第98話:頭の中の○○を変えることで、自分を変える方法とは?

自分関係®カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

皆さんは、自己紹介する時、自分の性格をどんな風に伝えていま
すか。自己紹介する時でなくても、「私って○○なんだよね」と言う
ことありますよね。○○にはどんな言葉、表現が入りますか?

自分のことをどんな風に捉えているか、というのは実はとても大き
なことなんです。「私は人付き合いが苦手」だとか、「メンタルに弱
い」とか。

人付き合いは苦手と思っている人は、なにか人間関係でつまずいて
しまうと、それを「私は人付き合いが苦手だからだ」と考えてしま
う傾向があります。

ですが、もしかしたら、相手にも何か問題があるかもしれないので
す。でも普段から、苦手だと思っていると、やっぱり自分がこうだ
から、いつも同じようなことが起きてしまうと捉えがちです。

「メンタルに弱い」もそうです。何か落ち込んでしまうような出来
事が発生した時に、あなただけが落ち込んでしまうようなことでも
ないかもしれないのに、「私はいつもこうだ」と決めつける。

これって残念なことですよね。というのは、ある一つの出来事を冷
静に判断することが出来ない可能性があるからです。もしかしたら
別の原因や可能性があるかもしれないのに排除してしまっています。
このような場合、ますます自分は「人付き合いが苦手」「メンタルに
弱い」というこれまでの考え、思い込みが強くなっていってしまう
のです。

これを変える方法は2つあります。1つは、出来事が起きた時にい
つもとは別の考え方がないかどうか検討してみること。もう1つは
そもそもの「○○である」の部分を変えることです。

今日は2つ目の書き換える方法についてお伝えしますね。要するに
「自分は○○だ」というところを、ポジティブな内容に変換するの
です。

「人付きづきあいが得意になりつつある」ですとか、「メンタルに強
くなるためにストレス対処法を行っている」ですとか、こんな調子
です。

全否定ではなく、対処していることや、だんだん変わっていること
を自分で意識するのですね。そうすると、何か出来事が起きた時で
も「こんな風に対処できる」と気持ちを立て直すことが出来ます。

自分の頭の中で出来る事です。誰にも迷惑もかからないし、恥ずか
しいことでもありません。すぐにやろうと決意すれば出来る事です
ね。ぜひやってみてください!

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは異なった
形で書いております。何とぞご了承ください。>

まとめ
頭の中の自分のイメージを変えることが第一歩です

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