第175話:自信がない時、弱っている時こそ本物の自信をつけるチャンス

自分関係®カウンセラー(臨床心理士)の高橋雅美です。

あなたのまわりに「自分を大きく見せようとする人」はいませんか?大きな声で自信ありそうな態度で上から目線で話すような人。そして相手が何か反論しようものなら、それを全否定することで、自分を正当化しようとする人。

攻撃的で、一見、強い人、自信のある人にも思えるのですが、本当は自信がなくて不安でたまらないというタイプです。自分と違う言動を全否定することで、自分が常に優位に立っていると思い込みたいタイプでもありますよね。

そんな人とは関わりたくない、ですよね!

ところで、あなた自身が、「自分を大きく見せたい」と思ったことはないでしょうか。

「良い人と思われたい」「出来る人と思われたい」・・・・
でも心の中は、不安や自信の無さでいっぱいになってしまっているという状況です。

あるいは「失敗したくない」という気持ちが大きすぎて、自信のない自分を認められない状況とも言えるかもしれません。

といっても、冒頭のように「相手を全否定」したり「攻撃」してはいませんよね。おそらくは、何事ももないように「大丈夫」ととりつくろったり、あるいは内心、焦りでビクビクしながら誰にも助けを求めず、一人で悶々としてしまうといったところでしょうか。

「良い人、出来る人と思われたい」「失敗したくない」という感情は否定する必要はありません。また「自分を大きく見せようとしているんだ」「そんな自分はダメなんだ」と否定することはないと思います。

そんな時はあえて、自信がないこと、弱いということを一旦は認めませんか。認めることが出来た時、それはあなたが成長できる時でもあります。自分の心の中で認めるわけですから、実は失うものもありません。等身大のあなたがそこにいるだけです。

いったん自分で弱さを認められたら、今の自分が精一杯できることをやればよいのです。もがきながら、悩みながら、ひたすらに懸命にやればよいのです。実はそのことがあなたに「本物の自信」をもたらすために必要なことなのです。懸命に精一杯やった人だけが持てる自信なのです。

大切なことなので、もう一度言いますね。

自分を大きく見せよう、出来る人と見せようとしている限りは本物の自信は持てません。弱さを認めながら、精一杯、懸命に取り組んだ時に、はじめて身につくものなのです。

また、まわりで、偉そうにしている人が「本物の自信がなく、仮の自信を身に着けて強く見せているだけ」と思えたら、怖がる必要はありません。そのこともぜひ覚えておいてくださいね。

まとめ
弱さ、自信の無さを認めることが成長の第一歩

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