職場で、いつも言われっぱなしで辛い。なんとか言い返せないかと思うけど、上手く出来ない。急な頼みごとにもNOと言えない。
いつも自分だけが、損をしている感じすらしてしまう。
言えない自分にも自己嫌悪を感じる・・
NOと言えない、言い返すことが出来ずにモヤモヤすることはありませんか。
40代のFさんは、専門職で正職員として働いています。職場には、派遣の方がいて、Fさんより年齢も上でベテランの方です。
その派遣の方は仕事は出来るし、Fさんより長く現在の職場に勤めています。
そのため、彼女の方からFさんに対して、仕事の指示があるのだそうです。
時にはFさんの仕事の範疇ではないことも「やってください。」と少々、圧のある言い方で言ってくるのだそう。
その度にFさんは何も言い返せずにいます。
「私は人から言われやすいんだと思います。相手から尊重されていない気がする。」と話してくださいました。
「でも、本当は言い返してやりたいんです。時には、私には出来ませんとNOをつきつけたいのですが、なかなか言い出せないんですよね。
相手を怒らすことになったら怖いし、人から好かれたいという気持ちもあるんだと思います。」と胸の内を語られました。
私自身も若い頃は「人から嫌われるのが怖い」、「仲間外れになり孤独になりたくない」と感じることもあったので、Fさんの気持ちは理解できます。
ただFさんは、40代になっても若い頃を変わらず、同じことを繰り返していることに嫌気がさしていました。
なんとか「変わりたい!」と強く望んでいたのですね。
Fさんの話を聴きながら、「相手を変えたい」ではなく、「自分が変わりたい」と考えいらっしゃるので、「それは可能ですよ。」とお伝えしました。
と言われてすぐに出来るのであれば、相談を申し込む必要はないわけですから、「実際にどうやったら出来るようになるのか」、「まず、何から始めればよいのか」を一緒に考え、アドバイスをしました。
まずは、日頃のコミュンケーションで「自分の意見を言う」ことの練習をしていくことが大事です。
いきなり職場の派遣の方に対して言うのは難しいでしょうから、普段、まわりにいて比較的、心をオープンにして伝えやすい人に対して言うことから始めましょう。
例えば、友人とランチに行くとき、イタリアンにするか、和食にするかを決めることになったとします。
自分は和食に行きたいけど、皆がイタリアンの雰囲気だから言えないなア・・・
ではなく、「私は、和食の気分かな」と言ってみる。
こんなことから始めても良いのです。
結果、イタリアンになったとしても、「次回は和食にしよう」という話題になるかもしれません。まずは、自分の意見を言えた!というだけでも、「変われた」ということだからです。
そうやって、自分の意見を言うことに慣れていくことがお勧めです。
ただ、そもそも「誰からも好かれたいという気持ちが強く、良い人を演じてしまう」、「言いたいことを言えずにいつも我慢してしまう」のは、なぜなのか。
ご自分の心の中を少しずつ覗いてみることが、本当に意味で、「NOと言える人」、「自分の意見を言える人」になるということなんですね。
おそらく、これまでの生活の中で、「NOを言うことが出来ない状況や人間関係の中で暮らしてきた」とか、「自分の意見をいうと頭ごなしに否定されて辛かった」などの経験がある方もいらっしゃることでしょう。
これまでの過ごし方を振り返るという作業は一人でするには少し辛いことでもあります。
ですが、「NOと言える人になる!」という強い意思があれば、必ず乗り越えられるはずなのです。
強い意思を持ち、とにかく今の自分を変えたい!と感じているのであれば、ぜひお試し相談もお考えくださいね。
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まとめ
NOと言えない自分。少しずつ入れるように日々の練習からやってみよう。