今から自分の性格は変えられると思いますか。
私の答えは「イエス」です。
40代、二人の子どもを育てながら、大手企業の管理職として働いているCさん。
未だに、なぜ自分が管理職になれたのかと不思議に思っているのだそうです。
Cさんは、どちらかというと大人しい性格で、あまり目立ったりするのが苦手なタイプです。
管理職として、チームに意見やアドバイスをしたり、リーダーとして率先して動くのがどうもうまく出来ません。
Cさん曰く、どちらかというと、常にクヨクヨしてしまう性格とのこと。
そして、クヨクヨ悩んだり、自信が持てない、そんな自分をあまり好きになれませんでした。
だから、苦手なことを頑張らなければならないことも苦痛だし、それが上手に出来ない自分に対して落ち込みや罪悪感で二重に苦しんでいました。
Cさんの願いは、「自分の性格を変えたい!」ということです。
さあ、皆さんなら、このCさんの願いをどう思いますか。
40年もその性格で生きてきたのだから、無理でしょう・・・と思うでしょうか。
あるいは、いや、頑張れば変わることが出来るのじゃないかな?と思うでしょうか。
多くの人が、いやあ、性格は変わらないと思っているのではないでしょうか。
よく日常会話でも、似たような考えを見聞きすることがあります。
ですが、私自身は、「性格は変えられる」と信じている派です。
何歳からでも変えられると本気で思っています。
でも、なかなか難しいことであるとも思っています。
成功のカギは、「私は変わりたい!」という強い意思と意思を持ちつつ「行動していく」という行動力や、それを継続していく力です。
そのために必要なのは、まず、クヨクヨ悩んでしまう自分を受け入れること。
私がCさんにお伝えしたのも、そのことでした。
なぜなら、悩んでしまい、落ち込みやすい自分を嫌っていては、その性格は変えられないと思っているからです。
うーん、何かわかりづらくなってきましたかね~
今の自分が嫌いだから、変わりたい気持ちが強くなる
これは間違いではないと思います。
ですが、今の自分を嫌うエネルギーを、自分が変わろうとするエネルギーに使って欲しいのです。
自分には出来ない
自分は苦手だから、どうしよう
出来ない自分は好きじゃない
と否定してばかりいると、気持ちが消耗していきます。エネルギーが取られて行ってしまうのです。
だから、今の自分を嫌わないで!否定しないで下さいね!
そうやって、今の性格を自分なりに受け入れることが出来たなら、次に、なりたい自分になれるように、行動していけば良いのです。
特にCさんのように、仕事上、職務上、リーダーとしての能力を発揮しなければならないのであれば、「新しい自分」になるために行動していくことです。
どんな風な行動を、どんな風に継続していくことで変えられるのか・・・は、また別の機会にお伝えしますね。
今日は、「自分の性格は、変わろうとする強い意思と行動力があれば変えられる」ということをお伝えしました。
でも、なかなか「新しい自分」にはなれないものです。
頑張って、リーダーとして前に出て発言してみたけど、うまく行かなかったということもあるでしょう。
そんな時のために、お勧めなのが「自分の心の取扱説明書」を作っておくことです。
自分はどんな時にクヨクヨ悩むのか、落ち込むのかを書いておくのです。
そして、自分が落ち込んだときに、何をしたら気分が上がるのかもその説明書に書いておきます。
私は毎年、「自分の心のトリセツ」を書いてまとめています。
もし、今の自分の性格を変えたい!と強く望んでいるのであれば、変わりたいという気持ちを強く持つこと、そして、「自分の心の取り扱い説明書」をつくってみることをお勧めします。
まとめ
性格を変えたいなら「私は変わりたい!」という強い意思と意思を持つこと。そして行動していくこと。まずは今の自分を受け入れることからはじめて!