自分関係®カウンセラー(臨床心理士)、
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。
先日、キャリアコンサルティングをさせていただく中で、あらためて
感じたことを綴ってみます。環境が変わって、はりきって仕事をしている方、
あるいは逆に新しい環境に慣れるのに必死で、ココロの余裕がない方。
そんな時はぜひ一度考えてもらいたいことがあります。というのは、
現在の仕事を冷静に考えた時、この仕事をずっと継続していくのか
あるいは、ある時点でキャリアシフトをするのかということ。
これは新人社会人だけではなく、キャリアを積んで管理職を目指している
方、管理職としてのキャリアの先を考えている方、第二の人生を考えて
いる方、全ての方に関わることです。
今関わっている仕事が楽しくてやりがいが感じられる
という方は、その仕事のどんなところが楽しいと感じるのか、
どうしてやりがいを感じるのか、言葉にしてみましょう。
例えば自ら企画を考えるのが楽しい、仲間と共に協力しあうのが楽しい、
この製品を本当に望んでいる人に届けられる仕事にやりがいを感じる。
その仕事のどんな側面にワクワクしているのでしょうね?
いつかキャリアを変えていきたいと考えているあなた。それならば
どんな仕事という業種ではなく自分はどんなことを仕事にしていたら
ワクワクするのかを考えてみましょう。
困っている人にアドバイスができるような仕事につきたい、環境にやさしい
ビジネスに携わりたい、とにかく人と接する仕事がしたい。仕事の業種に
こだわらず、自由に書き出してみましょう。
言葉にしたもの、書き出したもの、それはあなたがワクワクする
リストですね。それを見ながら、もっとワクワクするために、
自分でどんなことができるのか考えてみましょう。
ここで大切なのは、自分でやれること、変えられることに
焦点をあわせていくことです。職場や組織全体に関わるような
ことにエネルギーを注ぐことはこの時点ではお勧めしません。
この時に、自分で制限をつけないことが大切です。
やったことがないから、これからでは無理。
気持ちはあるけど、やろうとしたら時間も人脈もない・・・
私たちって、「ない」「持っていない」ことに目を向けてしまう
ことがありますが、そこにとどまっている限りは何も進みませんね。
時間も人脈もなければ、これから作るのです。
もし、あなたが大きなキャリアシフトを考えているならば、
例えば私のように会社員からメンタルヘルスの専門家になるような
場合、時間をかけることも必要です。
いかに準備を進めるかということですね。だとすれば、その準備を
あきらめずにコツコツと続けるために、余計にワクワクリストが、
重要になってきます。
実は最近30代後半から40代の女性とのキャリアコンサルティングでは、
大きなキャリアシフトのお悩み相談が続きました。彼女たちはこれまで
責任ある仕事をやってきたので、ワクワクを考える時間がなかったのです。
ですが、あらためて、どんなことにワクワクするのかを聞いてみると
どんどんと溢れてくるのです。この時に「どんな仕事をしたいの?」では
なく、「どんなことにワクワクするの?」と聞くのもコツですね。
さて、あなたは、どんなことにワクワクしますか?そのワクワクを仕事に
するために何ができそうですか?すぐにでも作ってみてくださいね。
そしてまわりにワクワクを伝えてみましょう。きっと実現が加速します。
まとめ
あなたのワクワクリストがキャリアを考える基本になります