ネガティブなことばかりを言う友人にゲンナリ。どう対応する?

第210話:ネガティブなことばかりを言う友人にゲンナリ。どう対応する?

自分関係®カウンセラー(臨床心理士)の髙橋雅美です。

 

C江さんは、物ごとをあまり深刻に捉えないタイプだと自己分析しています。深刻に考えたところで解決しないのであれば、考えるだけ無駄とばかり、普段は、前向きに行動するようにしているのだそうです。

 

最近、SNS上のやりとりがきっかけで再会することになったのが、高校時代の友人D子さん。高校時代のC江さんは、姉御肌で、D子さんの面倒も良く見ていてあげたのだとか。

 

「面倒を見るっていうか、D子さんがとても心配症だったこともあり、よく話を聞いて、励ましてあげていたんです。D子って、なんか守ってあげたいというか、少し儚げなところがあって、自分にはないところでもあったし、なんか気になって割と仲良くしていたんですよね。」

 

高校卒業後、二人は進学しますが、それを機に疎遠になっていたのだそうです。ところが、最近20年ぶりに再会したのです。そのD子さん、高校時代とあまり変わっていなかったのだとか。

 

最近、彼氏と別れたこともあり、自分の将来に対して、ネガティブなことをばかりを考えているのだとか。そんなD子さんに対して、以前のような親しみを感じるどころか、いつもマイナスの言動にC江さんは疲れ果て怒りすら覚えるようになってしまっているのです。

 

さて、あなたのまわりには、D子さんのようにマイナス波動をまき散らしているような方はいませんか。

 

ネガティブなことを言ってはいけない、ということはありませんが、D子さんは自分の不安を抱えきれず、C江さんに自分の不安を一緒に背負ってもらいたいのでしょう。D子さんの言動は以前にもましてネガティブてんこ盛りになっていったのです。

 

さて、C江さんはどんな行動をとったのでしょうか。

 

相手は変えられないことを再確認する

C江さんは、当初、D子さんを高校時代の時同様、励まし続けてきました。でもD子さんから返ってくる言葉は、「でも・・・」や、
「だって・・・」という否定形でした。

 

それに疲れてしまったC江さん。相手は変えられないということを再確認したのです。「D子に元気になってもらいたい、と願うのは私の勝手なのかも。D子はD子のままで良いって気がしてきた。D子は自分でそれを望んでいるようにも思えるし・・」と語られます。

 

自分のこころの安定を図る

そんなC江さんは、D子さんと距離を取ることにしました。まず物理的な距離。頻繁に連絡を取らないことにしました。そして心の距離も取るようにしました。

 

D子さんが言いたいことを、聞くだけ。「そんなことないよ。」という励ましはせず、自分に可能な範囲で聞くことだけ。そして容量がいっぱいになったと悟ったら、会話を切り上げよう工夫していったのです。

 

と同時に、これまで少し休んでいたヨガも再開しました。誰かの心に寄り添うつもりが振り回されていたC江さん。自分の心の安定を図ることの重要さに気づいたのですね。

 

自分は自分らしく、ポジティブでいこう

そしてC江さんは、D子さんのネガティブ言動を自分の心の中に入れないようにしました。そもそもC江さんは前向きなポジティブタイプ。

 

自分も自分らしくいよう!と決め、ポジティブな言動を意識的にするようにしていったのです。

 

C江さんは今回のことで、常に自分の心の安定を図る何かを大切にすること、親しい友人に対しても相手を変えようとはせず、適切な距離を保ちながらつきあうこと、そして自分は一緒に居て心地よいと感じる友人を大切にすることを学んだのです。

 

さて、あなたは誰かさんの心に振り回されていませんか。自分の心の安定を保てていますか。

 

まとめ
変えられないものにはエネルギーを使わない。常に自分の心の平安を保つ!

 

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