第256話:弱音をはけずに頑張りすぎていませんか。その理由と対処法3つ
自分関係®カウンセラー(臨床心理士 / 公認心理師)の髙橋雅美です。
2021年に入り、「今年こそは○○を頑張ろう!」と考えていますか。実際に何か新しいことを始めている方もいるかもしれませんね。
この場合の「頑張ろう」は、前向きで健康的ですよね。歯を食いしばって・・・のような力みもなく、「頑張ることで何かを得たい!」という希望や夢にあふれている感じがします。
一方で、常に理想が高く、頑張り続けている人もいます。悪いことではありませんが、全く弱音も吐かずに、常に高見を目指して頑張りすぎていると、燃え尽きてしまうこともあるので要注意です。
でも、こんな風にいつも頑張っている人は、頑張れない自分を責めてしまったりと、頑張るという前向きな行為が、実は自分の心を傷つけているということもあるのですね。
今回は、ついつい頑張りすぎてしまい人、弱音を吐けずに何でも自分で抱えてしまいがちな人が、少しでもラクになる方法についてお伝えしていきますね。
頑張りすぎる理由
まず、頑張りすぎてしまう、その理由は何なのでしょうか。
理想が高いのかもしれません。このこと自体は悪いことではありません。理想があるからこそ、少しでもそこに近づこうと努力して、成長できるわけですからね。そして、その成長を実感できるのは大きな喜びでもあります。
でも、いつも理想を追い求めているのも正直疲れませんか。もしかすると、貴女の心は知らず知らずのうちに疲弊しているかもしれません。でも、そんな頑張れない自分を受け入れられないのですよね。
それはもしかしたら、幼少時、弱音を吐くことが許されない環境だったのかもしれませんね。頑張ることで、親や先生に認めてもらえたのであれば、そんな貴女は今も「頑張っていること」でバランスが取れているからです。
急に頑張ることを辞めることも出来ないし、急に弱音を吐けるようになるわけでもないのです。
では、どうしたらよいのでしょうか。少しでもラクになる方法を3つ、ご紹介しますね。
自分を許してみる
1つ目は、何か1つでも良いので、自分が出来ないことを自分に許してみるということです。
つまり、「出来ない自分はダメだ」ではなく、「これが出来ない自分だけど、ま、いいか。」と考えてみるということです。
これも難しいことではありますが、何か「たった1つだけ」で良いので、頑張ろうとして頑張れなかった時、いつもは出来ることが出来なかった時、「今日はいいよね」と自分で自分を許してあげて欲しいのです。
カラダをほぐしてみる
2つ目は、カラダをほぐしてみるということです。え~そんなこと?って思われたかたもいるかもしれませんね。
頑張っている人は、緊張が強く、呼吸も浅いということが多いものです。力んでいるということですね。だからこそ、体をほぐすことが必要なんですね。
深呼吸をしたり、ストレッチをしたり、ヨガ、あるいは簡単な運動を心がけてみましょう。運動する時は、決して頑張りすぎないこと。軽いウォーキングで、少し汗ばむぐらいがちょうど良いと思います。
心が許せる人にだけ打ち明けてみる
3つ目は、もし貴女の近くに信頼できる人がいるのであれば、頑張りすぎてしんどい時に、打ち明けてみましょう。
その場合のコツは「時間を区切ること」。例えば、10分とか、15分というように、時間を区切って、その時間内で相談、打ち明けることをお勧めします。というのも、思い切って話すことも相当のエネルギーを消耗するはず。だから、長い時間は貴女の心と体へのダメージが大きいはずです。まずはほんの数分でも良いので、誰かに打ち明けてみましょう。
助けて!と弱みを打ち明けられる人は強い人でもあるのです。
まとめ
時には頑張らない自分にご褒美をあげよう
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