最近、Gさんはずっと気持ちが沈んでいます。
小学生の息子さんが、ちっとも言うことをきかないから・・・と話していたのですが、本当は、会社の同期のHさんの仕事ぶりを見て、もやもやしてしまったのだと本音を話してくれました。
Hさんというのは、Gさんの会社の同僚で同じ営業企画の仕事をしています。Gさんは独身で、最近では仕事が乗りに乗っている様子なのだとか。
営業成績もバリバリあげているというのです。
Gさんも独身時代はHさん同様、バリバリと働いていたのですが、子どもを産んでからはペースダウンし、今では、Hさんの仕事ぶりに、自分は到底かなわないと感じているのです。
でも、この働き方って、もともとは自分が選んだことなんですよね。と続きます。
30代で子どもを生んで、40代では、子育てと両立しながら無理せず働いていこうと、夫とも相談して決めたんです。
だけど、隣の芝生は青く見えるというのか・・
先日の営業企画の全体会議でHさんが積極的に発言しているのを見聞きして、「あ~。かなわないなあ・・・」と感じたんですと話されます。
そしてわが身を振り返ると、息子にはイライラするし、なんだか気分が沈んでしまって。
カウンセリングの冒頭に話してくださいました。
話を聞いていて、自分が持っていないものばかりが気になってしまうことってあるよなあ・・って正直感じました。
Gさんは、
子育ても上手く行っていないし、仕事も頑張れていないしと、自分が出来ていないことばかりが気になっている状態です。
とても視野が狭く、自分で自分を追い込んでいるという感じですよね。
さて、こんな時は、どうやって気持ちを切り替えたらよいのでしょうか。
お勧めはライフチャートを書いてみること。
ライフチャートって何?と思われた方は、検索してみてくださいね。ライフラインチャートとも言います。
これまでの自分の人生を振り返ってもらうのです。これまでも山あり、谷ありの人生だったはず。そんな自分の過去を客観的に見てもらうのです。
そして、仕事をペースダウンした時のGさんの気持ちや考えをあらためて話してもらいました。
当時、どんなことを考えて、なぜこの決断をしたのかを言葉にしてもらったのです。
そうやって、過去のことや自分のターニングポイントになった時のことを振り返ってもらった後は、将来のことに意識を向けてもらいました。
Gさんは、今40代。
どんな50代、60代を過ごしたいのかできるだけ具体的に話してもらいました。
そして最後に、50代のGさんが今のGさんを見たら、どんな風に声をかけると思いますか?と尋ねたのです。
すると、Gさんは、しばらく黙った後、「いろいろ大変だけど頑張っているよね」、「あの時の決断は間違っていなかったよ」と声をかけると伝えてくれました。
カウンセリングを始めた時の現在の自分とHさんのことしか見えていなかったGさんですが、自分の過去の決断や将来の夢を語るうちに、感じることが変わってきたようです。
そして最後に、Hさんの活躍はやはり眩しいけど、私はちゃんと自分で決めて、自分のやりたいように進めているんだって思えました。
日々、思い通りにならないことも多くて辛いけど、まだ頑張りたいと思いますと語ってくれました。
他人のことがうらやましく見えたら、今の自分に自信を失ったら・・・・
今日お伝えしたことを、ご自分でもやってみてくださいね。
<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは異なった形で書いております。何卒ご了承ください。>
まとめ
同期の仕事ぶりに自信をなくしたら、ライフチャートで振り返りを