過去の親子関係に縛られない!自己肯定感を高めるためのステップ

過去の出来事を「過去のこと」として心理的に決着をつけ卒業すると決断しよう

自分の考えや意見をずっと我慢して苦しんでいませんか。

自分の考えや意見を伝えることを「悪いこと」だと感じていませんか。

小さい頃からずっと否定されて育ってきたと話されるKさん。

特に父親が感情的な方で、Kさんの意見や感想はことごとく否定され、父親からは「口答えするな」と言われてきたのだそう。

ずっと我慢し続けてきた・・・と心のうちを話してくれました。

Kさんはすでに家を出て働いていらっしゃいます。経済的にはすっかり自立している方です。

ですが、これまでも父親には遠慮してきたというのです。

それは仕方ありません。幼少時の体験がKさんの心の中にずっと残っているからです。

特に幼少時は、両親から見放されたら生きていけないという恐怖心を感じるため、生きるために親の言う通りにする、自分の気持ちは我慢すると心に決めて過ごしてきたのです。

その気持ちは決して間違いではないですし、だからこそ自分を責めないで欲しいのです。

逆に、我慢に我慢を続けてでも、生き延びてきた自分、辛かったけど頑張ってきた自分を十分に褒めて欲しいと思っています。

ところでKさんは、最近久しぶりに両親と会った時、思わず父親に意見してしまったのだそうです。

「これまでも自分勝手、自分本位で母親を苦しめてきた父親のことが許せなかった。」

その怒りがふつふつと湧いてきて、今回も父親の身勝手で一方的な言動に反対意見を述べたKさん。

なんと、父親からは「そんなつもりはない。」と全く反省のない言葉が返ってきたのだそうです。

その時、やはり父親にはわかってもらえないんだという絶望感と同時に襲ってきたのが、口答えをしてしまった自分への強烈な嫌悪感だったのですね。

これは、「親に意見をすること」イコール「悪いこと」という過去の記憶と経験から感じてしまうこと。

以前は父親の庇護のもとにあり、様々な場面でコントロールされてきたに違いありません。

ですが、Kさんはすでに実家を出て自立しています。

もうコントロールされる立場ではないのです。

必要なのはKさん自身が、すでに父親のコントロール下にいないことを自覚することなのです。

過去の出来事を「過去のこと」として心理的に決着をつけ、卒業することです。

Kさんのように、過去の親との関係にゆがみがあり、今もなお、その関係に苦しんでいるのであれば、その関係を終わりにする選択肢は自分にあるということを忘れないで下さいね!

今回のように父親が未熟でKさんの気持ちを少しも受け止めてくれなかったことは残念ではありますが、そんな父親に一言言えたのであれば、それは自分の成長の一歩です。

最初は居心地の悪さを感じたり、罪悪感に悩まれるかもしれませんが、素直に自分の感情や思いを表現できたのであれば、言えた自分を肯定してあげてください。

辛い中から大きな一歩を踏み出したあなたを応援しています。

過去のできごとに向き合い、決着することは容易ではありません。

自分一人で向き合うのは辛そうとお感じならば、ぜひお試し相談をご検討くださいね。申し込みはこちらから。

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まとめ
過去の出来事を「過去のこと」として心理的に決着をつけ卒業すると決断しよう

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