40代になり、グループリーダーとして後輩の育成も任されているNさん。
20代の後輩は、入社3年目ですが、何を言ってもすぐ忘れるのだそうです。要領が悪く、同時に複数のことも出来ないのだそう。
Nさんは、何度も根気よく教えてきたのですが、3年たっても改善されないので、どうしたらよいかと頭を抱えています。
リーダーの立場や管理職になって後輩や部下とのコミュニケーションに悩んでいる40代の方から、多くのご相談をお受けしています。
相手は20代ですから、すでに世代間のギャップもあります。
仕事に対する考え方や価値観もだいぶ異なるでしょう。
特に女性は、相手に嫌われたくないという気持ちが強く、はっきりとモノを言ったり、堂々とした態度が出来ないという方もいらっしゃいます。
今日は、部下や後輩とのコミュニケーションで、まず貴女がすべきことについてお伝えしていきますね。
Nさんの場合、私か一番最初に感じたのが様々なことを一人で抱え込んでいるということでした。
自分一人で何でも解決しようとして
頑張りすぎている・・・
空回りしている・・・
そんな印象を持ったのです。
おそらく3年たっても変わらない後輩に対して、イライラの感情を消化できていなかったでしょうし、指導できない自分を責めてもいたと思います。
そんな時は、まず上司など信頼できる人に相談しましょう。
Nさんの場合は、職場に産業医がいたので産業医に相談することをお勧めしました。
というのも、この後輩の方は「とっても苦手なこと」があるという発達的なハンディを持っている方と感じたからです。
産業医に相談することをきっかけに、Nさんは、少し自分の肩の荷が下りたようでその後、イライラや自信のなさから解放されていったのです。
さて、これからもリーダーとして様々な悩みを持つことがあるでしょう。
悩みに対処する際に大切なのは、まず、自分はどんなリーダーでありたいかという信念(ビリーフ)を持つことです。
貴女はどんなリーダーになりたいですか。
以前、リーダーとして尊敬できる人に出会ったことがありますか。その方はどんな人でしたか。
自分が目指すリーダー像を一度、じっくりと考えてみましょう。
特に、今の時代、先頭に立ってまわりを引っ張っていくというリーダーではなく、チームの話にしっかりと耳を傾け相手の良いところを引き出していくというリーダーが求められています。
まずは「こんなリーダーになりたい」という自分のリーダー像をはっきりさせましょう。
そうなると、まわりとどのようなコミュニケーションを取っていくべきなのか、どこまで自分一人で頑張るべきなのかなどが見えてくるはずです。
ぜひ、理想のリーダー像を一度、書き出してみてくださいね。
他にもお勧めのブログ記事をはっておきますね。
<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは異なった形で書いております。何卒ご了承ください。>
まとめ
自分の目指すリーダー像を考えてみよう