自分関係®カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。
日本ではまだまだカウンリングが根付いていないと感じています
が、友人への相談とカウンセラーとの面接との違いは何であるか
ご存知でしょうか。
カウンセリングでは、カウンセラーがあなたの話にじっくりと耳を
傾けて聴いてくれます。否定もせず、ただただあなたが話しやすい
ように話して良い安全な場所なんです。
おそらくこのような体験は日常生活ではほとんどないと思います。
普段の家庭や職場での会話というのは、対話ですよね。親しい友
人、知人への相談も実は対話になりがちです。
だから一方的に話を聴いてもらうというより、相手も自分の考えを
話してくるわけです。あなたへの同意であることもあるでしょうが、
反対の意見である場合もあります。
カウンセリングで、ただ話を聴いてもらえる、安心して話ができる
という体験を通じて、あなたは今、自分が抱えている問題や感情に
ついて静かに向き合えるようになるんです。
また、カウンセラーに質問されることもあるでしょう。「どうしたい
のですか?」「本当はどう思っているのでしょうね?」などと問われ
ることで、普段フタをしていた感情に気づくこともあるでしょう。
また、あらためて問われて初めて考えることもあるかもしれません。
そんな体験を通じて、自分のココロに向きあうことができるように
なるのです。
もちろん、家族や友人など、信頼できる人がいて、相談できるとい
うのは、とても大切なことです。心配して暖かい言葉をかけてくれ
たり、あるいはじっと見守ってくれたりと大切な存在です。
仕事の相談ならあの人、お金に関してはあの人、恋愛関係はあの人・・
などというように、あなたのまわりに様々なサポーターがいると心
強いですよね。
ただ、そのような方はあなたと近い方々なので、あなたの深いとこ
ろの悩みや相談を聞いた時に動揺することもあれば、出来るだけ早
く立ち直ってもらいたいとに励ましてしまうこともあるのです。
また、相手の方がご自分の体験や価値観からアドバイスをしてくれ
ることもあるでしょう。でも、そのアドバイスを受け入れられなけ
れば、逆に混乱したり、否定された気持ちがしてしまうのではない
でしょうか。
これまでと違う考えで行動してみる時、カウンセリングという限ら
れた時間と空間の中で、寄り添い、支えてくれるのがカウンセラー
という存在なのです。
また、話すということも大きな意味があります。つまり自分で話し
た内容を、自分の耳から聴いているからです。そのため、話すこと
で気持ちがはっきりしたり整理がついたりもします。
辛い気持ち、悔しい気持ちなど、自分のココロの中に持っているの
がしんどいものもありますよね。それはカウンセリングで話す、つ
まり放す、手放すことにもなるのです。
まとめ
カウンセリングは自分のココロと向き合う場所