第227話: 常に罪悪感を感じているなら。今、あなたに必要なことは?
「私ってこんなことしていて良いのかな。」彼女は常に罪悪感を感じています。
「今日1日、本当は元気なんだけど、調子が悪いってウソをついて、会社を休んでバーゲンに来てしまった。」というくらいの罪悪感は多くの方が感じたことがあるかもしれません。でも、バーゲンで掘り出し物に出会い、買い物の後に美味しい食事をとった後は、「今日はとっても充実した、ラッキーな1日だった!」なんて、先ほどの罪悪感はどこへやら。
でも、気分もリフレッシュして、「来週からお仕事も頑張ろう~!」などと思えるようであれば、心配ないと思います。
ですが、彼女、Y美さんの罪悪感は、程度が違います。昨年の秋、職場の人間関係がきっかけで体調が不安定になり、2か月ほど会社を休職していたのです。
その間ずっと、Y美さんは会社を休んでいる自分に対して罪悪感を感じていたのです。もちろん、早く治そうとクリニックに行き、薬も飲んでいました。あまり無理はしてはいけないと、家事もほどほどに、日中はできるだけゆったりと過ごしていたのです。
体は比較的、休養できてはいるのですが、心が全く休まっていなかったのです。日中、夫や子どもが外出している間ずっと、罪悪感がついてまわったからです。
実はこの罪悪感、なかなか寝深いものがあります。というのも、Y美さんは、小さい頃から母親に罪悪感を感じるように育てられてきたからです。
「私が悪いのかな?」と考えることが多かった幼少時代
例えば、お母さんは機嫌が悪いと食事をつくらなかったのです。すると、仕事から帰ってきたお父さんは、食事がないことでイライラし始めたのですね。当時はコンビニがあまりなかったこともあり、両親は互いを罵倒しはじめたのだそうです。
大人の厳しい口調での口論を聞くたびに、Y美さんは、「私が悪いのかな?」と感じるようになっていったのですね。小さい子どもは、このような時何も出来ないものです。怯えながらも、早く二人が仲良くしてくれないかなあとそればかり考えていました。
そんな育ち方をしたY美さんは、日ごろから罪悪感を感じるようになってしまったのです。またお母さんがあまり健康な方ではなかったため、具合いの悪いお母さんから、「いいわね、あなたは元気で。」と嫌味のように言われてきたのですね。
そのため、自分が元気でいる時でさえも、「私ばかり元気で、幸せになって良いのかな?」と罪の意識を持つようになってしまったのです。
苦しいけど、「罪悪感」を手放せない心のカラクリがあった
一方で、大人になってからは、自分が罪悪感を感じていることを誰かに伝えることで、同情してもらったり、励ましてもらったりすることもあります。
そのため、「罪悪感」を自ら手放せないことすらあるのですね。つまり、誰かさんから気にしてもらったり、愛情をかけてもらったりできるからです。
もし、貴女自身が、よく罪悪感を感じることがあり、そのことが常に頭を離れないという場合は、カウンセリングなどを通じて、一度、過去の自分を振り返ってみてもよいかもしれませんね。
<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは異なった形で書いております。何卒ご了承ください。>
まとめ
罪悪感を手放すには、過去の自分を振り返ってみよう
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