第246話:ココナ渦で生じた不安や孤独。捉え方を変えてラクになる方法
自分関係®カウンセラー(臨床心理士 / 公認心理師)の高橋雅美です。
2020年も残すところあと1か月と少しになってきました。振り返ってみると、今年は、これまでの「当たり前」が「当たり前ではなくなった」年だったとしみじみ思います。
ハッピーハートコンシャスにお越しの方はその多くが30代後半から40代を中心とする働く女性なのですが、ライフスタイルの大きな変化に戸惑っている方も少なくありません。
特に「働き方」の変化によるストレスを感じていらっしゃる方。例えば、プレッシャーを感じることが多くなっています。相談することも遠慮してしまう。後輩や部下のメンタルのケアにも目を光らさなければならなくなっているのですね。
一方で、これまでストレス解消法だった旅行が気軽に出来ない環境が続き、マスクをつけることが日常になった今では、メイクにも興味がなくなり、テレワークが続くことでファッションにも関心がいかなくなったという生活全般にハリがなくなってしまった方もいらっしゃいます。
そしてこの時期、冬を迎えるにあたり、感染へのますますの不安。生活が変わるのではないかという不安。人間関係の切り離しにより、強く感じることが多くなった孤独感。
ネガティブなことばかりと綴ってしまいましたね。では、こんな状況をどう捉え、どう考えたらよいのでしょうか。
実は捉え方を変えることは可能です。ネガティブな出来事や環境を、あえてポジティブな面から捉えてみるのです。それを、リフレーミングと言います。
仲間と話し合ってみる
起きている出来事や物事を自分一人で変えることが難しい時。それを価値観が近い仲間、気の合う仲間と語り合ってみましょう。共有することはお勧めです。吐き出すことで、気持ちは少しでもスッキリします。また、貴女の考えや感じ方に共感されたり、承認されることで、ますます気分が良くなるのです。
できるだけ、面白いことを考えてみる
物ごとの影ではなく光に目を向けるのです。影が濃いというのは、実は光も強いということだからです。つまり、ネガティブなことでも、何かしらのポジティブな点がきっとあるはずだからです。
●テレワークになった夫にお料理を覚えてもらう機会にしよう
●「副業」のネタをみつけてみよう
私などは、在宅時間が増え、瞑想をすることが多くなり、すっかり日常生活の一部となりました。今では、「瞑想」を実践しながら、それを教えるということもやってみようかな?などと考えているところです。
メタ認知で考えてみる。客観的に俯瞰して見てみる。
もう一人の貴女が、今の貴女の現状を上から見ていると考えてみましょう。この状況はどのように見えますか。例えば、将来、コロナを経験していない人に、今の状況をどのように伝えますか。貴女の経験は活かせそうでしょうか。
少し視点を変えると、見えるものが違ってくることがあります。先日の母校上智大学での講義の中で、このリフレーミングのワークをやってもらいました。学生さんたちは若いからか、心が柔軟で様々な考えが出てきてびっくり。それを一人で考えるだけではなく、グループワークで仲間と共有したことも良かったみたいです。
さあ、皆さんも、今の状況から何を学びますか。どんなことを自分の将来に活かしますか。
まとめ
ネガティブな状況の中でも捉え方を変えることで気づきや学びが生まれる
自信が持てない。人間関係が上手くいかない。このまま、この仕事を続けていくべきかわからない。40代からの働き方、生き方に悩んでいる貴女は今すぐココをクリック。