強いリーダー。皆を引っ張るリーダーになれない時。貴女はどうする?

第245話:強いリーダー。皆を引っ張るリーダーになれない時。貴女はどうする?

 

自分関係®カウンセラー(臨床心理士 / 公認心理師)の高橋雅美です。

 

最近、会社など組織におけるリーダーとは、「上長とその部下」のように権限がはっきりしている上司がリーダーとなる構造ではなく、あるプロジェクトを成功させるために様々な部署からメンバーが集められ、その中にプロジェクトリーダーが存在するという構造に変わりつつあります。

 

このようなプロジェクトチームは、メンバーは年齢や経験もバラバラですし、何より、このプロジェクトに対するメンバーの想いが様々ということもあり、実はリーダーとして皆をまとめ上げ、ゴールを共有してチームとして成果をあげるのは、とても難しいことでもあります。

 

40代になり、あるプロジェクトリーダーを任されたというA子さん。最初は張り切っていたのですが、自分はメンバーを引っ張っていく「強いリーダー」にはなれないとわかってきました。

 

BlogAA子さん曰く、「チームをまとめるためにも、私自身がもっと前に出なければと思うのですが、心理的な抵抗があるんです。出る杭は打たれると思っているというか、積極的になれない。それに以前、とても厳しい上司のもとで働いたことがあるのですが、なんか萎縮してしまっていつも緊張していたんです。ちょっと父に似ていたのかもしれません。」と話されます。

 

実はA子さんは、見た目はおっとり、ふんわり派というのか、前に立ち、皆を引っ張っていくというタイプではありません。仲の良い友人との会話では、どちらかというと聞き役になることも多いタイプなのです。そんなA子さんは、本来は、縁の下の力持ちではないけど、メンバーの能力が活かせるに環境を調整したり、やる気がおきるようサポートしたり、そんな方が得意なのですね。

 

そんな自分のタイプをわかっているのですが、A子さんの中には、優しく、ふんわりしたリーダーだと、メンバーに「なめられるんではないか?」って考えてしまっているのですね。結局、A子さんは、「リーダーは強くなければならない、そしてなめられてはいけない」という考えが強く、特にまわりの目、チームメンバーの目を人一倍気にしているのです。

 

一方で、前に出て目立ってしまうことにも抵抗があるのです。なぜなら、以前、とても厳しい上司の下で働いていた時、A子さん自身はもちろん、他の同僚も皆、上司への遠慮を感じ、委縮してしまい、いつも自信が持てなかったという体験をしていたからです。つまり、リーダーの理想像がありながら、それが辛い部下がいるということも身を持って体験しているというわけですね。

 

このような場合、A子さんはどんなプロジェクトリーダーになれば良いのでしょうか。どんなリーダー像を目指していけば良いのでしょうか。

 

そのステップは2つあります。

「こうあるべき」という考え方を手放す
自分らしさ、自分の得意をそのまま受け入れる

 

「こうあるべき」という考え方を手放す

まず、なんといっても、リーダーはこうあるべきという考え方を手放すということですね。
強くて皆を引っ張っていく、さらにカリスマ性のあるリーダーは、そのようなリーダーが必要な場合は、チームにとって良い影響を及ぼしますが、このようなリーダーだけが良いリーダーとは限りません。

 

ましてやA子さんのプロジェクトチームは、年齢や経験はもちろん、性別もバラバラという多様性のあるチームなのです。彼らをまとめるためには、たった一人のリーダーが、何もかも決めて、判断して、引っ張っていくのではなく、様々な立場や価値観の違いを受け入れつつ、チームとして一体感、団結力を持つ必要があります。

 

そんな場合に必要なのは、果たして「強くて引っ張っていくリーダー」なのでしょうか。

 

自分らしさ、自分の得意をそのまま受け入れる

私は、2019年から母校の上智大学で、学生にグローバルリーダーシップの講義を行っていますが、その中でもお伝えしていることがあります。それは、チームを活かすには、相手の話を聴く、つまり「傾聴」がしっかりできることが大切であるということです。

 

BlogBA子さんも、強いリーダーになるのではなく、メンバーの能力が活かせるに環境を調整したり、やる気がおきるようサポートするなど、まさに彼女が得意だと感じているリーダーシップを発揮すべきなのです。

 

さて、女性活躍推進という名のもと、女性の管理職登用も少しずつですが、増えてきています。貴女は普段、どんなリーダーシップを発揮していますか。それは貴女の「得意」を活かしたリーダーシップですか。リーダーは「○○であるべき」という考えを手放して、「自分らしい」新しいリーダー像を作っていってくださいね。

 

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは異なった形で書いております。何卒ご了承ください。>

 

まとめ
「○○であるべき」という囚われから自由になり、自分らしいリーダーシップを発揮しよう

 

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