仕事を通じてどんな貢献ができるのか考えてみよう

自分関係®改善カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

Gさんは入社以来、営業部門で働いています。Gさんの
会社では、新入社員のほとんどが営業からキャリアを
スタートするとのこと。

Gさんももれなく営業に配属になりました。研修中に
会社の企画部門に所属している女性管理職の話を聞き、
詳細は企画を担当してみたいという夢を持っています。

そう思い始めたら、営業の仕事に対してあまり熱意が
持てなくなってしったようです。どうやったら企画部門に
異動できるのか?ということが気になってしかたありません。

ですが、こういう時ほど要注意なのですね。Gさんにはまず、
営業の仕事で成果を出すこと、将来ではなく今の業務に集中する
こと、そしてもう1つ大切なことを伝えました。

最後にお伝えしたことは、企画部門へ異動したいという動機を
掘り下げること。マーケティングや宣伝などの企画部門の仕事は
花形に見えることも多いですが、仕事の中身はいがいと知らないもの。

ただ単に、やりがいが持てそう、面白そう、やってみたい!という
想いだけでは通用しないでしょう。ですから、企画部門に異動して
何をしたいのか、それはなぜなのか?を明確にする必要があるのです。

特に、なぜ企画なのか、その仕事を通じて何を成し遂げたいのか、
はとても大切。自分が輝けそうだから、面白そうだからではなく、
誰のために何をすることでどう貢献できるのかがポイントになります。

そしてGさんには、会社で仕事をしている時には営業に専念すること
をお伝えし、一方で平日の夜や土日などは、今後のキャリアについて、
特に、誰に何をしてどう貢献するのかについて考えてもらいました。

実は、私がそれを伝えた瞬間、Gさんは言葉が詰まってしまった
のです。そこまで深く考えていなかったからだと言います。
キャリアアップを積極的に考えることはとても良いことです。

企画部門への異動を励みに頑張ることは、将来のGさんのキャリア
には大切なこと。ですが、独りよがりになっていないか、一度
冷静に考えてみることをお勧めします。

キャリアアップだけではありません。キャリアシフトも含めて
自分はなぜその仕事をしたいのか、そして社会にどう貢献するのか
を考える習慣を持つ。それが実現への早道だと思います。

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは
異なった形で書いております。何卒ご了承ください。>

今日の一言メッセージ
なぜその仕事をしたいのか、どう貢献するのか、一度冷静に考えよう

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