第188話:誰かを振り回したい、支配したい人は、孤独で寂しい人!?
自分関係®カウンセラー(臨床心理士)の高橋雅美です。
あなたの知人、友人、あるいは職場で一緒に働いている人の中に、皆で盛り上がっている時に限って、必ず水を差すような人っていませんか?
楽しい話題で、「そうだよねえ」と盛り上がっている最中に、ボソっと「自分はそうは思わない」という人。あるいは会議で、散々Aという方向で意見がまとまりかけているのに、最後に「自分はBだと思う」と言って、これまでの議論を全てひっくり返してしまうような人。
いえいえ、反対意見を言ってはいけないということではないのです。
でも、あえて盛り上がっている時に、自分はそう思わないと言わなくてもいいでしょうし、会議にいたっては、結論になりそうなタイミングではなく、もっと早く自分の考えを発言してくれていたらと思ってしまうのも事実。
まあ、最近、私自身がある会合で似たような体験をしたのです。
しかも、その方は自分の立場がかなり上というか、発言が重視されるとわかっていて、あえて最後に覆した感があったのです。まるで、自分の意見に従いなさい、と言わんばかりでした。
これでは、自由に安心して意見を言い合うことができないですよね。そのボスの顔色をうかがってしまうグループになってしまうからです。
なぜ、そういう言い方をするのでしょうか。
おそらく、自分を尊重して欲しい、特別扱いして欲しいという気持ちが常にあるのかもしれませんね。
そんな人は、いつも誰かさんから承認や愛情をもらいたい、もっともっと欲しい!という方だと理解した上で、上手に付き合うことが必要です。
例えば、まず最初にその方の意見を聞いてしまうこと。そして気持ちや意見を吐き出してもらうのです。
あるいは、反対意見を言って覆すのであれば、その方になんらかの責任を取ってもらうこと。発言に対して、言い放つだけではなく、その後、率先して行動をしてもらうというようなことです。
グループのボス的な存在の場合は、責任を取って欲しいと伝えるには工夫が必要ではありますが。
また、そのようなタイプの方と付き合うのは、正直、面倒だと思われた方は、出来るのであれば、そのグループから離れるという選択もあることを忘れないでください。
あ、いつものパターンだ!と思いながら、上手に付き合おうと工夫するか、あるいは距離を置くか。自分が選択できることをどうぞお忘れなく。
ただただ振り回されるだけで、疲れてしまわないように。
自分を尊重して!大切に扱って!と思い、それを失うことを恐れている人は、相手をコントロール、支配してまで、それを得ようとします。
だから、どういう相手なのか、どんな心の状態なのかをきちんと見極めて、付き合い方を自分で選択してください。
まとめ
振り回したがる人のペースに乗せられる前に見極めること。
人と比べず競わず、ブレない自分を持ち、理不尽な出来ごとや 人間関係ストレスに対処するスキルを学び、人生をもっと輝かせたい! そんな貴女は今すぐココをクリック。