職場の部下や後輩とは上手くやっていきたいと思っているのに、相性が悪く、どうしてもうまく行かない時がいることありますよね。
仕事を任せると、ふてくされたような態度をしたり、自分にはムリです!!と反論してきたり。期待しているのに、その気持ちが全く伝わらない・・・
仲良くなる必要はないとしても、もう少し関係性を良くしたい。
リーダーとして嫌われたくもない。
でも、どうしても相手の言動にイライラしてしまうことがありませんか。
このブログでは、そんな時の対処法についてお伝えしますね。
「3つ年下の女性の後輩にイライラしてしまうんです!
仕事は出来るんですけど、とにかく安定志向で、新しい仕事をちょっとでもお願いすると、もの凄い拒否反応をするんですよ。もともと慎重というか、不安が大きい方なんだと思います。」
こう話してくれたのは40代でグループリーダーを任されているHさん。
Hさん自身は頑張り屋さんですが、最近、やっと、チームメンバーに仕事を任せてみようという気持ちになったのです。
そして早速、後輩に頼んでみたところ、彼女の態度にイライラしてしまったのだそう。
これまでも、彼女のネガティブな言動に振り回されてきたHさんでしたが、イライラしてしまう自分自身にも腹を立てています。
「私の度量が狭いんです・・・」と。
リーダーとしてチームメンバーに仕事を任せて成果を出すというのは重要なことですが、メンバーの言動に感情的になってしまうこともありますよね。
特に同性の年下相手に、「リーダーは怖い」と思われずに、どう伝えたらよいのかと迷ってしまいますよね。
Hさんと後輩の女性は、そもそも性格というかタイプが違うのですが、自分とタイプが違う相手と、どうしたら良いコミュニケーションが取れるのか。
イライラしないで済むのでしょうか。
まず、相手にイライラしてしまうのは、Hさんが自分のモノサシで観てしまっているからかもしれませんね。
Hさんは、新しい仕事はチャレンジだと思えて任されると喜ぶタイプなので、後輩女性の言動が理解できないのでしょう。
でも「相手が悪い!」と怒るのではなく、イライラしてしまう自分に起こっているのは、「相手は変わらない」とわかっているからでもありますね。
そうであれば、まずは「彼女と自分はタイプが違う」ということを、しっかりと受け止めましょう。
この場合のタイプというのは、具体的には「新しい仕事への考え方、向き合い方」という意味です。
その上で、快適なコミュニケーションを目指すのであれば、相手が普段使い慣れている言葉、受け取りやすい言葉を使うということがお勧めです。
わかりやすく言えば、小さいお子さんと話をする時、犬のことを「ワンワンがね、」などと、相手が理解できる、普段使っている言葉にしますよね。それと同じなのです。
相手が受け取りやすい言葉を使うと、伝わりやすくなります。相手にとっても聞きなれた言葉は、受け取りやすいのです。
Hさんの後輩は、「失敗すること」を非常に気にする方なんですね。だから、彼女にとっては、「安心できる」というのがとても重要なことなんです。
新しい仕事を依頼するのであれば、仕事の進捗状況をまめに聞きにいくとか、わからないことがあれば、Hさん自身がヘルプするとか、そんな風に「相手が安心する言動」を伝えることで、相手が受け取りやすくなるのです。
ところで、相手が受け取りやすい言葉はどうやって探せばよいのでしょうか。
これは実は案外簡単なのです。
相手が打ち合わせや会議で、どんな言葉使いをしているのかに注意を向けてみましょう。あるいはどんな質問をしてくるか、でもその方の優先順位がわかります。
繰り返し使う言葉も大切です。例えば、「上手く出来たのか心配です。」なのか、「とりあえずやってみるので、アドバイスが欲しいです。」なのか、相手は普段どんな言葉を使っているでしょうね。
そんな観点で相手を観察して、相手が受け取りやすい言葉を見つけてみましょう。
このように、相手との共通言語、好きな言葉を意識して使ってみると、受け取ってもらう確率がグッと高くなること間違いなしです。
ぜひやってみてくださいね。
<相談内容は、守秘義務を遵守するため、実際の内容とは異なった形で書いております。何卒ご了承ください。>
まとめ
自分のモノサシで相手を判断しないこと。受け取ってもらいやすい言葉を使ってみよう。