ネガティブ思考が頭の中をグルグルと回り、抜け出せない!と感じることはありませんか。
いったん、グルグルし始めると、なかなか対処法までたどり着けることが出来ず、ますます落ち込むことも多いのではないでしょうか。
Aさんもそんな一人です。
「最近、ちょっと疲れが溜まっているのか、過去の辛かったことを思い出してしまうことが増えているんですよね。
もう終わったことなんですけど、一度、思い出すと、くよくよ考えてしまってネガティブループの中にどっぷり浸かってしまうんです。」と、くよくよ考えがちな自分が嫌だと話されるAさん。
実はAさんは、一流企業で働いている方で、様々な実績を持っています。ですが、この実績をつくる過程において、上司との関係や取引先との関係で辛い思いをした時期があったのだそう。
ふと疲れた時に、当時のことを思い出しては、悲しさや辛さ、悔しさの感情が沸き上がってきてしまうようなのです。
さらに、ネガティブ思考に陥ってしまった自分のことを「ダメな自分」と感じ、自分を責めてしまう傾向があるんですね。
私自身も、若いころはネガティブ思考で、自分にダメ出ししてしまう性格だったので、A さんの気持ちがわからないわけではありません。
Aさんは自分をどんどん追い込んでいるようでした。
こんな時、ネガティブ思考の方は、ポジティブにならなくては!と考え、それが出来ないことに焦りを感じる方もおおくいらっしゃいます。
そんな時、私がお伝えしていることは、無理してポジティブになる必要はないということ。180度、思考を変えるなんてことは、すぐには出来ないからです。
でも出来ることもあるんですよね。それは「思考」ではなく「行動」を変えることです。
「行動」のお勧めは、感謝できる出来事や感謝できる人のことをノートに書くということ。
できれば1日3つ程度がお勧めです。
Aさんの頭の中は、過去の出来事や過去の辛かった自分のことでいっぱいになっています。
だから「過去のこと」や「過去の自分」から少し視点をずらして、あえて「感謝」できることに注目してみるのです。
感謝の気持ちを抱くと、セロトニンやドーパミン、エンドルフィン、オキシトシンといった脳内物質が出るのだそうです。
それらは、私たちを幸せな気持ちにさせてくれます。
感謝する人や出来事を思い出し、有難いな~という気持ちに浸ってみること。
過去の自分や出来事に囚われていた現状から、意識が変わる、そしてジワジワと幸せな気分になり、その気分を味わってみる・・・
ネガティブな思考は無理に辞めようとするのではなく、意識と気持ちを「感謝」に向けていくのです。
ノートに書かず、スマホに記録するでも良いですよ。
とにかく、感謝の習慣を「継続してみよう」と決めて毎日、行動することです。
ネガティブなことを絶対に考えてはいけない!と思うと辛くなります。なので、夜寝る前のたった15分、感謝することを思い出し、毎日3つ、記録してください。だんだんと、ネガティブな思いから解放されていくことでしょう。
Aさんは、感謝することで、「今の自分があるのは、自分に関わってくれたり、支えてくれたりしたまわりの方々のおかげなんだなア・・・」と感じられるようになり、過去のことを考え続けてしまうループから抜け出したとのことです。
ぜひ、やってみてくださいね。
ところで、そもそも、ネガティブ思考で、「自分にダメ出し」してしまうような自分に厳しい方は、心の根っこに「自信のなさ」や「自分を否定する気持ち」を強く持っている方もいます。
その気持ちは、あなたが育ってきた環境や、親や教師などの人間関係の中でつくられてきた可能性もあります。
Aさんの場合は、ご自分も優秀で、Aさんに大きな期待を寄せていたお母さんからの影響が大きかったのです。
自分に自信を持てない
ネガティブな考えをしてしまう
という方は、その「心」がいつ、どう育ってきたのかを一度、チェックしてみることをお勧めします。
ハッピーハートコンシャスのしなやか★メンタルトレーニングでは、過去を振り返りながら、あなたの考え方のクセがどういう過程でどんな環境、どんな人間関係の中で育ってきたのかをカウンセラーとのやり取りやワークを通じて行います。
自分への理解を深めることで、出来ない自分を責めることなく、あるがままの今の貴女を認めることが出来るようになるヒントを得られます。
自分に自信が持てない
自分にダメ出しをしてしまい辛い・・・
という方は、ぜひ一度、お試し相談を受けてみてくださいね。
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<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは異なった形で書いております。何卒ご了承ください。>
まとめ
ネガティブ思考が止まらない時は、「行動」を変えてみる。毎日、感謝をすることからやってみよう。