第167話:ストレス回復のためにすべきことには正しい順番がある!

今日は、これまでもこのブログで何度もお伝えしてきていますが、基本的なことを再度お伝えしますね。基本的ではありますが、大変重要なことでもあります。

先日のご相談は介護職のB子さん。実は看護師の資格をお持ちなのですが、医療現場から介護現場に転職して半年が経っています。40代になり、これまでと違う環境で仕事をすることで、キャリアに磨きをかけようと思っての「前向きな転職」だったとのこと。

ですが、あまりにもこれまでの職場と違うため戸惑ってしまい、体調が不安定になってしまいました。B子さんのように、専門職である一定のキャリアを持っている方は、これまでの仕事のやり方に自信もプライドも持っています。

そのため、新しい職場が違うとわかっていても、なかなかこれまでのプライドが邪魔をして、素直に「わかりました。」と受け入れられないこともあるのだとか。

そんなこともあり、しだいに食欲がなくなり、夜もなかなか寝付けないという状態になってしまいました。さて、看護師のB子さん、さすがに自らの体調の変化には早めに気が付いていました。

いつもと違う・・・このままではいけない・・・
この時、自分の体調の変化にいち早く気づくということはとても重要です。ですが、次に「どう対応すべきか」について、多くの方が間違うことがあるので、あらためてお伝えしようと思います。

すでに体調が不安定になっているような場合、仕事を変える、仕事の環境を変えるというのは最優先ではありません。ましてや、このような状況になったのは、職場が原因だから、仕事を変わりたい、今の職場をやめたい、転職したいなどとおっしゃる方がいらっしゃいます。

ですが、これは間違いです。仕事を変わる、職場を変えるという変化ですら、B子さんには、さらなるストレスとなり、より体調が悪化してしまう可能性があるからです。

仕事を辞めるなどという大きな決断は、体調があまりよくない場合に行ってはいけません。まずは、体調を安定させることを最優先にすべきなのです。

具体的には職場を休む、受診することが優先となります。そして、体調を安定させましょう。そのうえで、仕事量の調整をしたり、職場の人間関係の調整をすることが続きます。

もちろん、体調が回復しつつある段階、あるいは悪化する前の段階であれば、積極的にストレス解消法をしましょう。大好きなヨガに行ったり、美味しいものを食べたり、思いついたらすぐやってみてください。

これは決して「逃げ」ではありません。自らのストレスに積極的に対処するという「攻め」のストレス対処法なのです。

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは異なった形で書いております。何卒ご了承ください。>

まとめ
ストレスにより体調悪化に気づいたら、体調安定を最優先に行動しよう!

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