年齢より若く見られたい!多くの女性が望むことですよね。
特に日本人は、「年相応の成熟さ」より、少しでも若く見られたいという願望が大きいような気がします。
そのために外見を磨いたり、流行を意識した服装に身を包んだり、保湿や美白ケアをしっかりする。いろいろと努力や工夫が必要ですよね。
では、メンタルはどうでしょうか?
私自身はメンタルは年相応に、そして時代にあわせてアップデートしていく必要があると思っています。
特に職場では、40代ともなれば、20-30代とは異なる「立場」であることも多く、現状にふさわしいメンタルが必要になってきます。
ある大手金融機関にお勤めのAさん。40歳を前に、係長に昇進しました。
実はAさん、昇進したいと思ってはおらず、今回の話も、初めて聞いた時は荷が重く、断ろうと思ったというのです。
ただ、断ったら、今の会社で今後、チャンスをもらうことはなくなろうと思い、しぶしぶ係長を引き受けたのでした。
もともと仕事の覚えが早く、能力もあったAさんですが、係長になって最も困ったのは「仕事の内容」や「仕事の量」ではなく、後輩、部下とのコミュニケーションだったのです。
というのは、優秀なAさんは、これまで上司の的確な指導のもとに成果を上げてきたのですが、自分が管理職になり、今度は、自らが育成する立場、指導する立場になったのですね。
ところが、新しい立場になっても、Aさんのメンタルが以前のままだったため、後輩や部下から、「リーダーとしてもっと意見を言って欲しい」と言われることが多くなったのです。
Aさんには「立場に応じてメンタルをアップデートする」という考えがなかったため、当初、どうしたらよいかわからないと大変動揺していました。
このブログを読んでいる皆さんも、Aさんの話を読んで、「Aさん、無自覚じゃない?」「係長になったのだから、意識も変わる必要があるよね?」と思ったのではないでしょうか。
でも、自分ではなかなか気づけないものです。
Aさんも私とのやりとりを通じて、「自分自身の意識や言動を変えていく必要があるんだ。自分が変わればいいんだ。」と気づいていかれました。
もう1人、Bさんのお話をしましょう。
Bさんは、40代になり、30代の後輩と一緒に働くことを嫌がっていました。
というのは、30代の後輩は、伸び盛りで体力もあり、どんどん営業で成果を出していたからです。
逆にBさんは、体力的に「以前のような無理はできない」と感じており、少し働き方を変えないといけないと感じていたのですね。
でも、ついつい後輩と自分を比べてしまって、以前のように働けない、軽々とノルマを達成できない自分に対してコンプレックスを感じていました。
Bさんもまた、現在の自分の立場や体調にあわせて「メンタルをアップデートしていく」ことが必要だったのです。
特にBさんは、50代を見据え、新しい分野の勉強を始めようと決めていた方でしたので、40代をどう過ごすか、どんな働き方をすべきなのかをとことん一緒に考えました。
そこでたどり着いたのは、Bさんのペースで、仕事と家族と勉強の準備を全て両立させていくというライフスタイルでした。
仕事については、営業の第一線には立たず、サポートする仕事にシフトしていくことを決めたのですね。
こんな風に、立場や状況によって、仕事への向き合い方や心もちを変化させる必要があるのです。
特に40代は、上と下に挟まれ人間関係に困難を感じる人が多い時期でもあります。
そんな時こそ、ますますストレスと上手につきあうために「しなやか★メンタル」が求められるのです。
さてあなたは今、自分の立場や状況にふさわしい「メンタル」を持ち合わせていますか。
今の自分にフィットしたメンタルにアップデートできていますか。
<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは異なった形で書いております。何卒ご了承ください。>
まとめ
年齢や立場や状況に応じて、メンタルはアップデートするとラクになります。
今の自分にフィットする考え方や行動パターンを手に入れましょう。