まわりの顔色をうかがってしまう。
遠慮してはっきり言うことができない・・・
チームリーダーになったばかりのSさんは、責任感が強く、これまでも真面目に仕事に向き合ってきました。その姿勢と成果が評価されてチームリーダーになったのですが、Sさんは自信がありません。
というのは、Sさんにはリーダーとはこうあるべきという考えがあるからなんです。
「リーダーは強くなければならない。まわりを引っ張っていかなくてはいけない。」
これまでSさんが、リーダーとして素晴らしい方だと思ってきた方も、思っていることをはっきり伝えてチームメンバーの士気を上げていくタイプでした。
だから、Sさんは、自分はそんなリーダーになれないと悩んでいるのです。
自信がないから、さらに縮こまってしまいまわりの顔色をうかがってしまうのです。言いたいことも言えずに遠慮してしまうのですね。
Sさんは、理想とかけ離れた自分の姿にますます自信をなくすという悪循環になっていたのです。
女性の場合、管理職登用が進んでいるとはいえ、まだまだロールモデルも少ないですよね。また、今現在40代女性の場合は、上の世代が、総合職が出来たばかりの時代の入社でその時代に管理職になった彼女たちとは価値観も働くスタイルも異なり、ロールモデルにはなりにくいという声も聞きます。
今日はSさんのような自信が持てない人が、少しでも自信を持てるようになるためにはまず、何をすべきなのかをお伝えします。
Sさんが自信をもてない理由に「リーダーは強くなければならない。まわりを引っ張っていかなくてはいけない。」と思い込んでいるというのがあります。
このような思い込みは、実は自分で自分を苦しめてしまうことがあるのです。
理想像に近づけないと自分自身を貶めてしまっているからです。
だから、Sさんがすべきことは、この思い込みを手放すこと。
職場でまわりを見渡してほしいのです。今、リーダーとして上手くやっている方はどんなタイプですか?その方のどんな点が上手く行っている理由なのでしょうか?そんな視点でぜひまわりを見て欲しいのです。
今、強いだけのリーダー像は、少し時代遅れとも言われています。チームメンバーが多様化する中で求められるのは、メンバーの話にじっくりと耳を傾けるリーダーだったり、メンバーの背中を押してやる気を引き出す人だったりします。だから、これまでの自分の思い込みを手放し、「今の自分ができそうなこと」から始めて欲しいのです。
Sさんの場合だったら、チームメンバーが納得するまでじっくりと話を聞くことでした。そうやって、自分なりのリーダー像をつくっていけば良いのです。
理想像に自分を近づけるのではなく、自分が出来ること「自分らしさ」を優先するのです。
ぜひ自分らしいリーダーの在り方を少しずつ取り入れていってください。
Sさんのように自分が描いている理想像に勝手に押しつぶされそうになっている方が多くいます。自分が持つ固定観念に気づけず、自分らしさを押し殺してまで、頑張ろうとしてしまっています。
また、40代にもなれば、自分の苦手なことを克服するのではなく、自分の得意なことを生かす働き方でも良いのではないでしょうか。
ハッピーハートコンシャスでは、40代の働く女性が不安やネガティブ感情をコントロールして、自信を持ち、自己主張できる「しなやかで強いメンタル」を手に入れ、自分らしく働くことが出来るようになるプログラムを行っています。
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まとめ
固定観念は、時に自分を苦しめてしまうことを知ろう