頑張り屋さんのあなたへ 上手に手を抜くコツ

自分関係®改善カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

仕事も家事も、常に完璧主義のCさん。頑張り屋さんで
上司や同僚、もちろん家族からも働き者と思われています。
期待されると余計にはりきってしまうようです。

そんなCさんですが、最近、天候が不安定なこともあり、
体調もあまりすぐれません。詳しく訊いていくと、病院に
行くほどでありませんが、常にオンの状態のようです。

オンというのは、交感神経が働いている状態で、その逆の
リラックスタイムは副交感神経が働くのですが、どうも
そのバランスが少し崩れているようです。

リラックスしているつもりでも、あまり疲れが取れない。
体調が万全ではないのに、さらに期待に応えようと
頑張ってしまうCさん。

ここは無理する時期ではないからと、手を抜きましょうね、
とお伝えしました。Cさんの返事はこうです。「そう言われて
自分でもそう思うのですけど、出来ないんです。」

頑張ることが身についてしまっていて、さらには、頑張る自分しか
まわりに認められないという強い思いこみもあるようで、手を
抜けないようです。

気持ちの問題もありますし、実際にどのように手を抜いたらいいのか
わからないとおっしゃいます。手を抜くってどの程度なら許されるの
だろうか?などと考えてしまうのでしょう。

そういう方には、数値でお伝えします。「Cさんが、ここまでやるのが
100%だと思うのなら、あえて70%で辞めてください。それが手を
抜くということです。」という風に。

するとCさんのような完璧主義の方は、「なるほど」と感じて
くれることが多いです。ご自分の100%が想像できるから、
70%というのもなんとなくイメージがつくのでしょうね。

70%で終われない、とさらに嘆く方には、「それが今、Cさんが
やるべきことです。7割で止めることが仕事です。」などと
伝えることもあります。

「すべき」という考えで自分を追いつめてしまう完璧主義の
Cさん。まずは体調を安定させてから、カウンセリングで
考え方を変える訓練をやっていただくのです。

今日の一言メッセージ
「手を抜く」のではなく、「7割でやめる」と考える

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