

自分関係®カウンセラー(臨床心理士 / 公認心理師)の髙橋雅美です。

 

「若手社員がいつも不貞腐れたような反抗的で態度で参ってしまう」

「ちょっと年下の男性部下が私の言うことを全否定してくる」

「わかりました!と返事は立派なんだけど、仕事はやる気がなさそう」

 

特に、管理職になりたての場合、自信が持てなかったりして、必要以上に部下やまわりの態度や視線を必要以上に気にしてしまうこともありますよね。

 

そんな中で、部下から反抗的な態度ややる気のないそぶりを見せつけられたら、落ち込んだり、イライラしたり、自分が情けなく感じたり・・・とにかく貴女自身の気持ちや仕事のパフォーマンスに大きく影響するのではないでしょうか。

 

今日はそんな時、貴女がすべきこと3つと、絶対にしてはいけないこと1つをお伝えしますね。

 

BlogCまず一番大切なことは、相手と信頼関係を作るということ。そして上司である貴女が、信頼関係構築のために動くということです。

 

じっくり話を聞いてみる

言うことを聞かない、反抗的な部下の態度は明らかに何らかの「不満」を表現していると理解することが重要です。それは貴女のような女性が自分の上司になったことが理由かもしれないし、仕事が面白くないのかもしれないし、もっとプライベートなことかもしれません。

 

貴女のことを否定するような態度であっても、もっと気にして欲しい、気づいて欲しいというサインということもあります。

 

なので、そんな部下には一度時間をとってじっくりと話を聞いてみましょう。それすら避けようとするかもしれません。「別にいいです」とか「時間がありません」などと反抗的な態度であっても諦めないことです。

 

何かの折につけ「あなたの話を聞く準備が出来ていますよ」、「気にかけていますよ」という姿勢をアピールしましょう。

 

出来ていることを認める、言葉にする

次に、日々の業務の中で、部下が出来ていること、上手く行ったこと、頑張ったことなどは積極的に認める、承認することです。

 

不満を抱えている人は、特定の誰かにそのはけ口を見出すこともあれば、自分自身に向かう人もいます。つまり、どちらにしても気持ちが満たされていないということですね。

 

だからこそ、より強く「誰かに認められたい」とか「褒められたい」という気持ちももっているのです。

 

BlogA貴女が上司として、部下の「良いところ」を探してぜひ言葉に出して承認してください。

 

これは相手に媚びを売ることではありません。客観的に冷静に判断して、「良い」と思われるところはきちんと評価し、ほめるのです。

 

自分で決めさせる

上司としてのアドバイスをことごとく否定する人はチームメンバーとして困ったものですが、可能なのであれば、あえて「自分で決めさせて」みてはどうでしょうか。

 

AとBと2つの方法がある場合、部下の意見を聞きながら自ら選んでもらうということです。自分で選んだからには、その方法で業務を全うする、結果を出すことにきちんとコミットしてもらうのです。

 

毅然とした態度を貫く

逆に、決してやってはいけないことは、相手の機嫌を伺ったり、自信のないそぶりを見せることです。

 

そのような態度に対し、相手が歩み寄ることはないでしょう。部下は、貴女のその態度に余計にイライラや不満を募らせることになります。

 

上司として毅然とした対応を淡々と行うことも重要です。貴女は認められて、評価されて管理職になったのですから自信を持って良いのです。

 

そんな貴女でも心が折れそうな時は、「貴女の100%味方だよ」と言ってくれるような家族や友人に、頑張っていることをたくさん認めてもらうとか、職場外で心を癒して、立て直してください。

 

日頃から貴女自身のストレス解消をしっかりと行うことを忘れないでくださいね。

 

まとめ
言うことを聞かない部下だからこそ信頼関係の構築を!

 

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