職場で、なぜか自分だけ雑に扱われる、もしかして下に見られているのかも?と感じることはありますか。
悲しいし、辛いですよね。
でも、理由もわからなければどう対処してよいかもわからず、ますます気持ちは落ち込むばかり。表情が暗くなってしまうと、まわりから孤立してしまうこともありますよね。
さて、相手は変えられないなら、自分をどう変えればよいのでしょうか。
Iさんは、大手企業で働く40代です。小学生の女の子を育てながら、キャリアを重ねています。
このIさん、とても輝かしいキャリアをお持ちなのですが、自分に自信がないとのことで、自分の話し方を変えたいというご相談でした。
話を丁寧に伺っていくと、まわりから雑に扱われているのだとか。例えば、同僚にある情報を教えて助けてあげたところ、御礼のメールが自分にだけ届かなかったというのですね。
その場にいた他のメンバーには、この同僚から「有難う、助かったよ」というラインが届いたのだそうです。
あれ、私だけ除け者にされているのかな?と感じたIさん。
それだけではなく、最初、Iさんを慕っていた後輩が、いつの間にか疎遠になってしまったのだとか。
そして最近、後輩が親しくしているのがIさんとは全くタイプの違う男性同僚なのだそうです。
Iさんは、「私を踏み台にして、男性同僚に近づきたかったんだと思う。」と話してくれました。
そして、「私っていつもこうなんです。まわりから雑に扱われるというか、下に見られて利用されるんです。」
「そんなことが長年続いてきたので、最近は、みんな本当は私とは関わりたくないのだろうなと感じるんです。
私の何がいけないのでしょうか。話し方なのかな?」
こんな風に話してくれたIさんは、確かに自信がなさそうで、少しオドオドしているように見えました。
ですが、特別、話し方がおかしいというわけではありません。
ただ、私が気になったのは、「どうせ私は価値がない。」というIさん自身の言葉だったのです。
お悩み相談中も、「私のためにいろいろ考えてくださって申し訳ない。」という言葉が続きます。
実は、Iさんがまわりから雑に扱われる、下に見られる理由の1つはIさん自身にあります。
それは、話し方が悪いとか、性格が暗いとかではありません。
自分で自分のことを「価値がない」と思っているからです。
自分で自分を下げているから、相手からも下にみられてしまうんですね。
自分の心が相手の心の「鏡」になっているのです。
そんなIさんに変えて欲しいことは、「今の自分でOK!」と自分の価値をきちんと認めることです。
といっても、普段から自身が持てないIさんなので、2つの方法をお伝えしました。
1つは、毎晩寝る前に「今日、自分が頑張ったこと」「良かったこと」を3つ書き出すこと。そして、「今日も私は頑張ったな。お疲れ様、私。」と声をかけて労ってあげることです。
自分の価値を認めて、自分を大切に扱うということですね。
もう1つは、まわりに対して「申し訳ない」ではなく、「有難う」という気持ちで接することです。
常に「申し訳ない」とへりくだっていると、まわりから下に見られてしまいます。
できれば笑顔で「有難う」が言えるようになると良いでしょう。
どうして自分を大切に扱えないのかな?どうして私は「どうせ自分は・・・」と考えてしまうのかな?それを知って、直していきたいなと思った方は、まず、自分の考え方のクセを知ることが重要です。
そして、普段、自分が自分をどう扱っているのか、どう思っているのか「自己理解」を深めることが大切なんですね。
なぜなら、それがわかると、まわりとの関係やコミュニケーションに大きく影響するからです。
もっと自分を理解したい
自分の心のクセを見直したい
まわりとの関係を良くしたい
とお考えの方は、ぜひ一度、お試し相談をご利用くださいね。
<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは異なった形で書いております。何卒ご了承ください。>
まとめ
自分で自分を価値がないと決めつけないこと!