職場のイライラさせる人。原因は相手ではなく自分にあった!?

Sさんには、職場に苦手な同僚がいます。

「彼女の言動に、イライラさせられるんですよ。なるべく関わらないようにしているのですが、私は、このプロジェクトのリーダーを任されているので、彼女との打ち合わせなどもあるし、正直、キツイです。」と話されました。

実はよくあるお悩み相談です。

なるべく関わらない方が良いですねとアドバイスすることが多いのですが、この同僚の方は、マウンティングしてくるとか、やる気がなく仕事をしないとか、締め切りにルーズだとか、そういう言動をするわけではないのですよ。

Sさんを困らせようとか、意地悪な言動をするとかそういう方ではないのです。

ですが、Sさんにとっては、「イライラさせる人」なんですね。

よくよく話を聞いていくと、同僚の女性は、「自信がなさそうでおどおどしている」ように見えるのだそうです。

打合せでも遠慮がちで、「自分には出来ない」とか「無理です」という口癖が多い人なんですね。

Sさんは、学生時代に留学していたこともあり、どちらかというと、はっきりと言うタイプ。

また、自分に自信がないと心の中では思っていたとしても口には出しません。

リーダーに抜擢された時も、不安が頭をよぎったけど、「選んでいただき有難うございます。」と上司に言えるような方なのです。

「自分とあまりにもタイプが違うので、彼女にイライラしてしまうのですよね。」と自覚されています。

そして、イライラさせるのは、同僚がネガティブだからだとわかっているのです。

ですが、このように相手を「自分をイライラさせる人」だと思ってしまうと、なかなか上手く付き合えません。

なぜかというと、心のどこかに「相手が悪い」という気持ちがあるからです。

でも本当にそうなのでしょうか。

私自身はSさんと話していて、好き嫌いがはっきりしているのは良いことだけど、「嫌い」の気持ちが出てきた時に「相手が悪い」と他罰的な考えになる傾向がある方だなと感じていました。

ここまで読んだ方で、お分かりの方もいらっしゃると思いますが、Sさんのイライラは自分が生み出しているのです。

「自信がなさそう」

「遠慮がちではっきりものを言わない」

という言動に対して、Sさんがそれはダメと感じているからイライラするということです。

だから、Sさんがイライラしなくなる方法は、「ダメ」と決めつけなくなるということなんですね。

「彼女は自信がない人なんだよね」と少しでも理解した上で、自分が出来るだけ心地良く付き合うにはどうしたらよいかを考えることが、イライラを少なくする方法なのです。

Sさん自身のジャッジを緩めてあげることが必要ということ。

「こういう人もいるよね」とある意味、自分と違うタイプの人も受けとめていくSさんの心の容量が大事ということです。

これはダメ

あれもダメ

物事や人を厳しくジャッジしてしまう傾向が強い人は、時に窮屈になってしまう場合があります。

その窮屈さから抜け出すには、自分の考え方を知ること、そして自分の心の容量を少し広げることなんですね。

自分の心を少し緩めてあげるという感じです。

ただ自分ではなかなか気づかないし、緩め方もわからないと思うので、興味のある方や、このコラムを読んで気になった方は、ぜひ一度ハッピーハートコンシャスのお試し相談を受けてみませんか。お申し込みはこちらから。

<実際の内容とは異なった形で書いております。何卒ご了承ください。>

まとめ
相手にイライラしてしまうのは、自分と違う価値観を受け入れにくい心の容量の問題の場合もある。

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