イライラや怒りに翻弄されないための2つのステップ

イライラや怒りを感じたら、怒りの裏にある感情に気づき、それを伝えてみよう

ハッピーハートコンシャス代表カウンセラー、臨床心理士/公認心理師の髙橋雅美です。

40代、IT企業に勤め、チームリーダーでもあるIさんは、同じ職場の後輩の言動にイライラ、怒りを感じることが多いのだとか。

実際にどんなことを言われるのかを聞いていくと、「あ~、それは確かにキツイよね。」と思うようなことでした。

この後輩は、はっきり言うことが格好良いと思っているような方らしく、物怖じせず、堂々としているように見えるのだそうです。

でも、本当に自信がある人って、威張っていませんよね。

自信があれば余計に、人への配慮も出来るのではないでしょうか。

ということで、おそらく後輩の方は、自信があるように見せたい方なんだと思います。

そんな彼と一緒に仕事をしているIさん。

毎日顔を合わす人なので、彼の言動にイライラした日は、家に帰ってからもイライラがなかなか抜けないのですね。

今日のブログではそんな時の気持ちの落ち着けかたについてお伝えします。

まず、大前提として、もし貴女が怒りを感じたら、「我慢しなければならない」と考える必要はないと言うことです。

といって、怒りの感情に任せて相手を傷つける言動をしてしまうのは、やってはいけないことです。

だからこそ、怒りの感情は取り扱い注意なんですね。

まず、怒りと上手に付き合うために、貴女が出来ること2つお伝えします。

1つ目は、自分の心の中で、怒りの気持ちを整理するという方法です。

例えば、職場で貴女が依頼した仕事に対して、後輩が「間に合いませんでした。」と平気な顔で反論してきたとしましょう。

イラっとしますよね。そんな時、「どうして私は今、怒りを感じているのだろう」と考えてみて欲しいのです。

怒りの裏側には、「悲しみ」や「不安」、「恐れ」など別の感情が隠れていることがあるからです。

この場合は、後輩に対する「あ~、また否定ばかりするんだ」という「あきらめ」や「悲しみ」ではないでしょうか。

それを「怒りの裏側にある感情」と呼ぶことにしましょう。

イラっとした時は、この「怒りの裏にある感情」を自分で自覚することが大切なのです。

次にできることは、相手に感情を伝えるかどうかを選択すること。

もちろん、言わないという選択もあるし、もし、相手に伝えようと決めたのなら、怒りではなく、この「裏にある感情」の方を伝えます。

「間に合わなかったという結果だけ報告ってそういう言い方されると悲しくなるよ。

あなたにこの仕事をやってもらうことで、次のステップの仕事を任せようと期待している
んだから、この仕事もきちんと仕上げて欲しい。」と伝えるのはどうでしょう。

そして、「いつまでなら出来るのか教えて。もし、間に合わないと思ったら、必ず締め切り
の1日前には私に声をかけてください。」

相手への期待も伝えるのが良いですよね。

この「怒りやイライラの感情との付き合い方」は、少しコツがいります。

特に自分の感情を整理するというのは、怒りの感情に翻弄されている時はなかなか出来ないものなのです。

そんな時、アンガーログという記録をお勧めしています。

書くことで、自分の考えや感情を整理することができるのです。

例えば、怒りを感じた出来ごとに関して
・いつ、どこで
・出来事のない湯
・その時の気持ち(怒りの裏側の気持ちも)
・その時、どう行動したのか
・今、振り返って感じること
などを書き出してみると良いでしょう。

少しでも、起きた出来事を客観的に振り返ることが出来るようになります。

今回のようなIさんの場合は、怒りの裏にある感情を整理すること、そして、その感情を相手に伝えることのメリット、デメリットの整理に役立つと思います。

詳しく知りたい方、自分も体験してみたい方は、ぜひ一度、お問い合わせくださいね。
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まとめ
イライラや怒りを感じたら、怒りの裏にある感情に気づき、それを伝えてみよう

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