過去の出来事に囚われて苦しくなった時の処方箋

「リーダーとして自分がやったことを、
ずっと後悔しています。
プロジェクトのリーダーになれたことが嬉しくて、
先走ってしまいました。」

 

実は、Cさん、
以前から関与したいと望んでいたプロジェクトの
リーダーになれたのです。
リーダーとして承認された時には、夢のような
気持ちで一人盛り上がったといいます。

 

20211004A「張り切りすぎたのか、やりすぎてしまった。
やっぱり、自分にはリーダーは向いていないと思う。
今は、罪悪感でいっぱいです。」
と全く元気がありません。

 

Cさんが何をやったか詳しく伺っていくと、
何も後悔することでもなく、ましてや
罪悪感を覚えることでもないように思いました。

 

それを伝えると、
「そうでしょうか。でも、
私がやったことで、先方に余計な気を
使わせてしまったのではないかと
思うんですよね。

 

私、自分で
思い描けたように出来ないと、
いつも、落ち込んでしまうんです。」

 

頑張ってやったのに、
上手く行かなかったということだけに、
心を奪われてしまっているようですね。

 

私自身もどちらかというと、
理想を高く掲げるタイプです。

 

だから、Cさんが
「がっかりしてしまい、自分に自信をなくした。」
気持ちもわかります。

 

でも、Cさんは、今回に限らず、
自分がちょっと上手く出来なかった時の
落ち込みが激しいのです。

 

そして、その後に襲ってくる感情は
「罪悪感」や「自分を責める気持ち」
なんですね。

 

このブログは、Cさんのように、
理想が高くて、自分が思ったように
出来ないと落ち込んでしまう・・・
という方に向けてお伝えします。

 

ところで、Cさんが苦しいのは、
なぜだと思いますか。

 

それは、視野が狭くなっているからです。
過去に囚われているからです。

 

視野が狭くなっている時こそ、
少し客観的に俯瞰的に過去の出来事を
見て欲しいのですが、気持ちに余裕が
ない時は、なかなか難しいのですね。

 

そんな時は、まず、
こんな風に、こだわりや囚われから
苦しくなっている自分を「友人の出来事」
として客観的にみてみるのです。

 

20211004B今回の出来事が、貴女のとても親しい
友人に起こった出来事だと考えて
みるのです。

 

貴女はその友人にどう声をかけますか。

 

きっと励ましますよね。
その理由も伝えますよね。

 

Cさんとも、別の見方や考え方が
出来ないか一緒に考えてみました。
私とのやりとりを続けているうちに

 

Cさんは、
今回、先走ったことで、相手に
嫌な思いもさせていないし、
手を煩わせることもしていないと
思い出したのですね。

 

つまり、客観的に今回の出来事を
捉え直すことが出来たのです。

 

このように、出来事をどう認知するかで、
その後の感情や行動が大きく変わってくる
のです。

 

落ち込んでしまい、
その考えや感情から抜け出せない時、
視点を変えることで、認知を変えることで
その後の感情や行動が変わるのです。

 

これには、ちょっとしたコツがあり、
カウンセリングに来なくても
自分でも出来るようになります。

 

まずは、自分に起こった出来事を、
自分の友人に起こったこととして
考えてみてくださいね。

 

 

視点を変えると、
日々の落ち込みや囚われを手放すことが出来、
気持ちが楽になりますよ!

 

まとめ
視点を変えて、囚われを手放そう

 

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、
実際の内容とは異なった形で書いております。
何卒ご了承ください。>

 

この記事は以前メルマガで書いたものを一部、
加筆修正したものです。

 

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