「何度も言ってるのに全然伝わらない…」「また同じミスしている？」
そんなふうに、部下や後輩とのコミュニケーションで悩んでいませんか？
特に40代でリーダー職を任されるようになると、「育成」や「指導」が仕事の一部になりますよね。
ところが、目の前の20代の後輩に対して、何をどう伝えても響かない、動いてくれない…そんな壁にぶつかってしまう。
この状態は相当な「ストレス」を感じるに違いありません。
その結果、「私の教え方が悪いのかな」「なんで伝わらないんだろう」と、一方的に自分を責めてしまっていませんか。
でも、それはあなたが悪いわけではありません。
世代間ギャップは想像以上に大きい
まず知っておいていただきたいのは、「世代間の価値観の違い」が、確実に存在しているということです。
今、40代のあなたが20代だった頃は、上司に言われたことはまず「やってみる」ことは当たり前でしたよね。
でも今の20代は、「納得しないと動けない」「自分で意味づけしたい」と考える人が増えています。
こうした価値観の違いを知らずに教えようとすると、どうしてもかみ合わなくなることもあるのです。
女性リーダーが抱えやすい「一人で頑張りすぎる」問題
さらに、40代の女性リーダーには共通の傾向があります。
それは、「何でも自分で解決しようと頑張りすぎてしまう」ということ。あなたも心当たりはありませんか。
相手に嫌われたくないから強く言えない。頼りたくても頼れない。だから我慢して抱え込む。でも、モヤモヤはどんどん積もっていく…。
こうした状態では、冷静に相手と向き合うのも難しくなってしまいますよね。
だからこそまずやってほしいのは、「一人で抱え込まないこと」です。
信頼できる上司や、同僚に相談してみましょう。それだけで、気持ちが整理されていきます。
もしかすると「発達特性」も関係しているかも？
指示を出してもすぐに忘れる、何度言っても同じミスを繰り返す…。こうした特徴がある部下・後輩の中には、発達的な特性を持っている人もいます。
これは性格の問題でも、やる気の無さでもありません。
大切なのは、「もしかしたら苦手な分野があるのかもしれない」と考える視点を持つことが重要になります。
もし、あなたの職場に産業医や人事など、専門的な視点を持つ第三者がいるのであれば、彼らに相談するのもひとつの方法です。
大切なのは「自分はどんなリーダーでありたいか」
部下や後輩との関係に悩むとき、多くの人は「相手をどうするか？」を考えます。
でも、それ以上に大事なのは、「自分がどんなリーダーでありたいか」という信念（ビリーフ）を明確にすることです。
尊敬するリーダーはどんな人だったか？
自分はどんなふうに周囲に関わっていきたいか？
部下がついていきたいと思うのは、どんな上司か？
そういった問いを通して、自分の信念、ありたい姿が見えていきます。
部下との関係がうまく行かない・・・それをきっかけに「自分が目指すリーダー像」を明確にし、ブレないコミュニケーションの土台をつくってみてはどうでしょうか。
あなたが変わること関係が変わる
後輩や部下との関係に悩んだときこそ、「相手をどうにかしよう」ではなく「自分の軸を整える」ことが大切です。
無理をせず、まずは「自分が目指すリーダー像」を紙に書き出してみましょう。
そこから、きっと新しいコミュニケーションのヒントが見えてきますよ。
まとめ
自分が目指すリーダー像を明確にしよう
