ネガティブな考えが止まらない。ぐるぐる思考をとめる3つのコツ

第249話: ネガティブな考えが止まらない。ぐるぐる思考をとめる3つのコツ

 

自分関係®カウンセラー(臨床心理士 / 公認心理師)の高橋雅美です。

 

2020年も残すところあと1か月。あらためて振り返ってみると、1年前の2019年12月には全く想像もしていなかった「1年」でしたね。だからこそ、今年は新しいことにチャレンジをしたり、自分を見つめ直す機会になったという方もいらっしゃるでしょう。

 

あるいは、今年は、とにかく目の前のことにだけ集中して、とにかく乗り切ることだけに頑張ったという方もいらっしゃいます。ジタバタしても始まらない。自分と家族の心身の健康だけを第一に、なんとか切り抜けよう!というわけですね。とても大事なことですね。

 

どちらの方も、普段以上におうち時間が増え、時おり感じる「将来への不安」が頭から離れないこともあったのではないでしょうか。そうですよね。これまで私たちが経験したこともない感染症が拡大し、その影響が日常生活や社会全体、そして全世界に広がったのですからやむを得ません。

 

BlogAこの不安への対処。貴女は上手に出来ていますか。不安を感じている気持ちを放っておくと、他にもネガティブなことが思い出されたりします。「あれもこれもどうしよう。」「こうなったらどうしよう」とどんどん不安も大きくなってしまうのです。

 

また、不安にとらわれていていると、過去のことが突然思い出され、「あの時はどうすれば良かったのだろうか。」などとクヨクヨしてしまうこともあります。

 

このように、ぐるぐる思考は放っておくと心身のエネルギーを奪われてしまいます。そして、本来ならば、上手くできることや、簡単に出来たことでさえもミスをしたりして、ますますネガティブに陥ってしまうこともあるのです。

 

一旦、陥ってしまうと、この「ぐるぐる思考」から抜け出すのがなかなか難しいのですね。今日は、ぐるぐる思考から抜け出す方法3つをご紹介しますね。

 

辞めようとしなくて良い

ぐるぐる思考とは、考えが反すうしているということです。これを、「辞めよう」とするのは、さらに大きなエネルギーが必要だったりします。だから、あえて、「辞めよう」としなくて良いのです。

 

「辞める」必要はありませんが、「気づく」ことは重要です。「あ、今、私、ぐるぐる思考になっているな。」と気づくということです。

 

感情・行動の上書きをする

BlogB気づいたら、ぐるぐる思考のままでかまいませんので、他の行動をしてみましょう。出来れば、貴女の心が動くようなことです。「大好きな音楽を聴く」「筋トレしてみる」「お香をたいてみる」など、心地良いな~と感じることをやってみましょう。

 

つまり、あらたに「感じること」「行動すること」で、ぐるぐる思考に感情と行動の上書きをするのです。

 

そして、あらたに始めた「心地良いこと」に気分が移り、ぐるぐる思考から少しでも離れることが出来たら大成功です。急にぐるぐる思考をゼロにすることは出来ないかもしれませんが、一瞬でもネガティブ思考を忘れることが出来れば良いのです。まずは、ここを目指してみましょう。

 

実況中継をしてみる

それでも気分が変わらず、ぐるぐる思考が変わらない場合は、今の自分が行っていることを「実況中継」してみましょう。職場などであれば、心の中でやってみるのです。

 

例えば、

「今、私は、○○さんにお礼のメールを書いています。」

「今晩の夕飯の買い物にいくため、スーパーへの道のりを歩いています。」

「大好きなラベンダーのアロマでやさしく体をマッサージしています。」

こんな感じで、今、貴女がやっていることを実況中継するのです。

 

BlogCこれは、「今、ここ」に集中するということです。

 

ぐるぐる思考の時は、気持ちが上の空になってしまいます。だからこそ、「今、この瞬間」に意識を向けるのです。まわりに人がいない場所であれば、声に出してみるのがお勧めです。

 

とにかく、意識が「今」に切り替わることが大切だからです。

 

ぜひ一度やってみてくださいね。

 

まとめ
気づくこと、感情と行動の上書き、そして実況中継がお勧め

 

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