ストレス解消に知っておくべき2つの方法とは?

自分関係®改善カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

猛暑だった今年の夏もいよいよ来月になると、少しずつ秋の気配を感じる
ようになってきますね。本格的な秋の到来までにはまだ時間がありそう
ですが、季節の変わり目というのも「変化」のひとつです。

そんな「変化」の時期は、私たちがストレスを受けやすい時期ともいえます。
本来、人間は変化より安定を望むもの。なので、実は昇進などの嬉しい変化で
あっても、心には何らかの負担がかかっているのです。

変化に慣れるまで、普段以上に心が疲れたり凹んだりするのは当たり前。
凹んでも回復させればよいのです。そのためには、今、ストレスがある状態で
あることと自覚して、意識的に継続的にストレスへ対処しましょう。

ストレスを溜めないように対処することをメンタルヘルス用語で「コーピング」
と言います。アメリカの心理学者、R.S.ラザルスは、コーピングを「問題焦点型」
と「情動焦点型」の2つに分類しています。

「問題焦点型」は、問題を解決するために直接ストレスに働きかけるタイプです。
例えば、ミスをした部下に、今後はまめに報告するように依頼するようなこと。
その問題を回避する、解決するためにできることは何かを考え実行してみましょう。

一方で「情動焦点型」は、気持ちに焦点を当てる方法です。多忙でイライラする
状況を「経験を積む貴重なチャンス」とポジティブに捉え直志しをするというよう
なことです。

例えば、苦手な相手と一緒に仕事をする時、どうしてもイライラしがちな状態を、
感情をコントロールすることを学んでいるという風に考えてみるということです。
捉えなおすをどんな良い方ができるのか、実際に考えてみましょう。

ストレスが多いこの時期、毎日15分だけでもいいので時間をとってコーピングを
行いましょう。「問題焦点型」と「情動焦点型」の両方のコーピングを上手く使い分
けるのがコツ。ぜひやってみてくださいね。

今日の一言メッセージ
「問題焦点型」と「情動焦点型」コーピングを活かしてストレス解消を!

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