実力ある後輩へ感じるコンプレックス。脱出の方法とは

今回の人事異動で40代Uさんの部署に後輩が異動してきました。

後輩の方をAさんとしましょう。

Aさんは、バリバリのキャリア志向で、最近結婚したのですが、子どもは作らず、キャリア中心の生活をすると決めている方なのだそうです。

夫も高収入で、夫婦二人で上昇志向なんだとか。

実際のAさんの働きぶりは真面目で、Uさんから見ても非常に有能なんだそうです。まわりからの評価も期待も高いようなんですね。

さて、そんな後輩が来てからというものUさんは自分の働き方やこれまでの実績にすっかり自信をなくしてしまっていました。

というのも、Uさんは30代後半で第一子を出産したことをきっかけに、仕事のペースを少し落として、育児との両立というキャリアを選んだからです。

数年前に管理職としての抜擢の話もあったのですが、そのころは子育てに忙しいこともあり、夫とも十分に話し合った結果、辞退したのですね。

最近では、子どもから手も離れることが多くなり、精神的な余裕が出てきたので、余計にバリキャリのAさんに対して、劣等感のようなものを感じているのです。

私自身も、会社員時代に、大学院に通うという二足のわらじを履いて、自分なりにどちらも頑張っていた時期があります。

仕事も手を抜いていたわけでありませんが、そのころ、ちょうど転職してきた後輩女性の
仕事中心の働きぶりに感心しつつも、自分には出来ないなあ・・・とコンプレックスを感じていた時期があります。

Uさんも、後輩の出現で、これまで納得して選んできた自分のキャリアについて、あらためて「これで良かったのかな?」と感じ始めたのですね。

これはUさんにとっては、ターニングポイントだと思います。

これまでの自分のキャリアを振り返り、子どもから手が離れた今、そして今後、どのように働いたらよいのかを考えるきっかけとも言えるからですね。

だから自信をなくす必要は全くありません。

それどころかAさんに、自分を振り返るきっかけをくれて有難うと心の中で感謝し、自分のやりたいこと、働くスタイルについてじっくりと考えてみましょう。

お勧めなのが、普段生活していて、
興味や関心があること
自分が心から楽しいと思えること
を書き出してみることです。

書き出したら、
「どうして興味がある?」
「それっていつから?」
「興味や関心が仕事になる方法ってある?」
などと、まずは深掘りしていくことが重要
です。

他にも、50代以上は
「副業もいれたダブルワークがしたい」
「全く新しいキャリアに挑戦したい」
「長く働けるために必要な資格を取りたい」
など、今後、どんな働き方をしたいのか一度、時間をとって考えてみましょう。

Aさんが一時的に眩しく見えるかもしれませんが、自分の軸がブレなければ、きっと心は落ち着いてくるはずです。

ぜひ試してみてくださいね。

まとめ
今後の働き方を考える時、答えは「日常生活」に潜んでいる

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