自分関係®改善カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。
さて、前回は、いつも正論という直球を投げてしまう
ばかりで、結果的に上司や取引先に理解されず、逆に
問題児のレッテルさえ貼られてしまっている・・・
そんな残念な方のお話をしました。仮にAサンとしましょう。
そんなAサンがまわりから理解されるためには、御しがたい
我がココロと上手につきあいましょうとお伝えしました。
何も間違ってはいないのに、相手に伝える言葉や言い方の
ためにまわりから理解されないAサン。こういうタイミングで
こんな言い方すればいいのですよ、という訳にはいきません。
それが簡単にできれば良いのですが、「私は間違っていないのに
なんで自分だけが、変わらなくてはいけないのか?」という葛藤
に悩んでしまっています。
その葛藤を抱える力、悩みと共に生きる力「葛藤を抱える力」。
まず、その力をつけていくことが大切だと思います。そのために
私がお勧めするのが、「自律訓練法」や「呼吸法」です。
呼吸を整えて、カラダを整える、結果としてココロを整える、
というわけですね。つまり、ココロの容量を増やしていくのです。
私は1年間「自律訓練法」をやって、容量を増やしました。
「相手が間違っていると思うけど、衝突はしたくないから自分も
出来るところから変えていこう。最初から上手くいかなくても、
少しずつ相手に伝わる表現を身につけよう。」
ココロの容量が増えると、衝突から逃れるため相手をなんとか変えたい、
とか、自分ばかり変わるのは損だと感じるとか、もう仕事を辞める
しかない等の気持ちから、だんだんと解放されていきます。
少し冷静に、俯瞰的に今の状況を判断し、理解されるためには
自分の行動を変えていく、というより現実的な解決策に目がいく
ようになっていくのです。
今日の一言メッセージ
ココロの容量を広げて「葛藤を抱える力」を身につけよう。