「自分が情けない」が口癖のあなたへ、克服する方法3つ

第225話:「自分が情けない」が口癖のあなたへ、克服する方法3つ

 

仕事も家事も育児にも頑張っているのに、まわりからは感謝されない、評価もされないとがっがりすることはありませんか?そして、そんな時、「自分はダメだ」「情けない」と自分で自分にダメだしをして、ますます追い込んでしまうことはありませんか。

 

まさにE子さんはそんな状態でした。いるもクヨクヨしてしまい、自信も持てないので、娘からも「私は将来、お母さんみたいにはなりたくない」と言われてしまうほど。

 

なんと夫からも「もっとしっかりして欲しい」と要求ばかりつきつけられ、感謝や労いの言葉をかけてもらったことは、結婚して以来、ほとんどありませんでした。

 

そのため、E子さんは、「自分の人生はこんなもんなんだ。仕方ない。」と思うようになってしまったのです。

 

幼少時の育てられ方や、その後の環境などにより、自尊心を奪われ、何か悪い出来事があると、それを「全て自分のせいだ」と感じてしまうことがあります。日ごろから、相当辛い状況において頑張っているのに、自分で頑張りを認められず、「自分が情けない」が口癖となってしまうのです。

 

E子さんは、あることがきっかけで、家族から心理的支配を受ける状況になってしまったのです。言葉は悪いですが、奴隷扱いです。その後、E子さんは自尊心、自己肯定感、自己効力感全てを失いつつあったのですね。彼女の場合は、それらの原因となった関係を見直し、もつれにもつれた糸をほぐすことから始めることになりました。

 

E子さんのようにカウンセリングを受けなくとも、「自分が情けない」と常に自分を責めてしまうことが多いあなたが、日々、少しでも楽になる考え方を3つご紹介します。

 

自分のカラダを大切に扱う

ありのままの自分を大切に扱って欲しい、と言いたいのですが、すぐに出来るようにはならないものです。そのような場合、自分の心ではなく、まずは体を大切に扱って欲しいのです。

 

例えば、ゆっくりと湯舟につかって、やさしく自分の体を洗うことでもよいでしょう。辛くて心がヒリヒリとするような場合は、自分で自分を抱きしめるような感じで、体を撫でてあげてください。

 

他にも、寒い、暑い、おなかがすいた、疲れたなどと感じたら、その欲求をすぐに満たしてあげるように行動するのです。それがあなたの体を大切に扱うということです。

 

「自分は情けない・・・でも」と考える

「自分は情けない」と言わない、考えないこともすぐには実行できないでしょう。だから考えてもかまいません。ですが、一つだけこれまでと違った方法を試してほしいのです。

 

それは、その後に「でも・・・」といったん否定して、自分が頑張っていることも考え欲しいのです。頑張っていることが思い浮かばないという時は、無理する必要はありませんが、あなたは、辛い中で毎日、生きているだけでも十分に頑張っているのです。苦しいと感じるのならば、それはあなたが苦しい中でも頑張っている証拠です。

 

あなたを苦しめる人から遠ざかる

「自分が悪い」と罪悪感や劣等感を感じている方の中には、本当は、ある人に対して、怒りや悲しみを感じているのに、その感情を出すことを自分で禁止し、かわりに自分に向けてしまう方がいます。

 

あなたを苦しめる人があなたを責め立てるため、あなた自身も「自分が悪いんだ」を思うようになってしまう場合もあります。

 

そんな相手からは遠ざかりたいものですが、実は実の親や夫など、とても近い人の場合は、なかなかそうはいきません。ですが、心の距離を取る訓練をして欲しいのです。

 

自分が悪いんだというのは、本当の自分の考えではなく、誰かから与えられた考えなのです。そのことを忘れないでくださいね。

 

心の距離の取り方は難しいですが、やはり気分を変えることが一番。罪悪感や劣等感をそのままにせず、気分を変えることをしてください。できれば、体を動かすなど意識が「心」から少しでも離れる方法が良いと思います。

 

これは克服のための単なる第一歩にすぎません。ですが、大きな一歩でもあります。ほんの少しずつ、小さな歩みでもかまわないので、自分で自分に愛情をかけてあげる、大切にすることを辞めないで下さいね。

 

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは異なった形で書いております。何卒ご了承ください。>

 

まとめ
自分を守る、自分を大切にすることから、少しずつ始めよう

 

人と比べず競わず、ブレない自分を持ち、理不尽な出来ごとや 人間関係ストレスに対処するスキルを学び、人生をもっと輝かせたい! そんな貴女は今すぐココをクリック。

40代働く女性のココロを楽にする「しなやか★メンタル」の作り方入門 POPUP