自分関係®カウンセラー(臨床心理士)ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。
管理職として働く女性がしだいに増えてきています。女性が期待されるのは嬉しいことですが、一方でモデルとなるような女性管理職が近くにいないというお悩みも良く聞きます。逆に、「あのような人にはなりたくない!という反面教師はいる」のだとか。
3年後の自分、5年後の自分の理想になるような「女性管理職」や「女性役員」などのハイキャリアの女性が近くにいないというのは、確かに、先の道筋が光に照らされておらず、手探りで進まなければならないゆえの不安を感じることでしょう。
また、今ではワーキングママはたくさんいらっしゃいますが、現在、ハイキャリアの女性たちの時代は、仕事を最優先するあまりに結婚、出産という選択をしなかった方も大勢いらっしゃいます。つまり、年齢だけではなく、働くスタイルが少し違ったりします。そのため、価値観の違いなどを感じる方も。
ですが、ちょっと視点を変えてみてはいかがでしょうか。もし、近くにマネをするのに、ふさわしい女性がいないのであれば、男性であなたのモデルになるような人はいないでしょうか。必ずしも女性である必要はないのです。例えば、以前の男性上司の「社内を巻き込む力」が理想的だとしましょう。
貴女が彼と同じように、その「巻き込み力」を身に付けたいと考えたとします。それを、モデリング学習という考え方で身に着ける方法をご紹介します。これは、カナダ人心理学者であるアルバート・バンデューラが提唱したものです。
まず最初にすることは「観察」です。モデルがどんな時、どんな言葉で、どんな行動をしてその能力を発揮しているのかと観察するのです。次に、それを「記憶」します。そして、貴女も同じように「行動」して試してみる。
その時に大切なのは、最初から上手に出来るとは限らないという当たり前のことを忘れないこと。試行錯誤していく中でしだいに上手になっていくことでしょう。
最後は、どうしてそれをやるのか、という理由を自分の中で明確にしておくことです。「巻き込み力」をつけることで、社内で自分の影響力を高めるなどですね。実際にやってみて効果があったのか、という「自己評価」も大切になります。
大切なので、繰り返しますね。
① 観察する
② 記憶する
③ 行動する
④ 理由を明確にする
⑤ できた自分を褒める
という流れになります。
また、モデルは必ずしも1人である必要もありません。例えば、Aさんの「コミュニケーション力」Bさんの「交渉術」Cさんの「情報収集力」という具合に、その人が持っているピカっと光る能力をそれぞれ目標にして良いのです。
職場でのファッションや化粧なども、「自分をどう見せたいか」という戦略を持って着こなしている先輩なども、これからはモデリングしてみたらどうでしょう。なかなか学ぶことがありそうですね。
<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは異なった形で書いております。何とぞご了承ください。>
まとめ
モデリング学習で、なりたい自分を手に入れよう!
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