コロナうつ予防:自分で自分を不安にしていませんか。

第229話:コロナうつ予防:自分で自分を不安にしていませんか。

 

自分関係®カウンセラー(公認心理師 / 臨床心理士)の高橋雅美です。

 

私たちは、日常とは違うことをしなければならなかったり、未知のものに対しては、不安やストレスをいつも以上に感じやすくなっています。

 

特に、テレビやネットでのニュースの多くが、不安を煽るものばかりで、一日中、そのような情報に晒されているのは、あまり健康的だとは言えません。不安を感じないようにと情報を得ようとするのですが、逆に将来への不安を掻き立てられてしまうからです。

 

不安な心を鎮めるために出来ることを3つご紹介します。

・楽しいこと、嬉しいことを書き出してみる
・深呼吸や瞑想など、体に意識を向けてみる
・不安な心から逃げない

 

楽しいこと、嬉しいことを書き出してみる

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これは、説明するまでもありませんよね。不安が心の中を独占してしまうと、実は、楽しいことや嬉しいこともそれなりに体験しているはずなのに、すっかり忘れてしまうのですね。

 

だから、あえて、楽しかったこと、嬉しかったことを思い出してみるのです。それを書き出してみましょう。「不安」とは正反対のベクトルに心の興味や関心がいくように仕向けてみるということです。

 

 

深呼吸や瞑想など、体に意識を向けてみる

不安を感じてはいけない、いけない、いけない・・・とずっと考えているのも大変ですよね。Blog229B

すでに不安のことを考えているのも同じです。

 

だから、あえて心は不安、モヤモヤが残ったままでも良いので、体に意識を向けてみましょう。深呼吸をしたり、ストレッチをしたり、他にも五感が動くようなことを行うのもお勧め。好きな香りを嗅ぐ、美味しいものを味わっていただくなども。ちょっと外出して、草木に目を向けてみるのも良いでしょう。

 

深呼吸する時は、ゆっくり息を吐くことから。吐き出したら苦しくなるので、思いっきり鼻から空気を吸い込みましょう。こんな感じで繰り返し深い呼吸をやってみてくださいね。普段から瞑想など、自分の心を落ち着けるすべを持っている方は、このような時こそ実践してみましょう。

 

不安な心から逃げない

これは「不安な心を抱きしめる」という感じです。自分の「不安」から逃げずに、自分に優しく声をかけて欲しいのです。

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「今、不安だよね。」「怖いよね。」「でも大丈夫だよ。」「きっと良くなるよ。」「落ち着いてくるよ。」という感じで、貴女の大切な方から不安を打ち明けられた時、きっと貴女がかけるであろう優しい言葉を自分にかけてあげてください。

 

不安に感じる自分を否定したり、責めたりしてはいけませんよ。不安に感じる自分を、自分でなだめて励ましてほしいのです。

 

そして、信頼できる家族や友人、知人に話してみましょう。一人で抱え込まずに、吐き出すだけでもだいぶ楽になります。でも、長時間、不安について話をすると、それだけでも疲れますし、ますます不安になり逆効果であることも。その点、ご注意くださいね。

 

いかがでしょうか。自分が出来そうなことから始めてみてください。

 

まとめ
「不安」を怖がらないで。でも時々、心のベクトルを変えよう。

 

 

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