第144話:不安な気持ちに押しつぶされないために、お勧めはコレ!

自分関係®カウンセラー(臨床心理士)ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

女性管理職やリーダーとして新しいキャリアの一歩を踏み出した貴女。

キャリアアップのために新しいチャレンジを引き受けたものの、「これで良かったのか」「ちゃんと出来るのだろうか」「そもそも自分にやり遂げる能力があるのか」などと、やる気や自信が揺らいでしまうことはありませんか。

モヤモヤした不安が襲ってきて心が思うように切り替えられない時、気持ちを整理するためにできることをご紹介します。

それは、とにかく書き出すこと。「ブレインストーミング」という言葉をご存知ですか?会議などでアイディアを出していく時に使われる方法ですが、本来ならば集団で行うブレインストーイングを1人でやってみるのです。

特に、自分に出来るのかな?というような漠然として不安に対しては、冷静になって「出来ていること」を1つずつ書き出してみましょう。その際の留意点は、結論ありきで考えないこと。

また、質より量なので、思い浮かんだことを自由に書き出していくのが原則です。もし出来ていないことがあったら、それが出来るようになるために「何をやったらいいか」を書き出してみます。こちらも、「どうせ出来っこない」という考えはせずに、とにかく思い浮かんだことを書き出しましょう。

ここで、意外にも出来ていることがあるなどと気が付くと気持ちが少し楽になります。そもそもモヤモヤした不安は、何が不安なのかその正体がわからないから不安になるのであって、正体(出来ていること、出来ていないこと)がわかると、安心するのです。

そして最後に「本当に出来なかったらどうするか?」を考えてみます。その時は、誰にアドバイスを求めることができるか、どんな身の振り方をしたいか、などを挙げていきましょう。ここでは、アドバイスを求める人はその名前を具体的に書いていきます。また、優先順位などをつけておくこともお勧めです。

そこまで考えて対処法を書き出しておけば、実際に何か課題が持ち上がった時に、書き出した項目の中で、優先順位が高く、その時に出来ることからやっていけばいいんだ、というある種の開き直りのようなものを感じると思います。

書き出したひとつひとつのアイディアが、不安に押しつぶされそうになった時、貴女の心の支えとなってくれることでしょう。その書き出したものは、きちんと保管しておくことをお勧めします。不安になったら、いつでもどこでも取り出して眺めてみるのです。

私自身も会社を辞めてフリーになる時、不安に思っていることを書き出していました。そして、その対処法も考え、思いつく限りのことを書き出しました。「あ、こんなに対処法があるんだな」とわかり、ホッとしたことを覚えています。

ぜひやってみて下さいね!

まとめ
モヤモヤした不安は書き出して「見える化」すること

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