部下のメンタルヘルス不調。管理職の正しい関わり方はコレ!

自分関係®改善カウンセラー(臨床心理士)
ストレスフリーアドバイザーの髙橋雅美です。

メンタルヘルス不調を予防するには、管理職が普段から
部下の様子に気づいておくことが大変重要です。
先日はそのような管理職の方からのご相談でした。

Fさんの部下は最近体調がすぐれず、よく会社をお休み
してしまうのだとか。それでも半年前に昇進したがかり
なので、そのプレッシャーもあるのだと感じていたそうです。

Fさんは部下に対して、あまり無理しないようにとフォロー
してきたんですね。ですが、お休みする回数はどんどん増えて
しまっているのだとか。それも急な体調不良だそうです。

さすがにFさんは、彼はうつ病か何か、何か病気を抱えて
いるのではないかと疑い始めました。きちんと診断して
治療したほうがいいのではないかと考え始めたそうです。

どんな風に部下に伝えたらいいのか?とFさんは困っています。
実はこれ、間違った対応ではないのですが、伝え方はとても
慎重になるべきなんですね。

なぜかというと、Fさんは管理職ではありますが、医師ではあり
ません。うつ病ではないか?と疑いつつも、それを部下に伝え
る必要はないのです。

では、どう伝えたらいいのか。それはその部下の方が客観的に見て
職場でどんな困った様子なのか、管理職としてどんなことが気に
なっているのかとまず伝えるべきなんです。

例えば、急に休みから責任ある仕事を任すのに躊躇してしまって
いる、とか、体調がすぐれず以前に比べミスが多くなっているのが
心配だとか、そんな風にです。

その課題を部下の方と共有しましょう。そして、どんな解決策が
あるのかを傾聴しつつアドバイスしていくのです。それでも
変化がみられなければ、そこで専門家への相談を勧めましょう。

<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは
異なった形で書いております。何卒ご了承ください。>

 

今日の一言メッセージ
管理職として、まず職場での問題点に焦点をあてて解決法を考える。

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