第222話: 物ごとを「振り分け」、イライラや落ち込みをコントロールする!
日常生活の中で、どうしても避けられないのが対人関係のトラブル。トラブルといっても、両者が悩んでいるというよりは、どちらかというと相手の言動にイライラする、落ち込むという一方だけが何等かのダメージを受けており、悩んでいるというのが大半かもしれません。
そのようなお悩みで、実際にどんな言動だったかを聞いてみると、確かに誤解を産んでしまう発言や、相手を傷つけかねない言動だったりと、それはイライラするよね、落ち込みよねと、言われた方へ共感することがよくあります。
あなたにとって大切な人へのアプローチ
イライラしたり、落ち込むなど怒りや悲しみの気持ちはどうやって整理していけばよいのでしょうか。いくつかヒントをお伝えしたいと思います。
まず、相手があなたにとって大切な人であった場合です。つまり、これからも関係を続けていきたいと思っている場合です。そのような時は、「自分は○○と感じた。」と素直に話してみましょう。
怒りや悲しみが少し落ち着いたころ、あなたのせいで○○と感じたと相手を責めることがないように、でもあなたの気持ちはお伝えしてみることをお勧めします。
相手が真摯に謝った場合、今度はあなたがその気持ちを受け取れば良いのです。その謝り方が不誠実だった、あるいは気持ちを伝えた時に「そんなつもりはなかった。気にする方が悪い。」などと自己弁護ばかりをする人ならば、その方との関係を見直した方がよいかもしれませんね。
どちらかというと、仕方なくつきあっている人へのアプローチ
次に、職場の上司や同僚、あるいはママ友、趣味のお仲間など、同じ時間を過ごすことが多くとも、必ずしも「大切な」人間関係ではなく、一時的な人間関係であると割り切っている場合です。
あるいは、職場だから、同じ趣味だから仕方なく関係がある、あまり信頼出来ないと思っているような場合です。
相手と継続的に良い関係をつくっていきたいというわけではないので、ここは、イライラや落ち込みの気持ちを否定することはありませんが、物ごとを「変えられること」と「変えられないこと」にきっぱりと分けて考えてみましょう。
つまり、上司はこういう一方的な言い方しかできない人、趣味のお仲間はいつも自分の立場が優位ではないと機嫌が悪くなってしまい幼稚な人などと割り切って、それは「変えられない」モノに分類するのです。
一方、「変えられる」モノは、あなた自身の気持ちです。イライラや落ち込みは、自分で選んでいます。だから上手に手放しましょう。
気持ちを変える方法をいろいろと試してほしいのです。ぐるぐると考えているだけでは、気持ちは消化されません。
行動を変えましょう。好きな音楽を聞く、ヨガのレッスンに行く、久しぶりに映画でも観に行くなどなど、行動してみるのです。自分の感情にいつまでも振り回されないために、そして少しでも感情を上書きして気持ちが楽になるよう行動してください。
嫌な上司や自己顕示欲が強い趣味のお仲間の性格や思考は変えられないのです。変えられないことにエネルギーを使わないようにしましょう。
<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは異なった形で書いております。何卒ご了承ください。>
まとめ
変えられるモノにだけエネルギーを使おう!
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