仕事での人間関係、特に価値観が合わない同僚や部下とのやり取りに、思わずイライラしてしまうこと、ありませんか?
とくに40代の女性管理職やリーダー職の方は、部下や若手とのコミュニケーションに気を配りながらも、自分の感情とのバランスを保つことに苦労される場面が増えてくることも多いでしょう。
今回は、イライラや怒りに振り回されず、しなやかなメンタルで対応する2つのステップをご紹介します。
なぜ私たちはイライラするのか?
怒りは「悪い感情」ではありません。むしろ、自分を守るために必要なサインでもあります。
ただし、その感情に振り回されて相手に強く当たったり、自分自身が怒りに翻弄されクタクタになってしまっては本末転倒ですよね。
怒りを感じたとき、まず大切なのは「その感情をどう扱うか」です。
ステップ①:「怒りの裏側の感情」に気づく
イラっとした時にまずやってほしいこと。それは、「私は今、なぜこんなに怒っているのだろう?」と、自分自身に問いかけることです。
実は、怒りの裏側には次のような別の感情が隠れていることが多いのです。
例えば・・・
悲しみ(わかってもらえない寂しさ)
不安(このままじゃ仕事が回らないという焦り)
あきらめ(何度言っても伝わらない虚しさ)
恐れ(自分の立場が悪くなるかもしれない不安)
このような感情が怒りの裏に隠れているのです。
そのため、怒りは「二次感情」とも呼ばれています。実は怒りの奥にある「本音」に気づくことが、心を整える第一歩なのです。
ステップ②:「伝える/伝えない」を選び、感情ではなく「意図」を伝える
感情を整理できたら、次はそれを「相手に伝えるかどうか」を選びましょう。
怒りを感じたからといって、必ず伝えなければならないわけではありません。場合によってはあえて伝えず、スルーしたり、自分の中で消化した方が良いこともあります。
しかし、どうしても伝えたい時は「怒りをぶつける」のではなく、「その奥にある気持ち」を丁寧に言葉にすることが大切です。
たとえば、こんなふうに伝えると効果的です。
NGな伝え方(感情的になると…)
「間に合わなかったって何?やる気あるの?もう任せられない!」
OKな伝え方(裏の感情を伝える)
「間に合わなかったと聞いて、ちょっと残念だったよ。
この仕事をあなたにお願いしたのは、次の仕事も任せたいという気持ちがあったからなんだ。だから、間に合わない時は、早めに相談してくれるとありがたいな。」
こうした伝え方をすることで、怒りをぶつけることなく、相手への期待も伝えることができます。
相手も素直に受け取りやすくなり、関係が悪化せずにすみます。
感情整理のコツ:「アンガーログ」をつけてみよう
といっても実際の場面では冷静に感情を見つめ直すのは難しいもの。
そんな時におすすめなのが「アンガーログ(怒りの記録)」です。
アンガーログの書き方例
・いつ、どこで、誰に、どんなことで怒りを感じたか
・怒りの強さ(10点満点で何点か)
・そのときの自分の思考・感情
・怒りの裏にある感情(悲しみ、不安、あきらめ、恐れなど)
・今振り返ってどう感じるか
書くだけで、客観的に自分を見つめる習慣がつきます。
習慣になると、感情に振り回されず、冷静に対応できる回数が少しずつ増えていきますよ。
怒りに振り回されず、しなやかに気持ちを整えることで、職場での人間関係は驚くほどスムーズになります。
ぜひ今日からこの2ステップを取り入れて、「しなやか★メンタル」を育てていきましょう。
まとめ
イライラに振り回されないために怒りの裏側になる感情に気づこう。そして「意図」を伝えよう。


