自分関係®改善カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。
最近、「怒り」をテーマにお伝えしておりますが、今回は
怒りを感じる私たちのココロに目を向けてみようと思い
ます。
私自身もよくあることですが、自尊心が傷つくと、怒りを
感じます。相手から軽く扱われたり、無視されたり、大切に
していることを否定されたと感じたり・・・。
その時の感情は、怒りというよりは、どちらかというと
むかつく、イラっとする、カチンと来たという方が的確かも
しれませんね。
こんな場合は、「○○で私は傷ついている。」と相手に正直に
伝えてみましょう。これも「怒り」ではなく、「悲しい、辛い。」
という一次感情を伝えることです。
また、親しい相手に怒りが爆発する時、私たちは、「○○して
欲しいのにわかってくれない。」という相手への期待と、それが
叶えられない不満が原因ということもあります。
このような「くれない族」は甘えているのですね。伝えるべきは
「怒り」ではなく、「寂しい」という一次感情です。そのからくり
に気付くと、意外と「怒り」がスーっと収まっていくのです。
「怒り」を感じることを否定する必要はありません。ですがその時、
「今、私はどうして怒りを感じているのだろう?」と考えるクセを
持つと、怒りの正体がわかり、少し気持ちがラクになるものです。
今日の一言メッセージ
どうして怒りを感じているのかな?と自分のココロに目を向けてみよう。