第236話:なぜ人間関係が上手くいかないのか。相手ではなく自分にある原因
6月に入り、蒸し暑い日々が続いています。2020年も今月末で1年の半分が過ぎてしまうというのですから、日々の過ぎゆく時間の速さにあらためて驚きます。
緊急事態宣言が解除されてから、私たちは、「ニューノーマル」という新しい生活様式に馴染んでいかなければなりません。これまでの当たり前が当たり前でなくなっていくのです。
これまでの「当たり前」は、実は「当たり前」ではなかったのでは?とも思いませんか。
「毎朝、同じ時間に参員電車に乗って職場にいかなければならない」
「自宅で仕事が出来るわけがない」
「オンラインで影響をするなんで考えられない」
普段から「こうあるべき」に縛られている私たち
私たちは数々の「こうあるべき」に縛られていたのかもしれません。
ですが、しだいに
「在宅勤務もありだよね」
「オンラインで商談というのも可能」
と、「こうあるべき」の呪縛から解放されていくと、心が楽に軽くなっていくことに気づくものです。
さて、あなたには、普段どういう「こうあるべき」という考え方があるでしょうか。
「夫婦ならこうあるべき」
「広報の仕事の仕方はこうすべきである」
「親なら子どもに対してこうすべきである」
私たちは普段から、様々な「○○すべき」を持っています。
そして、この「○○すべき」をたくさん持っている人は、残念ながら人間関係で悩むことが多いのです。
人間関係における「こうあるべき」は自分を苦しめる
というのは、相手に期待してしまうからです。相手が期待したどおりでないと、イライラすることもあります。また、自分の「こうあるべき」が正しいと信じている人は、良かれと思って相手を非難したりするのです。
相手や物ごとを自分のモノサシだけで測り、それを押し付けると、ほとんどの場合、人間関係が上手くいきません。ですが、多くの人が、うまく行かない理由を相手のせいにしているのです。本当は、うまく行かない理由は自分の心の中にあるのかもしれないのです。
「こうあるべき」から解放されると楽になる
一方で、知らないうちに「こうあるべき」の考えに縛られていることもあります。例えば、最近、あなたの職場に異動してきた同僚が、あなたに対してライバル心をむき出しにしてきたとします。
あなた自身はもっと協力して仕事をやっていきたいと思っていたとしたら、この同僚の言動に少なからず傷つくこともあるでしょう。その時、「同僚と仲良くしなければならない」というこだわりを持っていないかどうか、一度立ち止まって考えて欲しいのです。
職場の同僚は協力できる、信頼できる間柄である方が望ましいですが、必ずしも相手も同じ考えとは限らないのです。そんな時、あなたの「こうあるべき」を手放して、「そうか、相手は私と競争しようとしているのね」と相手の考えや価値観を認めてあげた方が楽になるのです。
心の柔軟性が、あなたを幸せにする
つまり、「こうあるべき」に縛られずに、「こういう人もいるよね」「こういう考えもありだよね」と思える人、考えられる柔軟性がある人の方が、人間関係においては楽に生きることができるのです。
それだけではありません。冒頭お伝えしたように、「変化」を求められる時は、柔軟性がある人の方が、その変化を前向きに捉え、受け入れることができるのです。
人間関係がこじれたら、どこかであなた自身が「こうあるべき」に縛られていないか、考えてみてくださいね。
まとめ
人や物ごとを自分のモノサシだけで見ないこと。柔軟性が幸せのカギ。
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