第178話: 大きな目標の前で気持ちが萎えてしまう時にすべきこと

自分関係®カウンセラー(臨床心理士)の高橋雅美です。
今年開催されたピョンチャンオリンピックでの選手の方々の活躍は目を見張るものがありましたね。辛い練習を耐え、晴れの舞台で実力を出し切る姿は人々に感動を与える力がある・・・と実感しています。

もう、だいぶ前のことですが、いまだに思い出すと感動がよみがえってくるほどです。4年に一度のオリンピックとまではいかなくとも皆さんにも1年、いえ2-3年越しの大きな目標があるのではないかと思います。

特に、数年かけて達成しようとする目標は、ゴールがかなり先に見えてしまって、今、この時点で何をしたらいいのかわからない・・・ということはありませんか。

さらに、大きな目標は、今のあなたからすると手が届かないもののようにも感じられて、本当に出来るのかな?と不安になることもあるのではないかと思います。

そんな時は、大きな目標を小さなステップに細かく刻んで、その小さなステップ、つまりゴールまでの階段を一段ずつ上がっていけばいいのです。

3年後には今の仕事でマネージャー職についていたいという目標ならば、そのためにすべきことを小さく刻んでいくのです。

この1年で後輩の指導ができるようになる。そのためには、この3ヶ月でその後輩から信頼されるようになる。そのためには、この1ヵ月でまずは自分の成績をこれまで以上に伸ばして結果を出す。・・・・という風にです。

遠くに大きく感じられた目標が少し身近に感じられ、自分にもこれなら出来そうだなと思えるようになるのではないでしょうか。

ひとつの階段を上がるだけで、あなたが見える景色が違ってきます。そして次のステップに向かってやってみようという意欲が湧いてくることでしょう。

本当は力があるにも関わらず、大きな目標の前に足がすくむ、気持ちが萎えるということは、ありがちなことです。それで「自分はダメなんだ。」「私には出来ない。」と思い込んでしまうのは危険です。

それがわかっているからこそ、対処法があり、まずは大きな目標に対し、自分が恐れていることをはっきりと自覚した上で、小さな目標に小分けにしていって欲しいのです。

大きなカボチャがあって、それをそのまま食べることはできませんか、一口サイズに切って煮て味付けをしたら美味しく食べられますよね。

そんな風に考えてみて欲しいのです。

私自身は自分の目標を、そのために何をすべきかを3ヵ月ごとの小さい目標に書き換えて手帳に書き出して常に眺めています。それを繰り返しているうちに、1年後には大きな目標にたどり着くことができるのです。

まとめ
大きな目標はスモールステップにして、積み上げていく

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