我慢の連続は要注意!カウンセラーもやってる心のメンテナンス

仕事で感情を我慢することが多いならば、プライベートで感情を揺さぶる体験や経験を積極的にやってみよう

ある大手企業の「お客様対応」の専門職として働いているFさん。

最近は、クレーム処理を担当することが多いのだそうです。

さらに、配属されたばかりの新人スタッフの教育も任されており、心労が続いていました。

Fさんとは、ある企業様からのご依頼で従業員の方のカウンセリングを行うことになり、そのご縁でお話をうかがいました。

Fさんは責任感があり、専門職として仕事を全うしたいという気持ちが強い方。

ところが、クレーム処理などの仕事は、自分の感情を抑えて、冷静に穏やかに相手とコミュニケーションをすることが求められるため、心がダメージを受けていました。

最近では、クレーマーというような方もおり、こちらが誠心誠意、謝罪をしても暴言を吐き捨てるなど、対応に苦慮する場合も多いそうです。

Fさんは日ごろから自分の感情を抑えたり、我慢をしたり、相当のストレスを受けてしまっていたのですね。

Fさんは、クレーム処理の仕事に誇りとやりがいを感じているのですが、自分の心が乱れて、思うような対応が出来なかった時や、我慢に疲れてぐったりしてしまう自分のことを「プロになりきっていない」と責めていたのです。

Fさんのような接客業だけではなりません。

40代になると管理職やリーダー職を任されている方も増えますが、後輩や部下に対して、感じる感情を無理に抑えて、常に冷静でいなければならないと相当な我慢をしているしまうことありませんか。

心がダメージを受けていると知っていながら、それを放っておいてはいけません。

出来ない自分を責めるなんてもっての他なんです。

だって、自然な感情を抑えたり、我慢したりするのは、とても大変なことですよね。

人間らしい感情、行動を我慢しているというのは大変辛いことだと思います。

そんなFさんに、これまで十分に頑張っているのに、自分にダメ出しするのは酷ですよとお伝えしました。

私たちカウンセラーも時として仕事上、自分の心にダメージを受けることが多いので、意識して心のメンテナンスを行っています。

その方法は人それぞれなのですが、自分の感情を解放させることをやるのがお勧めです。

たとえば、感動する映画を観たり本を読んだり、お笑い番組で思いっきり笑ったりしてみる。

あるいは逆に、感情を出さないで過ごす。ただただボーっとしてみるとか、そんな感じです。

もちろん信頼できる友人や知人に話をきいてもらったり、カウンセリングを受けてみるというのもありますよね。

そんな感じで、普段、仕事で感情をしっかりコントロールすることが必要な方ほど、仕事以外で心のメンテナスを行うことがとっても重要です。

ただ、本当に燃え尽きてしまうと、メンテナンスをする体力も残っていないことがあります。だから、燃え尽きる前に、毎日少しずつ、続けてくだいね。

ストレス解消法については、これまでもブログでたくさん紹介しています。良かったらこちらから読んでみてくださいね。

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは異なった形で書いております。何卒ご了承ください。>

まとめ
仕事で感情を我慢することが多いならば、プライベートで感情を揺さぶる体験や経験を積極的にやってみよう

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