職場でフキハラにあっているんです・・・
先日のご相談で、「フキハラ」という言葉が、普通に使われていてビックリした記憶があります。
フキハラとは、不機嫌ハラスメントの略で、不機嫌な表情をしたり、無視をするなど、不機嫌な言動で周囲に不快な思いをさせることを言うのだそうです。
確かに、仕事で報告や相談をしなければならない場合に、上司や同僚が不機嫌な表情であったり、イライラしている様子だと、話しかけにくいですよね。
でも、理不尽なことに対して、「自分でもふてくされた表情を出してしまう」ことってありませんか。
実は私自身は、この相談を受けた時、自分のことを振り返ってみたのです。
昔から気持ちが顔に出やすいと言われていたこともあり、若い頃は特に「不機嫌な表情」を出し、ブスっとしていたなあと恥ずかしながら思うのですね。
ところが今では、フキハラと言われてしまう時代。つくづく、自分の機嫌は自分で取ることが必要だなと感じるのです。
それに、機嫌が悪そうと思われていると、人が寄りつかず孤独になっていきます。
ますます心が満たされずに、より不機嫌になってしまうという悪循環になってしまうのですね。
ただ誰しも、思い通りにいかないことや理不尽なことに遭遇した時に、ネガティブな感情が襲ってきて不機嫌になってしまうことはあるものです。
そんな時、自分がイライラしていたり、機嫌が悪いなと自覚した時に、少し気持ちが上向きになる方法の1つをお伝えしますね。
まずは自覚することから
まず、自分が今、不機嫌であることを自覚しましょう。
そして、何がきっかけで、どんな理由で機嫌が悪くなったのかを考えてみるのです。
例えば、
「上司の言葉が自分を見下しているように感じた」
「最近、家族から感謝されていないと感じる」などですね。
理由がわかると、イライラしている自分に対して「そうか、それはイライラするよね。」と自分の気持ちを少し受け入れられるようになります。
そうすると、「それは仕方ないよね」「そんな言われ方をしたら不機嫌になっちゃうよ」と今の自分を少し肯定的に感じられるようになります。
気持ちが落ち着いてくると、心にも余裕が出てくるため、「不機嫌でいるのは嫌だなア」、「この気持ちから少し解放されたいな」と思うようになるものです。
違った視点で考えてみる
そう感じたら、次のことをしてみましょう。
それは、物ごとを少し違った視点で考えてみるということです。
ある出来事があり、不機嫌になってしまった・・・この事実は変わりようがないのですが、「ある出来事」を少し別の視点で見てみるのです。
「上司はなんであんな言い方をしたのだろう」
「自分は家族に感謝を伝えているのかな」といった感じです。
そうすると、案外、答え(この答えは自分勝手な答えでかまいません)が見つかるものです。
「最近、私の仕事ぶりが部長に褒められたので、上司は嫉妬していたのかもしれない。」
「自分から家族に感謝を伝えたら、何か変わるかな?」と少しでも納得のいく答えが出てくるんではないでしょうか。
その時点で、さっきのイライラや不機嫌な感情が少し和らいでいるのを感じるはずです。
実は最近、私自身もこのやり方で自分をほんの少しご機嫌にすることが出来たので、お勧めです。
自分が不機嫌になった出来事に関わっている相手(この場合は、上司や家族)について、もしかしたら○○なのかも・・・と思えただけでちょっと笑えたり、なるほどね~と思えたりしたのです。
やってみてくださいね。
まとめ
不機嫌な表情は孤独を招く。まずは自覚して視点を変えるとご機嫌になれる。