職場の居心地が悪い理由は○○にあった!転職の前にすべきこと

転職前に、自分の「キャリア・アンカー」を探してみよう!

ハッピーハートコンシャス代表カウンセラー、臨床心理士/公認心理師の髙橋雅美です。

 

30代後半のHさん。最近、職場に違和感が持っています。

 

居心地の悪さとでも言うのでしょうか。上司と話をしていると、何かモヤモヤを感じてしまうとのこと。

 

具体的にどんな時のどんな発言にモヤモヤするのかを言語化してもらっていくと、どうやら、上司の「将来の幹部候補ならば、残業OK、休日返上の気持ちで頑張って欲しい」という言葉だったのです。

 

Hさんは、今の会社、そしてこの仕事に誇りと情熱を持って取り組んでいます。だから、昇進することにもとても意欲的なんですね。

 

だけど、24時間働けますか?みたいな、上司の価値観に、「この令和の時代に時代遅れなのではないか?」と感じてしまったのですね。

 

実際にHさんは、今後、出産して子育てしながら仕事と両立しようと思っているため、「仕事100%」の生き方に疑問や抵抗を感じたのでしょう。

 

「自分で好きで入った会社だけど、これからの働き方について、今、いろいろ迷っているんです。」とカウンセリングで話してくれました。

 

おそらくHさんは、カウンセリングで「なぜ、そう感じたのか?」と聞かれなかったら、
疑問を感じたとしても、日々の仕事に忙殺されながら、過ごしていたことでしょう。

 

会社のカルチャーとか、組織の雰囲気というのは、しだいに「当たり前」になっていくことが多く、なぜ自分が違和感があるのかも気づかなくなってしまうことが多いものなのです。

 

だからこそ、もし貴女がHさんのように果たして自分はこのままこの仕事をこの会社で続けて良いのかな?と感じたのならば、そんな時に、一度立ち止まって考えてもらいたいことがあります。

 

それはキャリア・アンカーといって、エドガー・シャインという米国の学者が提唱した、キャリアを選択する際に指針となるアンカー(錨)のことです。

 

キャリア・アンカーには8つの種類があるのですが、(詳しく知りたい方はぜひネットで検索してみてくださいね)仕事を選ぶときに、あなたが大切にしている、譲れない価値観を表しています。

 

Hさんの場合は、「保障・安定」と「ワークライフバランス」の2つが重要なキャリア・アンカーでした。

 

それを知ったHさん、あらためて「自分はフリーになったり、起業することには興味がなく、会社という組織で働きたい」ことや、だからと言って「仕事とプライベートのバランスが取れた生活がしたい」ということが自分にとって、大切であると気づかれました。

 

そしてカウンセリングを通じて、自分の価値観に気づいたHさんは、現在の職場は安定してはいますが、将来、ライフワークバランスはあまり期待できないと感じている今から、40代の転職に向けて準備をしていくことになったのです。

 

次回のカウンセリングでは、Hさんの強みを徹底的に探していくことになっています。

 

もし、貴女も、現在の仕事や、職場のカルチャーに違和感を持っているのならば、すぐに転職しようと行動することはお勧めしません。

 

まず、一度、自分のキャリア・アンカーは何なのかを考えてみましょう。

 

そして、現職を続けるのか、転職の準備をするのか、専門性を磨いて独立するのか・・・
様々な選択肢を一度洗い出してみることをお勧めします。

 

自分のキャリア・アンカーについて一度、考えてみたい方、自分の強みを言語化してみたい方、ぜひ一度、お試し相談にお申し込みくださいね。

 

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは異なった形で書いております。何卒ご了承ください。>

 

まとめ
転職前に、自分の「キャリアアンカー」を探してみよう!

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